4/25 ASTRA 日本武道館興行 酔いながら観戦記Ver1.0

酒は飲むべし、飲まるるべからず(酒は飲んでもいいが、量を飲んではけない)

というワケで俺は今、酔っている。


この日は日本武道館吉田秀彦の引退興行であるASTRAを観戦。ぶっちゃけ俺は、元々はこの興行を生観戦する予定はなかったのだが、端倉れんげ草のエージさん(id:eg_2)や、どらちゃさん(http://doratea.blog113.fc2.com/、以下、どらちゃん)に強く誘われてしまい、情に絆される(ほだされる)がままに武道館へと来てしまったのだ。ま、強引な誘いは嫌いじゃないしね、俺。




そして俺が武道館で最初に目撃した試合が、オープニングファイトの誠悟vsバル・ハーンだったのだが(ちなみに結果は判定でハーンが勝利)、これがどうにもMEGATONな内容。隣で観戦しているMr.Yくん(http://ksisback.blog.shinobi.jp/)には「MEGATON FIGHTは高倉さんの得意分野じゃないですかwww」と言われる。「コイツは俺がいつも、どのようにしてMEGATON FIGHTを楽しんでいるかを知らないんだよなぁ…」と考えながら、今日の対戦カードを思い出していたが、どうにも俺の頭に引っかかるようなカードはない。「それならいっそ、MEGATON FIGHTを楽しむ感覚で興行を観るか!」と思い立ち、今日はASAHIのスーパードライを片手に観戦することにした。そして今、缶ビール一杯ですでに酔っている俺がここにいるワケだ。

という事で、この観戦記では「下戸の俺が飲むと、どうなってしまうのか?」を記述していく。ええ、観戦記のベクトルなんてメチャクチャでいいんですよ。こっちはこっちで、この三人に「國保さんと一緒に記念撮影しましたっ!ヾ(ω≦*≡*≧ω)ノ」という、知っている人からすればメチャクチャな自慢をされたんですから。

酒三杯は身の薬(酒は少量なら薬となる)

オープニングにて、今日の主役である吉田秀彦の格闘技人生を振り返る映像が流されたのだが、さり気なくPRIDE出場時の映像が使われていたのには大いに驚かされた。この日のためにシッカリと権利問題をクリアしたのかぁ…と関心したものの、戦極出場時の映像は写真が使われるのみ。ま、國保尊弘氏の立場を考えれば、こうなるのは当然か。続いては吉田の入場曲「The Secret」の生演奏、評判は上々。この曲がSIAM SHADEの元メンバーの曲だったことをどらちゃんに教えてもらったのだが、この娘の年齢でそれを知っているのは、何となく生き急いでいる気がしてならない。




全選手登場による開会式。村上ショージが大会名を高らかATRASの名前を絶叫し、出場選手が入場していく。今日引退する吉田に歓声が集まるのは当たり前として、他には長南亮小見川道大中村和裕あたりに声援が飛んでいたが、そんなことより「大和魂エンセン井上が『米国出身』と紹介されていたのに違和感を覚える。PRIDEでは日本人だったのに。



試合開始は午後五時。事前のスケジュールでは開始時間は四時って書いてあるが、どうもこれは俺の気のせいらしい。酔いが回っているな、イカイカン…遅ぇよ、普通に遅ぇよ。観客の入りは一面は潰してあったがとりあえずは満員。とりあえず柔道関係者に対して動員が掛かったのは想像がつくが、昨今の格闘技界の事情を考えると「良く入ったなぁ」というのが素直な感想だ。

第一試合 酒は天の美禄(酒の美味を褒める言葉)

フェザー級 5分3R
○毛利昭彦(176cm/64.8kg/毛利道場)
●長倉立尚(170cm/64.8kg/吉田道場)
[1R 1分4秒 TKO]
※鉄槌の連打

毛利昭彦は、戦国武将の毛利元就の子孫なのだそうな。対する長倉立尚はラグビー出身のためか、入場時にオールブラックス風のパフォーマンスを披露。だが、どらちゃんやYくんには、その意味がわかっていない様子で「このパフォーマンスは何ですか?(o´・ω・`o) 」と聞いてきた。コレが流行ったのも大分、昔の話か。

