12/3 DRAGON GATE 後楽園ホール興行 徒然観戦記 ver1.0

これからはDRAGON GATEは徒然に書いていくことにします。

本日は後楽園ホールDRAGON GATEを観戦。


さてさて。僕が前に観戦記を書いたのは、もう二年も前の話になるのだけど、実はこの間も生観戦自体は続けていた。この間、DRAGON GATEでは犬猿の仲だったCIMAとGammaがタッグを組んだり、New Hazerdの面々が空中分解したり、結束は固いと思われていたリョウススが仲間割れしたり、El Dorado所属だったKAGETORA菅原拓也が出戻りを果たしたりと、まあ色々あった。とりあえず詳しい話は各自調査!なワケだが、今回は試合を観ながら思った事をつらつらと書いていく。


試合の詳細は書きません。今回は全体的に試合内容は低調だったし、第一DRAGON GATEでそれを書いていると本当にキリがないことを何度も経験したのでね。


本日も当日券を購入、4000円也。しかしまあ、不景気や猿騒動も「どこ吹く風」、今日も後楽園ホールは超満員。猿騒動なんてDRAGON GATEのコアなファンには大ショックな醜聞だろうに、そんな事など微塵も感じさせない埋まりっぷりだ。それだけ営業がガッチリと売り込んでいる、と思っていいのかな?



第一試合 イマイチ盛り上がらず

六人タッグマッチ 20分一本勝負
 K−ness.(174cm/83.0kg/現場監督)
○スペル・シーサー(169cm/77.0kg/Seesaas)
 シーサーBOY(168cm/75.0kg/Seesaas)
vs
 神田裕之(175cm/88v.0kg/REAL HAZARD)
 新井健一郎(176cm/85.0kg/REAL HAZARD)
●Kzy(172cm/75.0kg/REAL HAZARD)
[9分0秒 ヨシタニック]

今日の興行はメインに千両役者をズラリと揃えてしまった為、その他のカード編成が非常に弱くなっている。んで、DRAGON GATEの第一試合といえば他団体以上に「試合内容で観客をガッチリ暖める」という役割を持っているのだが、今日はその役目を果たせないまま試合が終わってしまった。




う〜ん、選手はよく動いているとは思うんだけど、観客が彼らに乗ろうとしてないんだよなぁ。「選手の魅力は、技や試合展開だけで表現できるモノじゃない」という事を痛感させられた。僕としては「自堕落キャラ」に華麗に変貌を遂げた(?)新井健一郎が、もっといい味を出してくれると思っていたんだけどね。あんまり活躍が観れなくて残念だ、本当に残念だ。


第二試合 観客が軽く引いていたような…

ハンディキャップマッチ 20分一本勝負
斎藤了(170cm/80.0kg/REAL HAZARD)
 堀口元気(173cm/75.0kg/REAL HAZARD)
vs
●KAGETORA(170cm/90.0kg/WARRIORS-5)
[2分38秒 踏みつけ式体固め]
ダブルクロス(クロスアーム式のツームストン・パイルドライバー)

いつものDRAGON GATEの第二試合といえば「お笑い枠」なのだが、今日は何故か普通の試合。菊タローの都合がつかなかったのかな?




さてさて。この試合は本来は「斎藤了堀口元気 vs KAGETORA横須賀享」だったのだが、横須賀がなぜか会場に来なかった為に今回はハンディキャップマッチとなった。んで、ただでさえ身体の小さいKAGETORAがタッグ歴の長い斎藤&堀口に勝てるワケもなく、殆ど何もできないままKAGETORAは完敗。う〜ん、斎藤がフィニッシュに使った技はヤバすぎる。連発すると死人がでるぞ。



