5/23 JEWELS 新木場1stRING興行 観戦記 ver1.0

こんなに薄い序文でどうもスイマセン…

本日は新木場 1st RINGでJEWELSを観戦。…っていうか、僕は新木場 1st RINGって初めてなんだけど、この会場…狭いよ。タダでさえ超満員なのに関係者が頻繁に出入りをするモンだから、立見席が修羅場すぎる…。ちなみにチケット代は5500円。う〜ん、立見でこの値段は高すぎるよ…。




さてさて。僕自身は旗揚げ戦以来、本当に久々の観戦となるJEWELSだが…。正直、石岡沙織を中心にビジュアルの良い選手がズラリと並んでいること以外は、ぶっちゃけ僕には情報らしい情報がなかったりする。何せJEWELSって、晩年のSMACK GIRLの前座選手達が中心で、僕は仕事の関係で前半戦を観戦できない事が多かったから、あんまり選手も知らないんだよね。まあ今日は、勉強させてもらう気持ちで観戦させてもらいますよ、ええ。

第一試合 いい試合だー!

57kg契約 5分2R
アミバ(168cm/56.0kg/DEEP OFFICIAL GYM IMPACT)
●HARUMI(154cm/56.0kg/池袋BLUE DOG GYM)
[1R 3分45秒 腕十字固め]

う〜ん、晩年のSMACK GIRLは仕事の都合で前半戦を観戦する機会がめっきり減り、金曜日開催が重なったJEWELSの観戦回数が極端に少ない僕は、彼女たちがどんな選手かわかからないなぁ。とりあえず、アミバ青木真也と練習している選手で、HARUMIはVALKYRIE虎島尚子の復帰戦を務めた元巴組の選手か。ふ〜む、肩書きだけならアミバの方が有利っぽいなぁ。




試合開始、アミバがパンチを繰り出しながらタックルを仕掛け、HARUMIをコーナーへと押し込む。HARUMIはアミバの圧力から逃れようとするも、アミバはしつこく攻め続けてテイクダウンを奪った。だがHARUMIは下から首を捕って抵抗し、流れの中でリバースに成功して上になる。う〜ん、目まぐるしいなぁ。



下になったアミバはラバーガードから三角絞めを狙って応戦、対するHARUMIは脚を掴んで極めに行く。ノンストップの一進一退の攻防となったが、アミバは脚を極めんと倒れこんだHARUMIからマウントを奪うと、そのまま腕十字をガッチリと極めた。程なくしてHARUMIがタップし試合は終了。



第一試合からなかなか派手なグラウンドが観れたなぁ。アミバ選手、お見事でした。うわばら。


第二試合 ワンサイドゲームだー!

SBレディースクラスルール 63kg契約 2分3R + 延長2分1R
○超弁慶(158cm/60.4kg/ガムランナック)
●尾関煌(163cm/62.8kg/龍生塾)
[2R 1分36秒 TKO]
※尾関の出血による

第二試合はSBルールでの試合。しかしまあ、超弁慶って名前は凄いよなぁ。インパクトが強い名前というか。最初はHIROKOに惨敗した選手ってイメージしかなかったけど、その後は勝利を重ねていたみたいだね。今日の相手は、SBスーパーフェザー級王者である及川知浩がかつて所属していた龍生塾に所属する尾関煌。




1R、尾関は右ローを放つも、超弁慶がプレッシャーを掛けて前に出る。お互いにあまり打撃を出さずに様子を見る中、超弁慶がパンチを繰り出すと尾関は下がって捌こうとする。静かな展開が続くが、超弁慶は後半に組み付いての投げを連発して尾関を嫌がらせていく。



2R、超弁慶は出会い頭に右ストレートを叩き込むと、モロに喰らった尾関がダウン。更に首投げでシュートポイントを1p稼いだ超弁慶は、これ以降は積極的な前に出て得意のパンチを連発。尾関もパンチで対抗するも、超弁慶はその打ち終わりにカウンターの右フックを何度も当て、組み付いては尾関を倒していく。やがて超弁慶のパンチで尾関の鼻からは出血が。ドクターチェックが入り、やがて試合がストップ。



うむ、今日の超弁慶は完勝だったね。っていうか、正直もう少し強い選手を当てても大丈夫だと思うんだが…。まぁ、SBルールで闘う女性なんて極端に少ないだろうしなぁ…。

第三試合 デビュー戦なのに一方的だー!