長倉立尚のパフォーマンスの元ネタ オールブラックスのハカ「Kama te」


いよいよ試合開始!…と同時に俺の目に飛び込んできたのは、PPVの解説席に座っている秋山成勲の姿。




「う〜ん、黒い。ひょっとしてあの黒さは三崎和雄を超えたか?」などと思っていたら、毛利が左フックで長倉をダウンさせて、パンチの連打を浴びせ続けてKO勝ち。



おお、下馬評では長倉が有利なんて言われていたのに、三本の矢は伊達じゃないな。意味がわかりませんか、結構です。


第二試合 酒が無くて何の己が桜かな(酒が無ければ花見もつまらない)

ウェルター級 5分3R
白井祐矢(174cm/76.9kg/チームM.A.D./DEEPウェルター級王者)
●チェ・ミルス(176cm/77.0kg/英国/M-1グローバル/チーム トロージャン)
[1R 3分59秒 腕十字固め]

試合前には桜庭和志のビデオレター。引退の記念に吉田に日本酒を持ってくるのだそうだ。本当は俺もビールよりは日本酒の方がいいのだが、武道館には日本酒は売っていなかった。当たり前のことなのに、今日は非常に残念に思えてくるから不思議。吉田が引退するからだろうか?違いますか、そうですか。


試合前の映像では、白井祐矢は浮き沈みの激しい苦労人として紹介されていた。DEEP辺りでちょこちょこ見掛ける割には、俺がどんな選手か全然覚えていない辺りに苦労ぶりが伺えるな。対する英国出身のチェ・ミルスは「リアル・ハリー・ポッター」だそうだ。なんだよ「リアル・ハリー・ポッター」って?出身地がハリー・ポッターのロケ地ってだけじゃねぇか。お前のような坊主頭のポッターがどこにいる?まず魔法で髪を伸ばせ、話はそれからだ。


試合。白井が早々にテイクダウンを奪うも、チェは下からオモプラッタなどを使って抵抗。だが白井はアキレス腱固めで反撃すると、最後は腕十字をガッチリと極めた。






おお、フィニッシュは意外に鮮やかだな!ヨシ、もう一缶行くか!


第三試合 酒を使う(酒の勢いを借りて、気儘に振舞う)

ライト級 5分3R
中村大介(176cm/69.3kg/U-FILE CAMP.com)
天突頑丈(173cm/69.5kg/PUREBRED大宮)
[判定 3−0]

試合前に石井慧のビデオレター、引退する吉田に「頑張ってください」と声を掛ける。と同時に、隣で観戦しているメンバー三人が「お前が頑張れよwww」と一斉にツッ込む 。ジミー大西って今でも絵、描いているのかな?




隣に座っているMr.Yくんは大の修斗ファン、俺はU.W.F.ファン。というワケで、この試合では酔いに任せて何かとYくんに絡んで遊んだ。試合序盤に中村大介がグラウンドで試合を優位に進めれば、俺はわざと「いや〜っ、修斗弱ぇな!」とYくんを挑発。これに対して、Yくんも熱くなって俺に罵声を浴びせる。うむ。タチは悪いが、これでこの試合も楽しめそうだ。


ところが。俺が思っていた以上に、中村と天突頑丈に実力差があったのは大誤算だった。スタンドでは左のジャブをバシバシと当て、2Rには腕十字を極めに入る中村。互角の展開を予想して意気揚々と罵声を浴びせていた俺も「ああ、これじゃ一方的に俺が言いっ放しになるな」と内心はオロオロするも、一度は口にした手前、罵声を緩めるわけにもいかず。仕舞いにはYくんに「もう、このオヤジに飲ませるなwww」と怒られてしまう。「ああ、何事も『悪乗り』はホドホドにしないとなぁ…」と、帰り道で猛省する俺だったが、この時は酔いが頭に回ってしまい、まともな思考など働かずに口はますます悪くなるばかり。っていうか気持ち悪い。誰か水持ってない?


