「前田尚紀 vs 梶原龍児」、その伝説の担い手の声を集めてみた(ライター・関係者編)


8/25の全日本キックで行なわれた「前田尚紀 vs 梶原龍児」という試合の存在を、より多くの人知ってもらいたい。
…という思いに駆られ、この試合を観戦した人々の声を集めてみた。試合を観戦していない人や、存在すら知らない人も、「キックボクシングの試合を見て感激した人がこんなにいる」という事実を知って欲しい。そして彼らの言葉を読んでいけば、試合内容への興味が沸いてくるハズだ。


今回はライターや関係者の声を集めてみたが、機会があればブロガーの声も集めてみようと思う。まあ僕も、ヘタレながらも観戦記を書くと思います。例によってアップは遅いと思うけど。



格闘家:高谷裕之

http://www.bplace.jp/takaya/2007/08/post_341.html

全日本キックを観に行った。前田vs梶原 戦は本当に涙が出るほど凄い試合だった。本当に凄かった。観に行って良かった。両選手ともありがとうございます。

格闘家:不死身夜天慶 8/27 22:00 追加

http://rocknroll.11.dtiblog.com/blog-entry-190.html

前田選手と梶原選手の試合を試合を見て、ここ最近下らない事考えたりしてしまったけど、格闘技につまらない常識や理屈なんて必要ないし、やはり格闘技は男を競うものだと教えてくれた、最高の試合をみせてもらった。


燃え尽きたい

格闘技ライター:橋本宗洋 8/29 02:30 一部追加

http://ma64.blog77.fc2.com/blog-entry-80.html

後楽園がマジで揺れてた。後楽園が揺れた試合は小林VSテーパリット、武田のラジャ王座奪取、ルミナの環太平洋王座戴冠など近年もいろいろあったが、その中でも最高クラスの“震度”だったと思う。全ジャンル合わせても(生では見てないけど)高橋ナオトVSマーク堀越とか、ブリティッシュブルドッグスVSマレンコ兄弟とか、そういう伝説レベル。なんのケレン味もない前田の試合ぶりから、これまでのドラマが逆算されて立ち昇ってくる試合でもあった。

「格闘技情報WebマガジンGBR」編集長:熊久保英幸 8/29 02:30 一部追加

http://gbring.com/sokuho/result/result2007_08/0825_ajkick.htm

格闘技記者歴19年の私(熊久保)がこれまで見てきた何万試合の中でも、本当の“死闘”これぞまさに“格闘技”であり名勝負中の名勝負といえるのは吉鷹弘VS大江慎、新妻聡VSハンマー松井の2試合だったが、この2試合に匹敵するほどの闘いだったといえる。「こんな試合は見たことがない……!」隣にいた若い記者二人が叫んだ。客席から見ていた複数の知人からは「涙が止まらない」というメールが届いた。


 この闘いを演じたのは、藤原敏男の愛弟子であり小林聡の魂を受け継いだ男・前田尚紀と、かつての全日本キックのスターである前田憲作率いる常勝軍団チームドラゴンの四天王の一人・梶原龍児。技術もスタミナもフィジカルも超え、まさに“折れない心の折り合い”であった。

格闘技ライター&全日本キック公式応援サイト「AJ☆JACKS」管理人:佐々木亜希(ささきぃ)

http://aj-jacks.main.jp/blog/2007/08/825vs_2.html#more

どうしよう。すごいものを見てしまった。いまから娘を生んで2人に嫁がせたい。(自分では申し訳ないので)

ZERO1-MAX リングアナ:オッキー沖田

(格闘技ライター&全日本キック公式応援サイト「AJ☆JACKS」より)
http://aj-jacks.main.jp/blog/2007/08/vs_5.html#more

寺戸伸近に激励賞を出していたZERO1-MAXリングアナのオッキー沖田氏は前田VS梶原の試合中「いい試合だー」と(いい声で)絶叫。席遠かったから聞こえなかったけどよく響いただろうなぁ。

「Bout Review」ライター:井原芳徳 8/27 22:00 追加

http://www.boutreview.com/data/reports05/070825aj-kick.html

試合が終わっても熱狂はおさまらず、涙を流す観客も少なく無かった。前田の師匠・藤原敏男会長も、松葉杖姿で前田と抱き合い、涙を流した。敗れた梶原はしばらく立ち上がることができず、担架が用意されたが、それを拒否しセコンドに肩をかつがれ退場。全ての観客が梶原にも暖かい拍手を送った。
〜(略)〜
(前田は)梶原戦後はファイティングポーズもマイクも無く、足早にリングを後にした。ダメージの影響もあっただろうが、花のように何も飾らず、試合だけで全てを見せる「闘う修行僧」の純粋な美学に、心を打たれた。

格闘技ライター:高崎計三 8/27 22:00 変更

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/solitario/article/408

前田は感情を試合の中で出すタイプではない。“粛々と”攻撃し続けるのだが、その姿に見ている者は確実に熱くさせられる。そんな不思議なファイターだ。この日もその底力には驚嘆させられっぱなしだったし、それに耐えて応戦し続けた梶原も驚異だった。まさに、ダントツで今年のベストバウト候補。観客の感動は、終了後、両方の選手に満場の拍手が鳴りやまなかったことからも明らかだった。

全日本キックマッチメーカー:宮田充

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/all_japan_kickboxing/article/163

試合を見ていて涙が溢れてきたのは、いつ以来だろう。前田、梶原、どっちも勇敢だった!

格闘技番組『SRS』構成作家押切伸一

http://ma64.blog77.fc2.com/blog-entry-79.html

凄かった、言葉を失った‥そう書くだけでは物書きとしてダメなんだが、前田尚紀梶原龍児の闘いは、格闘技アレルギーの人以外が見れば、何の説明もいらないとんでもない名勝負だった。キックボクシングの試合、後楽園ホールに地鳴りするような音が響くのは長い歴史の中で何度目のことなのか?「はじめてのキックの試合でものすごいものを見てしまった!」そう語る知人もいた。この余韻は見た者すべての心に残るだろう。この体験は味わった者しかわからない。しかし、そんな試合でもやはり言葉を尽くさねばならないことがある。

〜(略)〜

キックボクシングは「マイナーな格闘技」と位置づけられ、メディアにいる人間も自嘲気味にそのことを語りがちだ。 しかし、このような闘いの前でメジャーもマイナーもなく、格闘技が好きならば何か手を尽くして、こんなに凄いことが体験できるステージがあることを伝えるべきだ。