52kg契約 5分2R
吉田実代(161cm/51.8kg/マッハ道場)
●鹿児島陽子(160cm/51.9kg/品川CS)
[1R 3分36秒 KO]
※パンチ連打

う〜ん、これは本当にまったく知らない選手同士の対戦だなぁ。とりあえず吉田実代はマッハ道場に所属し、鹿児島陽子は、僕が昔お世話になったkansenki.netの主宰である品川主宰が率いる品川CSの所属か。それならとりあえず、昔の縁もあるので鹿児島の方を応援しますか。ちなみに吉田はこれがデビュー戦だそうで。




試合開始直後からパンチを打ち合う両者。序盤、吉田は右のパンチを連続で当てるも、鹿児島も右ストレートを当て返す。やがて鹿児島が組み付き、ロープ際で吉田の腿に膝蹴りを連打。ブレイク後、両者が再びパンチを交差させる中、吉田の左ジャブがヒット。鹿児島も右のパンチを返し、組み付けば腿へ膝蹴り。だが二度目のブレイクの後、吉田がプレッシャーを掛けてパンチの連打を放つと、右のパンチが次々にヒット。抵抗できない鹿児島の様子を見たレフリーが試合を止めた。



あだだだだ、これはなんとも一方的な…。まぁ、単純に実力差があったね。とりあえずデビュー戦を圧勝で終えた吉田は今後の飛躍に期待。そして、いいところなく敗れた鹿児島はここからの再起に期待。


第四試合 号泣だー!

52kg契約 5分2R
○セリーナ(164cm/51.2kg/ノルウェー/チーム・ヘルボーイ・ハンセン)
長野美香(161cm/52.0kg/S-KEEP/CORE)
[判定 3−0]

JEWELSの旗揚げ当時は石岡沙織と並んで「JEWELSのエース」と目されていた長野美香ではあるが…。ぶっちゃけ、休憩前のこのタイミングで試合を組まれているあたりに、今日はメインに出場する石岡との差を感じるねぇ。FRIDAYでセミヌードになったり、アイスリボンでプロレスやったりなど、ジョシカク以外の舞台での活躍も目立つ長野の今日の対戦相手はヨアキム・ハンセンが率いるチームに所属するセリーナ。日本ではまだ白星のない選手だが、あのハンセンの弟子とあれば予断は禁物だろう。


1R、長い腕を伸ばしてパンチで牽制するセリーナ、特に右が良く伸びる。対する長野は得意のグラウンドに持ち込みたいが、セリーナの打撃を警戒する余り前に出れない。それでも中盤、長野はタックルを仕掛けてテイクダウンに成功するも、下から腕を掴んでくるセリーナに対して何もできない。ブレイクの後、長野は再びセリーナに組み付くと首投げを決めてグラウンド移行。パスガードを狙う長野、だがセリーナはスルスルと抜けてバックを奪うとスリーパーを仕掛ける。ここで1Rは終了。得意のグラウンドで何もできずに苦戦する長野、ここからどうする?




2R、長野は序盤にタックルを仕掛けてテイクダウンに成功、まずはサイドポジションにつく。しかし、やはりセリーナはスルリと脱出すると、逆にバックを奪ってからリバースを決め、ハーフマウントの状態へ。セリーナ応援団の歓声の中、ここからはパスガードを狙うセリーナと、グラウンドからの脱出を目論む長野による鍔競り合い(つばぜりあい)となった。

そして長い時間を掛けて、この勝負に競り勝ったのはセリーナ。パスガードを決めてマウントを奪ったセリーナは、下でもがく長野を制しつつ、時折腹へ鉄槌を落としていく。長野は必死に抵抗するも、試合はそのまま終了していった。




勝ち星のない相手に何もできなかった長野が人目も憚らず(はばからず)に号泣する中で判定結果が読み上げられ、3−0でセリーナが勝利。



う〜む、今日の長野は完敗だったなぁ。本人の練習不足なのか、それとも周りのレベルが上がっているのか。試合後は号泣していたけど、ジョシカクの世界はどんな美人でも最終的には「悔しかったら強くなれ!」って世界だからなぁ。強くなるしかないよ、ホント。ソレとは別に、美人の涙はそれはそれでイイモノだったけどね。…我ながら最低だな。


休憩前の顔見せだー!