中村大介vs天突頑丈 3R




試合の方は3R、中盤以降は天突がスタンドで攻め込む場面もあったが、判定の結果は3−0で中村の勝利。うむ、何はともあれ中村は素晴らしい。U.W.F.万歳、西部警察万歳、羽田健太郎(ハネケン)万歳。



第四試合 下戸の建てた倉はない(適当に酒の付合いをしないと出世しない)

ライト級 5分3R
○ホルヘ・マスヴィダル(178cm/70.0kg/キューバ/米国/アメリカン トップチーム)
小谷直之(173cm/70.0kg/ロデオスタイル)
[マスト判定 2−1]
※通常判定 1−1

何故か鈴木亜久里からビデオレター。隣のYくんが「この人、誰ですかwww」と聞いてくる。F1の知識がないというよりは、世代的に知らない様子だ。そうか、この世代には「(甲高い声で)電気系統が…」ってネタは通用しないのか。それにしても、今日は質問されることが多い。

鈴木亜久里の「電気系統」


さて私事で恐縮だが、缶ビールを二本空けただけなのに、この頃は酔いがピークを迎えていた。従って、試合展開などは殆ど思い出せないのだ。こんな時、便利なのは写真。とりあえず手当たり次第、バシバシと撮っていたのは幸いだった。xacti様々だな。

試合展開は…。う〜ん、あんまり覚えてないなぁ。




確か…。1Rは小谷がグラウンドで優位に進めて、2R〜3Rはマスヴィダルが優位に進めていたと思ったなぁ。特に2R〜3Rは、グラウンドで下になった小谷が身体を動かせずに苦戦する、って展開だったような…。だからといって、マスヴィダルが何かできていたワケでもないので、判定はドローが妥当だと思ったのだが、マスト判定という事もありマスヴィダルが勝利、って感じだったと思う。

ホルヘ・マスヴィダルvs小谷直之 1R




ホルヘ・マスヴィダルvs小谷直之 2R




ホルヘ・マスヴィダルvs小谷直之 3R




ええ、よく覚えていません。写真を眺めていたって、ダメなものはダメですから。



第五試合 酒、人を酔わしめず人自ら酔う(酒で酔うのは酒の罪ではなく自分の罪)

ウェルター級 5分3R
○チャ・ジョンファン(182cm/76.1kg/韓国/CMA KOREA/冠岳BJJ)
長南亮(175cm/76.8kg/TEAM M.A.D.)
[2R 1分26秒 TKO]
※グラウンドパンチの連打

北島康介からビデオレター、まったく覚えていませんね、ええ。




というワケで…さあ、開会式で声援を集めていた長南亮の試合だ!気合を入れて写真を撮るぞ!



…周りが煩く(うるさく)なったので目を醒ましたら、チャがガッツポーズを取っていた。後から映像で見たところ、2Rにチャのジャンピングの右ストレートが入って長南がダウン、チャが追い撃ちを掛けたところで試合が止まったようだ。



ま、気持ち良く寝たお陰で少しスッキリしたな。


酒は三献に限る(酒は三献を限ってやめるべき)

ビールが切れてしまったので休憩中に買い足そうとしたところ、Yくんに「まだ呑むんですかwww」と呆れられてしまう。この一言ですっかり白けた俺は、酔い醒ましの水でも買おうと売店へと向かったが、どういうワケか水は売り切れ。仕方なく紅茶花伝のミルクティーを購入。甘党の俺も「甘ったるいなぁ」と感じるシロモノなのだが、今の状況には丁度いいのかもしれん。

で、休憩明けにはエメリヤーエンコ・ヒョードルが登場。穏やかな笑みを浮かべながら「日本が好きなので、また日本で試合がしたいです」。観客は皇帝のリップサービスに大歓声。ま、もし実現したらその裏で、どれくらいのお金が動くかは想像もできないし、そのお金が準備できないからこそ日本で試合をしないんだろうけどね。それくらいは、酔った俺でもわかる。



第六試合 酒がまわる(酒の酔が体に行き渡る)

95kg契約 5分3R
エンセン井上(180cm/92.9kg/米国/PUREBRED)
●アンス "ノトリアス" ナンセン(178cm/94.5kg/ニュージーランド/ETK)
[1R 2分10秒 腕十字固め]

久々に生で見たエンセン井上は全身が紋々だらけで、地上波のテレビ放送は難しそうなレベル。そして対戦相手のアンス"ノトリアス"ナンセンの全身にもタトゥーが。お互い坊主頭で黒いスパッツを着用、その上、名前もエンセンとナンセン。とりあえず隣のYくんが「見分けがつかんwww」と騒がしい。




「うるせぇなぁ。色々な事情で出国できない方がエンセンだろっ!」と答えになっていない答えをブツブツと呟いていたら、エンセンがガッチリと腕十字を極めて勝利。あまりの鮮やかに、観客は今日一番の大歓声。ここまでスッキリしない展開が続いていたから、歓声を上げたくなる気持ちはわかる。




