3/31 UFC Finght Night(TV) 秋山成勲の観戦記

Mask_Takakura2010-04-15

色々な意味で、まったく予期しない放送でした

4月8日、総合格闘技の最高峰であるUFCが、本当に久しぶりに地上波(テレビ東京)で放送された。残念ながら日本人絡みの三試合のみの放送ではあったが、普段はなかなかUFCの生映像を見る機会のない僕にとっては、充分にありがたい話である。いや〜、ありがたい、ありがたい…というわけで、僕はこの日も仕事の都合で午前様だったが、家に帰るや否やテレビをつけて、録画しておいた映像を再生、「いざ、テレビ観戦!」としゃれこんだ。


だが、そんな隙だらけの僕の耳に入ってきたのは…。かつて「ヌルヌル」という言葉を世間に広め、日本の格闘技ファンのブーイングと韓国の格闘技ファンの同情を一身に浴びた、あの「魔王」の魂の叫びだった。

第四試合 宇野の相手は元は柔術家なのに、怪物タックラーらしい

ライト級 5分3R
○グレイソン・チバウ(178cm/70.7kg/ブラジル/アメリカン トップ チーム)
宇野薫(172cm/70.6kg/フリー)
[1R 4分13秒 TKO]
※グラウンドパンチ

秋山成勲
「付き合うな!付き合うな!バック!」「すぐ立つ立つ立つ立つ立つ!立つ立つ!」「まわれまわれ!ここは宇野くん巧いんですよ、ここは巧いんですよ!立つか、それかバックに!」「動け動け動け!」「離れ際!そうそうそうそうそう!回れ回れ回れ回れ回れ!止まったらだめなんスよ!宇野くんは、止まったらダメなんで、できるだけ動いてジャブを出してジャブ、ジャブ、ジャブ!そうそうそう、ナイスジャブ!」「しっかりガードして、しっかりガー…そうそうそう。カード上げてガード上げて、そうそうそうそう…」「もっとサイドに動かなぁ、サイドに!」「へーイ!ナイス!ウォーイ!ナーイス!ナイスナイスナイス!そうそうそう見ろ見ろ見ろ見ろしっかり見ろ!」「足から足も足も足も足も!」「ウォーイ、ナーイス!いいねいいね!」「下を見るな!」「ウォーイ、ナイスナイスナイスナイス、OKOK、いいよ!」「そうそう巧い巧い!ワンツー!」「危ない危ない危ない、回れ回れ回れ回れ!そこ回る!そこ回る!」「危ない!そうそうそ!大丈夫!大丈夫!大丈夫!立て立て立て立て立て!大丈夫!大丈夫!回れ回れ回れ!立て!立て!立て!」「待て待て待て待て!大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫!そうそう、呼吸しろ!呼吸!」「大丈夫、大丈夫!」「大丈夫!大丈夫!、しっかり足使え足使え足使って足使え!」「動け動け動け動け!」「ああ回れ!後ろはダメだ後ろはダメだダメだダメだダメだ!あ〜…」


一言感想
…宇野、完敗。チバウは相当、体重を戻したのだろう。宇野と同じ階級の選手に見えなかった。

第三試合 岡見の相手は長身で、柔術家なのに打撃が得意らしい

ミドル級 5分3R
岡見勇信(190cm/83.5kg/和術慧舟會 東京本部)
ルシオ・リナレス(189cm/83.5kg/ブラジル/アリアンシ柔術)
[2R 2分47秒 TKO]
※グラウンドパンチによる顔面のカット

秋山成勲の1R
「そうそうそう、しっかり見て!ナイスジャブ!ナーイスジャブ!ナイスジャブ!そうそうそうジャブジャブジャ」「ナーイス!いいねいいねえ!ナーイス岡見!」「OKOKOK大丈夫、そうそうそうナーイスジャブ!ナイスジャブ!ナーイス!そうそうそ!」「いいよぉいいよぉ!そうそうそう!ナイスストレート!」「OKOKOKOKナイス!」「OKOKOKOK、ナイスナイスナイスナイスナイス!」「大丈夫大丈夫!」「そうそうそうそうそう!」「ここは立たすなよぉ!立たすな立たすな立たすな!立たさぁ」「そうそうそう!しっかり!」「いいよいいよいいよいいよ!そうそうそう!抜け!その足抜け!左の!」「打ち合え!そう!ナーイス!OKOK!」「ジャブジャブ!立ち際ジャブジャブジャブジャブ!ジャブ!」「オー!ナーイスジャーブ!ナイスジャーブ!」「そうそう!オーそうそうそ!詰める詰める詰めるナーイス!ナーイス!アッパー使えアッパー使えアッパー!そうそうそう!そう!ナーイスジャブ!」「そう!そう!行け!OK!そうそうそう!しっかり見ろしっかり見ろしっかり見ろ!そうそうそう!ポジションポジション!」「肘使え!そこは肘!そうそうそう見ろ見ろ見ろ!」「そうそうそう!」「金網際に押し込んで!そうナーイス!巧いなぁ!」「そうそうそう!」「そこ肘!左腕肘!」「そうだそうだそうだ!そうだそうだ!そうそうそう!ナイス!」「ナーイス!OK!ナイスナイスナーイス!」