休憩前には藤井惠、渡辺久恵、山田純琴などの面々がリングインして挨拶。マイクを握ると離さない渡辺は、リングアナに時間を急かされながら挨拶していた。

更に、かつてSMACK GIRLで活躍して引退した久保田有希が復帰の挨拶。う〜ん、「色々とあって」の復帰なので手放しには喜べないが、かつてファンだった者としては、やるからには結果を残して欲しいね。



第五試合 素晴らしい表情だー!

SBレディースクラスルール 54kg契約 2分3R + 延長2分1R
高橋藍(172cm/53.9kg/シーザージム)
●大石ゆきの(159cm/53.9kg/OISHI GYM)
[判定 3−0]
※高橋は2Rにシュートポイント1

正直に言うと、SBの観戦歴がそれなりに長い僕でも、この高橋藍という選手を観た記憶がない。でも何かで一回観たことはあるんだよなぁ…と、彼女の入場曲である「アイアイ」を聴きながら考える。う〜む、思い当たるフシがない…。そんな高橋の相手はまだ16歳の女子高生キックボクサー、大石ゆきのだ。ちなみに今日の会場には緒形健一、梅野孝明、金井健治といった歴代SB日本ウェルター級王者が集結。そして高橋のセコンドは石川剛司だ。


1R、長身の高橋がワンツー〜右ミドルのコンビネーションを連続で繰り出しながら前に出れば、大石も左ジャブ〜右ローのコンビネーションを返して応戦。両者は休むことなく打撃を打ち合ったが、ここで高橋は接近戦で大石の腹に膝蹴りを何度も入れてペースを握る。う〜ん、高橋のテンカオの打ち方には慣れを感じるなぁ。




2R、1Rからの流れを受けて両者は序盤から打ち合いを展開。その中で高橋は首投げを敢行すると、ワンツー〜右ミドルのコンビネーションに加えて前蹴り、左ミドル、膝蹴り、そしてショートアッパーを駆使して大石を圧倒。そして高橋は、再び首投げを綺麗に決めてシュートポイントを1p獲得。対する大石、高橋の打撃の前に劣勢となるも、高橋と接近すればワンツーと右ローをキッチリと返して応戦していく。



3R、これまでとは一転、高橋は組み付いてのボディへの膝蹴りを連発して大石を攻め込む。対する大石は、これまで通り右ローが攻めの中心。高橋は至近距離での膝蹴りに加え、近距離ではワンツーとショートアッパーを連発して攻勢をキープ。大石も右ローを返し、両者が休むことなく打ち合う中、中盤に高橋がフロントスリーパーを極めようとする。これは大石が逃れてブレイク、そして両者は最後まで激しく打ち合い続ければ、試合終了後には両者に大きな拍手が寄せられた。



判定の結果、3−0で高橋が勝利。



うむ。結局、高橋藍という選手の事を思い出すことはできなかったけど、今日の試合ぶりでその名前をシッカリと覚えさせてもらったよ。顔も会場映えするし『凛』としたいい表情する選手だね。この選手はまた観たくなる選手だなぁ、シーザージムは本当にいい選手を育てるねぇ。まあ、セコンドの石川のリング上での態度は何とかした方がいいと思うけど(苦笑)。


第六試合 規格外だー!