勝ったエンセンは「逮捕された時に背中向いたファンの皆さん!ザマミロ!」と叫ぶと、最後に「修斗くん、まだ生きてますよ!」とコメント。この一言に一部の観客は混乱。今、こうして考えると「みんなの心の中に…」という事なんだろうけど、この時は「何?何で?生きてるのっ!?( ̄□ ̄;) 」と驚くどらちゃんと一緒に大混乱。どうもまだ酔いが醒めていないらしい、いい感じだ(?)。


第七試合 酒に痛む(酒で身体をこわす、また泥酔する)

フェザー級 5分3R
小見川道大(168cm/65.0kg/吉田道場)
●ミカ・ミラー(183cm/65.0kg/米国/アメリカン トップチーム)
[判定 3−0]

最後のビデオレターはヴァンダレイ・シウバから。挑発的な言葉を使いながらも、コメント自体は月並みなものだったので覚えていない上、覚える程の内容でもなかった。決して酔っていたから覚えてないのではない。という事で、セミファイナルには小見川道大が登場。吉田道場所属という事もあり、今日はいつも以上に子供達の「小見川先生、頑張れ〜っ!」という声援が多かったが…。




試合の方は小見川がテイクダウンを連発して圧倒するも、脚の長いミラーに下から粘られて大苦戦。最後まで積極果敢に攻め続けた小見川だったが、結局は判定による勝利に終わってしまった。

小見川道大vsミカ・ミラー 1R




小見川道大vsミカ・ミラー 2R




小見川道大vsミカ・ミラー 3R





マイクを持った小見川は「小見川道大、クソッタレ!」と、自らの試合ぶりを猛省。この後で吉田の引退も控えているし、子供達も見ているのだから、もう少し言葉は選んだ方が良かったと思うのだが。うん、大人だな俺。



第八試合 酒は情の露雫(酒は情合をこまやかにする)

無差別級 5分3R
吉田秀彦(180cm/113.0kg/吉田道場)
中村和裕(178cm/95.7kg/吉田道場)
[判定 3−0]

本日の興行のメインイベントは、吉田秀彦引退試合なのだが…う〜む、いまだに何かピンと来ない。どうにも俺には、吉田が「総合格闘技界を牽引していた」という印象が薄いからピンと来ないのかもなぁ。振り返れば、この試合を含めて18戦をこなしている吉田なのだが、いくら試合をしても「柔道の金メダリストが、総合格闘技にスポット参戦!」ってイメージが強いんだよなぁ。実際、俺と同じ気持ちの奴も多いんじゃないかなぁ?




ともあれ、格闘技界の大物の引退という事もあり、試合前には芸能界からのゲストが続々と登場。リングアナはつんく♂が務め、国歌「君が代」をASKAが『らしさ爆発』で歌い上げ(観客爆笑)、花束の贈呈には「美しすぎる市議」藤川優里ネプチューン名倉潤が登場。う〜む、これは吉田の応援というよりは、國保氏が自らの力を鼓舞しているようにしか見えん。U.F.O. LEGENDなんかでも感じたのだが、あまり格闘技と関係のない芸能人が絡むと妙に白けるね。実際、俺と同じ気持ちの奴も多いんじゃないかなぁ?(二度目)




試合では1Rと2Rは単発の殴り合いに終始。正直、やや退屈な展開だったが、2R終盤あたりから中村がパンチで徐々に主導権を握り始める。


吉田秀彦vs中村和裕 2R




3Rで吉田は上半身の柔道着を脱ぎ捨てて試合に挑んだが、中村に何度も倒された上、ラウンド中盤と終了直前の二度に渡って中村に腕十字を極められそうになる。絞りきれない腹回り、相手にいなされただけで崩された上、腕十字を極められそうになって必死に腕をクラッチする吉田。隣でどらちゃんが「こんな吉田の姿、観たくなかった(*´;ェ;`*)」と嘆いている。俺も吉田のこの姿を観て、ようやく「吉田はボロボロになって引退するんだなぁ…」と実感できてきた。そしてその死に水をとるのが、同じ道場の練習仲間である中村和裕だというのは綺麗な話ではあるよね。

吉田秀彦vs中村和裕 3R






試合は判定となり、3−0で中村の勝利。勝った中村は「吉田さんは引退されますが、自分は死ぬまで総合格闘技を引っ張っていきます」と不退転の決意を表明、これを受けた吉田は「これからアストラはカズが続けていってくれればいいかなと思います。カズは今日プレッシャーのなか自分の存在を示したんで、これからも中村和裕を応援してあげてください」と、中村にエールを贈った。