試合後、何故かDr.マッスルが登場してKAGETORAを襲撃。B×Bハルクの介入で事なきを得たKAGETORAだったが、直後に更なる悲劇が襲う。Dr.マッスルの正体は…予想以上に予想通りの横須賀享!斎藤は横須賀のREAL HAZARD入りを高らかに宣言したが…、観客はこの発表を聞いて呆れている様子。ま、正直これまでの流れでマッスルの正体が横須賀である事は容易に予想できたし、そのタネ明かしもDRAGON GATEらしいヒネリがまったくないし、何より結果がミエミエであるにも関わらず斎藤&横須賀のマイクが冗長だったんだよなぁ…。



ぬぬぅ、今日のDRAGON GATEは盛り上がらんのお。まあその分、メインは大爆発するんだろうけどさ。


第三試合 僕は面白かったんだけどねぇ…

シングルマッチ 30分一本勝負
デイビー・リチャーズ(170cm/90.0kg/アメリカ/ROH/ROH世界タッグ 王者)
谷嵜なおき(172cm/73.0kg/WORLD-1)/オープン・ザ・ブレイブゲート 王者)
[14分34秒 KIMURA(変形チキンウィング・アームロック)]

デイビー・リチャーズなる選手は始めて観たが(ひょっとしたらPRO-WRESTLING NOAH中継で見ているかもしれないけど…覚えてないなぁ…)いかにもROH所属の選手で、随所で「ジャパニーズ・スタイル大好き!」という感じの動きを披露していた。




試合では、リチャーズがゴツイ身体をキビキビと動かしながら谷嵜なおきの左腕を徹底攻撃し、パワー溢れる投げ技で観客を沸かせ、最後は美しいフォームなのに質量タップリなシューティングスタープレスを決めて、これを谷嵜がクリアした瞬間に必殺技のKIMURAで左腕を極めてしまう、という通好みなフィニッシュ。う〜ん、初参戦ということもあり、観客のノリはイマイチだったけど、僕は面白かったなぁ。




反面、ブレイブゲート王者たる谷嵜が簡単に負けちゃったのには驚かされた。僕の周りにいたDRAGON GATEファンの一人が「ホント、ブレイブゲート王座は軽んじられてるよなぁ…」とボヤいていたのが印象に残る。王座が軽く見られる傾向はよろしくないね。

第四試合 キッドのマイクでようやくちょっと盛り上がったかも

シングルマッチ 30分一本勝負
ドラゴン・キッド(161.8cm/70.0kg/KAMIKAZE)
●MAZADA(172cm/87.0kg/フリー/GURENTAI(REAL HAZARD))
[12分37秒 反則]
※セコンド乱入&マスク剥ぎ

ここ最近、因縁を深めているドラゴン・キッドとMAZADAの遺恨決着マッチは、REAL HAZARDの面々が介入した挙句、MAZADAが豪快にマスクを剥いだために決着はお預け。試合内容については割愛するが、キッドはマスクの下で年齢を重ねているハズなのに、デビューから変わらずにキッドでい続けているんだなぁ、と関心させられたね。10年以上もラ・ケプラーダを決めながら、しっかり着地しているのって結構凄いよね。





試合後は、MAZADA&斎藤がキッドを罵倒。斎藤は12月28日の福岡国際センター大会での「マスカラ・コントラ・カベジェラ 金網サバイバルマッチ」に向けての煽りを入れる。「お前のパートナーって吉野とハルクだよなぁ!お前だけ仲間外れジャン!(キッドと吉野&ハルクは所属ユニットが違う)」と挑発するも、キッドの返答は「いや、あいつらはオレに協力してくれる!…恐らく!」「あいつらが裏切るわけない!…多分!」というように少々弱気。このやりとりで、観客は今日一番の笑いに包まれた。
う〜む、メインに向けて多少は観客が暖まったなぁ。キッドは隠れたマイクの名手だね。


