7/6 19時女子プロレス UST放送観戦記

帯広というと豚丼ですが、僕の家の豚丼はむしろステーキ丼みたいだったなぁ

北海道帯広市出身の高倉仮面が、19時女子プロレスを初めて観戦。今、僕はちょっと理由があって、ずっと家にいるんだけど…僕の仕事は忙しい時は午前様が当たり前なので、こういう時でもないと19時に家にいるっていうのは難しいからなぁ。とりあえず、どんなものやら見せてもらいますか。

帯広というと「白樺」のジンギスカンだけど、モンゴリアンチョップは潰れたなぁ

開始と同時に出てきたのは、デスクに座っている都宮ちいとGENTARO。まずは今日の対戦カードと出場レスラーについてザックリと説明。ああ、こういうのは僕みたいな初見の人には非常にありがたいね。そして、この間にもUSTのソーシャルストリームにより、twitterなどを通して彼らの実況に関する感想が次々と流れていく。まぁ、チャットみたいなノリだけど、観戦者の反応がダイレクトに伝わるのって、やっている側からしても面白いんだろうなぁ。

帯広は札幌生まれなのに、なんで帯広なんだろ?

シングルマッチ 15分一本勝負
志田光(164cm/55kg/アイスリボン)
●帯広さやか(158cm/55kg/19時女子プロレス代表)
[8分44秒 片エビ固め/]
※ブレーンバスター

ってなワケで試合。ちなみに今日は帯広さやかの復帰戦なのだそうな。いや、怪我とかではなくただ帰省していただけらしいけどね(笑)。


志田光は柔道をベースに持つプロレスラーで、JEWELSにグラップリングルールで参戦した事もあるらしい。対する帯広さやかは社会人女子野球リーグで副将を務めていたスポーツウーマンで、今年デビューしたばかりなのに19時女子プロレスの構想をブチ上げて、代表に就任したアイデアマン。但し、とにかくドジな事でも有名なようだ。ちなみに志田は22歳、帯広は23歳。一見、若く感じるが、志田はデビューして一年半、そして帯広はデビューしたてである事を考えると、かつての女子プロレス界を知る者としては遅咲きのデビューだと感じるなぁ。何せ昔の全日本女子プロレスには「25歳定年制」があったくらいだしね。


んで今日の試合は、典型的な若手同士の対戦に。派手な技は一切使わず、主に組み技で試合が組み立てられていく。片逆エビ固めやサーフボードストレッチで帯広の腰を攻める志田に対して、帯広もコーナー際の踏み付けや片逆エビ固めを返すなどで応戦。



志田を踏みつける帯広。ちなみにレフェリーは真琴。

帯広は若手らしい打点の高いドロップキックやミサイルキック、そしてスリーパーで絞め上げるなどで健闘するも、やはりキャリアの差はいかんともしがたく、志田はカナディアン・バックブリーカーで帯広の腰にダメージを与えると、最後は垂直に落とさない正調のブレンバスターで帯広からフォール勝ち。ほほう、ブレンバスターがフィニッシュになるとは思わなかったなぁ。


左:志田の荒業カナディアン・バックブリーカー。女子の身体の柔らかさだと威力は半減か?
右:フィニッシュとなったブレンバスター。二人とも、顔の写った写真がなくて申し訳ない。

うん、いかにも若手同士の対戦という感じで、気持ちが前に出ていてナカナカ面白かったなぁ。そして試合中にも流れ続けるソーシャルストリーム。「絞めろ帯広!」「ドロップキック、打点が高い!」「頑張れ志田!」「今日の帯広は良かった!」ってなノリの書き込みがタイムリーに流れていた。選手は後でこれらを読んで、励みにしたり反省したりするんだろうなぁ。観戦者の反応がダイレクトな分だけ、選手の心に届く分も大きいだろうしね。


ちなみに試合後は映像は実況席へと戻り、試合後の選手へのインタビュー、そしてアイスリボンの宣伝をしていた。この放送を通してアイスリボンの存在を知った人もいるのかなぁ?

雑感

さっきも書いた事だけど…。「USTを通して、19時に女子プロレスを配信する」ことよりも、USTのソーシャルストリームを通じて「試合の感想」が選手にダイレクトに伝わるのが大きいのかなぁ、と感じたなぁ。文字通りファンとレスラーが「女子プロレス」という一つの空間を、より強く共有できる感覚になれたのが面白かったなぁ。成程、こりゃあまた見たくなるわ。


以上、長文失礼。