秋山成勲の2R
「ナーイス!そうだそうだそうだ!ナーイスだ!」「ジャブ!オー!ナイス巧い!」「行け!そこだ!詰める詰める!」「ナーイス!いいねいいね!いいいいいいいい!」「ナイスナイスナイス!いいスねいいスね!」「ジャブジャブジャブジャブジャブ!ナーイスジャブだ!」「そうそうそうそうそ!」「行け!行け行け!いいねえいいねえ!よぉっしゃあ!ナイ!ナイスワンツー!次スリーまで欲しいねえスリーまで岡見!」「OK!ナーイスストレート!」「いいっスねいいスね!手ぇだせよ!OK!OKOK!」「OK!ナイス!」「OK!ナイス!最後まで!詰める詰める詰める!そう詰める!詰める!そうそうだ!ハイ!ハイ!よし詰める!そうだ!ナーイス!ナイスナイス!」「そう!畳み込め畳み込め!そこもう相手!行け!ジャそう!ボディも狙えボディを!」「そう!OKOKOKOKOK!」「オーッ!OK!ナーイス!ナイス!」


一言感想
…岡見は強い。リナレスに何もさせない圧勝劇はお見事。最初から最後まで自分のペースで闘ったあたりはさすがだ。

第十試合 五味の相手は柔術家なのにキックボクシングもこなす、ジムの主宰らしい

ライト級 5分3R
ケニー・フロリアン(178cm/70.8kg/アメリカ/フロリアン マーシャルアーツ)
五味隆典(173cm/70.3kg/久我山ラスカルジム)
[3R 2分52秒 チョークスリーパー]

秋山成勲の1R
「ナイスナイスナイス!いいよいいよ!」「あ〜、いいローやなぁ…」「右ナイス!いいよいいよいいよ!今のフックはいいよ!」「そう!ジャブ入った!ダメだダメだダメだダメだ!ダメだダメだダ回れ回れ回れぇ!ジッとしたら!そこジッとしたらダメ!回れ回れ!ちゃんと距離見て!そう!」「あぁぶない、危ない!危ない!危ない危ない危ない危ない!」「ちょっと回れ!ちょっと!そうそう!」「ナーイスボディ!」「五味くん自分から出した方がいい!自分から!」「あーちょっとジャブ貰い過ぎだ!貰い過ちょっと回れ回れ回れ!回って回って!動いて動いて!」「頭を振れ頭を頭を頭をしっかり振る!ナーイス!いいよいいよいいよ!それの次だ!」「あーちょっと見えてないところがあるなぁ!おらおら何だ何だぁ!」「ちょっと貰い過ぎだ貰い過ぎだ貰い過ぎだ!」「呼吸しろ呼吸しろしっかりそう!ガードそう!ナイスだガード上げてガード上げて!」「頭下がり過ぎ!」「ちょっとおっきいの狙い過ぎ!ホラ!ダメだダメだ!細かく細かく!」「ダメだダメだ!」


秋山成勲の2R
「そう!ナイスボディ!」「ああクソッ!」「自分からだ自分から!五味くん自分から自分からジャブ!自分から出す!」「自分からジャブを出せ!ダーメだダメだ!」「OK!ナイス!右いいよ!ええよぉ今の!」「そうそうそうそうしっかり見て!自分からジャブを出せ!」「ナイス!そうだそうだ!そうそうそうそうそうそう!おう!いいよいいよ今のいいよ!これの次だ五味くん!」「ナーイスジャブナーイスジャブ!そうだ!それで次!」「今ガードしましたガードしました大丈夫!」「ナーイスジャブ!」「OK!そうそうそうそうそう!ナーイスボディー!いいよ!」「そーうそうそうそうそう!」「ナーイスボディ!そう!上下上下!上下に分けて!」「おーう!そう!ナイス!」「そうそうそうそう!」「そうナイスナイス!」「そうそうそう!ナイスジャブジャブジャブ!」「ウォー!ナーイスボディ!そうだ!」「そうそうそうそうそうそう!しっかり前とってジャブ!」「OK!OKOK!ナイス!」「ジャブを出せぇ!」


秋山成勲の3R
「ラストラストラストラスト!」「危ないよ危ないよ危ないよ!そこ!しっかり頭を上げて!」「ウォーイ!」「オッシャー!いいぞ!入った入った入った!」「アッ!オッ!オワーッ!すーごいな!」「足使って立った方がいいですね!足使って!」「そうそうそう!しっかり手を取って!そう!動いた方がいい動いた方がいい!そう!足使え足使え!」「そうだそうだそうだそうだ!」「巧い!そう!そのまま!」「ダメだダメだ!そうそうそう!」「あかんぞあかんぞあかんぞあかんぞ!そこ!ここが一番しんどいトコなんですよ!一番!一番しんどいとこよ!五味くんしっかりしっかり!」「そうだナイスだそうだ!アカンアカンアカン!ダメだダメだ!回れ回れそれ!」「しっかり動け動け!しっかり動かないと動かないと!動いて動いて!」「アカンアカンアカンアカンアカン!アカンアカンアカンアカン!ダメだダメ!」「アッカーン!もう!クソッ!」「チッ!クッソーッ!」


一言感想
…噂で聞いていたより、五味は頑張っていたと思う。1Rこそ動きは硬かったけど、2Rは手数も出ていたし、3Rのクリーンヒットでダウンさせられれば五味の勝ちもあったかもしれない。だが、あのクリーンヒットで相手が倒れないのがフロリアンの強さであり、UFCという舞台のレベルの高さなのだろう。

雑感

え〜と…。秋山成勲に捧げる一句をば。

観戦に 集中できんわ もっとやれ

う〜む、昔はメディアによってヒールのイメージで塗り固められた秋山だったけど…。今日の解説で「ベビー転向もあるんじゃないのか?」と思わせるほどの熱い解説だったなぁ。

それにしても「セコンド風の解説」って新ジャンルだな。またどっかでやってくれないかな?マジで。


以上、長文失礼。