無差別契約 5分2R
○HIROKO(180cm/73.2kg/マスタージャパン)
江本敦子(164cm/71.4kg/フリー)
[判定 3−0]

SMクラブの女王様という異色の肩書きを持つHIROKOだが、180cmというジョシカク離れした体格でここまで10戦9勝1敗1KOの好成績を誇る。唯一、赤野仁美を相手に喫した敗北も前回の興行(3月)でリベンジを達成。いよいよ「国内に敵なし」の状態になりつつあるHIROKOの相手は、闘牛・空の名前でプロレスラーとして活躍、そしてマスクを脱げば柔術の強豪として男子とも積極的に試合を行なう江本敦子だ。




1R、体格に優るHIROKOは積極的に前に出ると、長いリーチを武器に打ち合いを仕掛けていく。強烈な首相撲から江本を簡単にテイクダウンするHIROKO、グラウンドではボディめがけて強烈な鉄槌を落とす。ブレイク後、接近戦は危険と見た江本は下がって闘おうとするも、HIROKOは圧力を掛けつつこれを追いワンツーを連打、そして右ストレートがヒットして江本はダウンを喫してしまう。



だが、江本はダウンの過程の中でHIROKOの足を捕える。劣勢の展開の中でやっと掴まえたチャンス、嫌がるHIROKOは強烈な鉄槌を落として抵抗するも、江本しつこく足を捕えてアンクルホールドを狙っていく。だが、結局は極めることができずにブレイク。う〜ん、狙いは良かっただけに惜しいなぁ。

それでも「寝技なら勝機がある」と見た江本は、HIROKOに組み付いて引き込んでいくが、逆に「グラウンドは危険」とばかり警戒したHIROKOはすぐに立ち上がってしまう。ラウンド終了前、HIROKOが重い右ローや膝蹴りをバシバシと蹴っていくと、江本の足が流れてしまう。ぬぅ、効いてるなぁ。




2R、勝利を磐石にしたいHIROKOは1Rとは一転、自らは前に出ずに右ローを連発し、合間にストレートやアッパーを放つ。江本は左のジャブで応戦するも、HIROKOが前に出て来ないので組み付く機会が減ってしまいジリ貧の展開に。突然のニールキックで撹乱しようとする江本だったが焼け石に水、HIROKOは江本の立ち上がり際にパンチを入れてコーナー際へと追い詰める。



それでも中盤、打撃に意識が集中しているHIROKOに、江本はバッチリのタイミングでタックルを決める。恐らくこれが江本にとっては本命の攻撃だったと思われるが、HIROKOはこれを冷静に捌いて失敗に終わらせる。そして、このタックルでより警戒心を強めたHIROKOはまったく前に出なくなってしまった。

ならばと江本は二度、強引にHIROKOに組み付いて引き込みを狙うも、これはいずれも失敗。逆にHIROKOはスタンドで右ロー〜ワンツー、その後でワンツーをヒットさせて攻勢を奪う。もう後がない江本は最後の最後にHIROKOの右腕の掴んでの引き込みに成功。千載一遇のチャンスに江本はしつこく掴み続けたが、結局はHIROKOが逃れてブレイクに。




そして試合は終了。判定の結果、打撃で圧倒したHIROKOが3−0で勝利。



う〜ん、ちょっと観ない間にHIROKOは随分と強くなったなぁ。上背を活かした首相撲、そして強烈な右ローは、僕がHIROKOを初めて観た時に武器として身につけて欲しかったものだったけど、特に首相撲は僕の想像以上に強烈だった。う〜ん、こうなってくると本格的に国内には敵がいなくなっちゃうなぁ。こりゃ、いよいよ海外かぁ?


お疲れ様だー!

試合終了後、江本はリングに残り続け、この試合を最後に引退する事を発表。「最後も自分らしくボコボコに殴られて負けてしまいましたけど、総合格闘技も悔いはありません!」と涙ながらに挨拶し、10カウントゴングと共にリングを後にした。




江本の試合で印象に残っているのは、2008年7月5日に行われたDEEP Xでの、ジャリズム山下しげのりとのグラップリングマッチだなぁ。とにかく、入場から派手に振舞って、リング上でもお笑いタレントである山下を喰ってやろうという姿勢は、プロレスラーの魂を感じて凄く好感を持てた。残念ながら試合では負けてしまったけど、彼女の根の部分にある負けん気とサービス精神は、きっとこれからの人生でも間違いなく役に立つだろう。


総合格闘技、そしてプロレスも引退するという江本だが、柔術はこれからも続けるそうだ。彼女の格闘家人生は、まだまだ終わらない。


江本 敦子 2010年5月13日 引退
総合格闘技戦績 6戦2勝4敗1SKO

第七試合 お見事だー!