第五試合 今日の興行は、この試合だけ突出して盛り上がっておりました

新世代軍 vs ベテラン軍全面対抗戦 六対六 なにわ式イリミネーションマッチ
[ベテラン軍]
CIMA(174cm/82.0kg/WARRIORS-5)
Gamma(170cm/92.0kg/フリー/WARRIORS-5)
望月成晃(175cm/90.0kg/無所属/オープン・ザ・トライアングルゲート 王者)
ドン・フジイ(175cm/105.0kg/無所属/オープン・ザ・トライアングルゲート 王者)
マグニチュード岸和田(175cm/105.0kg/フリー/無所属)
菅原拓也(178cm/93.0kg/フリー/無所属)
vs
[新世代軍]
土井成樹(173cm/80.0kg/WORLD-1)/オープン・ザ・ドリームゲート 王者)
吉野正人(172cm/75.0kg/WORLD-1))
B×Bハルク(178cm/78.0kg/WORLD-1))
鷹木信悟(178cm/88.0kg/KAMIKAZE/オープン・ザ・ツインゲート 王者)
YAMATO(172cm/82.0kg/KAMIKAZE/オープン・ザ・ツインゲート 王者)
戸澤陽(170cm/93.0kg/KAMIKAZE)

それにしても今日は、メインイベントに「これでもか!」とばかりに千両役者をギュウギュウに詰め込んだな。そりゃ、こんなカードを組んだら他の試合が弱くなるのは当たり前だよね。そして新世代軍と比べると、ベテラン軍の色が圧倒的に濃すぎる気がするなぁ。曲者揃いというか、今にも仲間割れが起こりそうなのが気になるね(笑)。

なにわ式イリミネーションマッチについて(Wikipediaより)

ユニット同士の決着戦用に、吉野正人が考案した試合形式。時間差バトルロイヤルとイリミネーションタッグマッチを合わせたもの。

ルールは、まず試合前に先攻と後攻を決めておく。最初はシングルマッチで始まり、残りの選手は90秒毎にテーマ曲と共に入場する。フォール、ギブアップの他にオーバーザトップロープでも退場になり、最終的に相手ユニットの選手を全て倒した陣営の勝利。

先攻、後攻の順番で入場していくので、先攻のユニットが早く全員揃うことから先攻有利と言われている。ジャンケンやクジ等、先攻後攻の決め方は、ユニット同士の決着戦用というには、平和的である。

全員がリングインするまでの流れ

両軍の先発はベテラン軍はCIMA、新世代軍は土井成樹、のっけから新旧エース同士のシングル決戦だ。土井は昨年から今年に掛けて団体を背負った勝負をすることも多かったが、観客の声援はCIMAに集まっていた。団体を背負た年季が違う!というところか。




その後も90秒が経過する毎に、どんどん選手が入場してきた。さすがに千両役者が揃っているだけあって、どの選手の入場にも歓声が集まったが、特に歓声が多かったのは吉野正人望月成晃の二人。女性人気の高い吉野の入場には黄色い声援が集まり、観客の信頼度の高い望月の入場では、入場曲に合わせて観客全員が「モオオオォォォーッ、チイイイィィィーッ」の大合唱。う〜む、水を差すようで悪いが、最近は僕も「望月選手の事を『モッチー』とか言っちゃう男性ファンって、どう思う?」って言っていた女性ファンの気持ちが分かってきたかも(苦笑)。

ちなみに、第二試合でKAGETORAを助けたB×Bハルクの入場時に、斎藤と横須賀が乱入して襲撃していた。これに対して観客は「もういいよ…」という反応を示す。確かに今日はREAL HAZARD、特に斎藤は飽きるくらい見たからなぁ。そしてぶっちゃけ、斎藤はヒールが似合わんね。




一本目 戸澤はキャラチェンジしてからも光っているなぁ

戸澤陽(170cm/93.0kg/KAMIKAZE)
●Gamma(170cm/92.0kg/フリー/WARRIORS-5)
[28分38秒 ジャーマンスープレックスホールド]

新世代軍では一番のオマメと思われていた戸澤陽が鮮やかなジャーマンスープレックスでGammaからフォール勝ち。思わぬアップセットに観客は今日一番の歓声を上げた。戸澤のジャーマンは綺麗だ、コレは金が獲れる。