結果的に、吉田の引退試合は中村で良かったと思う。本当にそう思う。最後の腕十字、中村は必死に極めようとしたが、吉田は先輩の意地で最後までクラッチを離さなかった。試合が終了した瞬間は「嗚呼、最後は極めて欲しかった…」と思ったが、今考えると「最後まで極めさせない」というのも、試合後にGacktの名前を叫んだり、小川直也のハッスルポーズを拒否した『吉田らしさ』のようにすら思えてくる。



うん、これでいいんだよ、これで。

酒に十の徳あり(酒には様々な徳があること)

試合終了後は引退セレモニー。まずは桜庭和志が入場し、予告通りに吉田に日本酒をプレゼント。




続いて藤田和之田村潔司ミノワマン光岡映二、そして今日の興行に出場した全選手がリングに登場。今、日本の格闘技界でこれだけの面子が揃うことは珍しい。中々に壮観だな。



挨拶を行ったのは藤田とミノワマン。体育会系出身の藤田はキッチリと挨拶を行ない、続いて超人のミノワマンが明らさまに「その場の思いつき」だけで挨拶をする。さすがにミノワマンの挨拶の内容は「人としてどうか?」と思ってしまった。



親しき仲にも礼儀あり。尊敬するキン肉マンだって、王位継承の際には立派な挨拶をしていただろ?

マッスルファイト -キン肉星王位争奪編決勝戦 後編-


吉田の両親による花束を贈呈。さすがの吉田もここで涙を見せる。




全員が起立する中、引退する吉田に向けて10カウントゴングが鳴らされる。



花道を歩いた後、ステージ上で道場の子供達に囲まれながら吉田が最後の挨拶を行なった。

吉田の挨拶(スポナビ(http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/2010/2010042501/14.html)より転用)

今日はみなさん、本当にありがとうございました。絶対に泣かないと思っていたのですが、やはり両親の顔を見ると涙が出てしまいました。この8年間、総合格闘技をやってきて悔いはありません。腹いっぱい総合格闘技をやって、いい仲間と出会うことができました。今日ここに来られたお客さん、本当にありがとうございます。そして日本武道館の大会をやるに際し、スポンサーの方々、今日のお客さん、自分の宝物になりました。一生の思い出になりました。この思いを忘れず柔道界に戻ります。今日の気持ちをを忘れずまた柔道に精進していきます。カズもプレッシャーだったと思います。また皆さんの力で支えていってください。


最後に総合格闘技に転向してから力を貸してくれた、國保尊弘にお礼を言いたいです。國保尊弘、最高! みなさん、本当のありがとうございました

最後に吉田が國保氏の名前を出した瞬間、堰を切ったかのようにエージさんが「國保さん、アリガトーッ!」と叫ぶと、それに合わせてYくんとどらちゃんも國保さんの名前を連呼。うむ、最後に三人の『らしい光景』が見れて俺も満足だ(?)。




吉田秀彦 2010年4月25日 引退
生涯戦跡(総合格闘技(特別ルールを含む)) 19戦10勝8敗1分8SKO

雑感

「終わりよければ、すべて良し」という言葉があるのであれば、今日は非常にいい興行だったと思う。Mr.Yくんには「このオッサン!途中で寝てたのに、よくそんな事を言えるなwww」とか言われたような気がしたが…。ようは「興行の面白くない部分は寝ていた」っていうダケの事。ズバリ言って起きていたって、つまらないものを「詰まらない」としか受け止められないのであれば、それは起きている奴が悪いのだ、ガハハハハ。


そりゃそうと、ASTRAって次回興行があるのかね?吉田は「中村が続けてくれればいい」みたいな事を言っていたけど、中村の人気だけで興行が引っ張っていけるとは到底、思えないし…。というわけで、観戦した四人で話していたのは「ASTRAは『誰かが引退する興行』として生き残ればいい」という案。吉田の引退に駆けつけた格闘家達も、引退間際の選手の方が多かったしね。第二回のASTRAでは有名選手の●●選手が引退、第三回では△△選手が引退…って調子で続けていけば、日本武道館を満員にし続けることができるんじゃないのかなぁ…。


ええ、感想になっていないことなど百も承知ですよ。


以上、長文失礼。