52kg契約 5分2R
○石岡沙織(156cm/51.9kg/空手道禅道会小金井道場)
市井舞(158cm/51.5kg/アイスリボン)
[2R 2分41秒 腕十字固め]

本日のメインイベントには、JEWELSのエースである石岡沙織が登場。そのビジュアルの良さと、寝技と打撃のバランスの良さで旗揚げ戦からJEWELSのエースへと抜擢された石岡沙織。JEWELSの旗揚げ前は8戦5勝3敗2SKOだった戦績も、現在は12戦8勝4敗1KO3SKOまで伸ばしてきた。今回は怪我による欠場からの復帰戦となる石岡の対戦相手は、元我闘姑娘でDEEPではしなしさとこを相手に勝利を修めたこともある市井舞だ。

さてさて、試合前の記者会見で市井は執拗に「右フックで石岡のアゴを破壊する」と挑発。これを聞いた石岡は会見中にボソッと「当たらないから!」と主張、怒りを露にした。そして選手の入場。プロレスラーらしく観客に笑顔を振りまく市井に対して、石岡は全身を黒い稽古着で固め、入場曲の出だしを「クラッシュ」にして入場。ふ〜む、今日は「黒の石岡沙織」というワケか。なんか、こういうプロレスチックなパフォーマンスを見るとSMACK GIRLを思い出すなぁ。ちなみに市井のセコンドには藤井惠が付いていた。成程、AACCで練習しているのね。




1R、まずはスタンドでの攻防。市井が左右のローで牽制すれば、石岡は距離を詰めて攻める。市井はフットワークで距離を稼ぐも、尚も詰め続けた石岡の右ストレートがヒット。だが市井は右ローを返すと、予告通りに右フックを叩き込んだ。やがて両者はどちらからという事なく打ち合いを挑んだが、この流れの中で石岡は組み付いてテイクダウンに成功。



下になった市井はなんとか逃れようとするも、石岡はパスガードを決めてサイドに付いた。市井はリバースを決めて上になるも、このタイミングで石岡は下からの腕十字を極めてきた。市井は極められまいと粘るも、石岡は今度はスイープを決めてマウントを奪い、改めて腕十字を極めようとする。何度も何度も仕掛けられる石岡の腕十字を前に、市井は逃れるのが精一杯の状態だ。う〜む、グラウンドでの実力差は歴然だなぁ。



2R、序盤からパンチの打ち合いとなったが、グラウンドでは一枚上手の石岡は市井に組み付きロープ際へと追い込むと、離れ際に右ストレートを叩き込む。一撃を喰らって怯む市井、石岡は改めて組み付くと足を掛けてテイクダウンを決めた。う〜ん、こりゃ石岡の勝利は時間の問題だなぁ…。



何とかパスされまいと粘る市井、だが石岡はついにパスガードを決めると、すかさず腕十字を仕掛ける。市井はどうにかこれをしのぐも、石岡は流れの中でシッカリとマウントを奪うと再び腕十字。これが極まって市井がタップ。石岡はメインの大役を、最高の形で務め上げた。



う〜ん、石岡は暫く見ないうちに随分とエースらしくなったなぁ。「立場が人を変える」っていうのは、こういう事を言うんだろうなぁ。何かと「かわいさ」ばかりがクローズアップされがちな石岡だけど、今日は表情からは意志の強さを感じたね。

あと、僕としては負けた市井の方も試合開始時と終了時に笑顔だったのも印象に残った。プロレスラーとして、そういう風に振る舞うよう教育されていたんだろうなぁ…。まあ、表情が良いというのは観る側には大きなアピールになるよなぁ。



雑感

これまではなかなか予定が合わずに観戦できずにいたJEWELSだが、とにかく休憩以降に出てきた選手達の成長振りには大いに驚かされた。エース然としていた石岡、本当に強くなったHIROKO、そしていい表情で闘う高橋。特に高橋の表情は、同性の観客に共感を与えられるものだと感じた。あの表情は本当にいいね。


一本勝ちが多かったし、熱戦も続いた。ビジュアルばかりが先行しているイメージのあるJEWELSだけど、今日は内容も充分に伴っていた。これならタイミングが合えば、また観戦したくなるね。JEWELS、オススメです。




以上、長文失礼。