二本目 フジイ火山が大噴火

ドン・フジイ(175cm/105.0kg/無所属/オープン・ザ・トライアングルゲート 王者)
●B×Bハルク(178cm/78.0kg/WORLD-1))
[30分40秒 ラ・マヒストラル]

久々のメインイベント出場の為なのか、今日のフジイさんはいつも以上に大ハッスル。要所に昭和の香りの漂う技を散りばめつつ、B×Bハルクを慣れないラ・マヒストラルで捕らえてピンフォール

う〜ん、コーナーを使わないでサマーソルトキックを出したり、その場飛びのシューティングスタープレスを繰り出したりするんだから、ハルクは運動神経は凄いと思うけど、何故か動きに躍動感を感じないんだよなぁ。身体が硬いのかなぁ?

三本目 ベテランの壁は厚い

望月成晃(175cm/90.0kg/無所属/オープン・ザ・トライアングルゲート 王者)
戸澤陽(170cm/93.0kg/KAMIKAZE)
[32分2秒 踏みつけ式体固め]
※真・最強ハイキック

一本目を獲った勢いで、望月成晃にもジャーマンスープレックスを決めた戸澤。観客はGammaに続いてのアップセットを期待したが…そうは問屋が卸さない。望月が得意のキックで蹴りまくった末、最後は真・最強ハイキックで粘る戸澤を完全KO。

う〜ん、戸澤は充分に頑張ったんだけど、やはり望月は強かった。



四本目 ここでようやく、現王者が存在感を発揮

土井成樹(173cm/80.0kg/WORLD-1)/オープン・ザ・ドリームゲート 王者)
ドン・フジイ(175cm/105.0kg/無所属/オープン・ザ・トライアングルゲート 王者)
[34分16秒 ラ・マヒストラル]

千両役者が揃ったメインイベントの中で、自身も千両役者のハズなのにイマイチ存在感が薄かった土井成樹。ここでようやく一本奪取するも、やはりちょっと影が薄い。フジイが二本目を奪った技で勝利するあたりは心憎いんだけど、今日はベテラン勢の色が濃すぎるからなぁ…。

五本目 団体のエース、若手有望株と心中

●YAMATO(172cm/82.0kg/KAMIKAZE/オープン・ザ・ツインゲート 王者)
●CIMA(174cm/82.0kg/WARRIORS-5)
[37分24秒 両者オーバー・ザ・トップロープ]

え〜と、ここまでは勝敗に絡んでいないので記述がないのだが、やっぱりDRAGON GATEのエースはCIMAなのだ。彼がリングに登場するだけで、会場の空気がガラリと変わる。要所で会場の空気を締める技を出したり、Gammaとの連携で観客を笑わせたり。今の日本プロレス界で唯一と言える「団体を背負うエース」は、やっぱり独特の色気があるねぇ。凄いよ。

対するYAMATOは、新日本プロレスのBest of the Super Jr.に出場して以来、実力も人気も急上昇中。やはり獣神サンダーライガーを正面から撃破した実績はデカいよね。Super Jr.の表彰式でも新日本プロレスファンからの愛され方が凄かったしなぁ。年末にはSUPER J-CUPにも出場するYAMATO、間違いなくこの一年で一番成長を遂げた選手と言えるだろう。




そんなDRAGON GATEの現エースと若手有望株の二人は、仲良くオーバー・ザ・トップロープで消えましたとさ(笑)。

六本目 ついに出てきた「今後の鍵を握る男」

菅原拓也(178cm/93.0kg/フリー/無所属)
吉野正人(172cm/75.0kg/WORLD-1))
[42分0秒 片エビ固め]
※十三不塔

七本目 「今後の鍵を握る男」がまさかの二タテ

菅原拓也(178cm/93.0kg/フリー/無所属)
鷹木信悟(178cm/88.0kg/KAMIKAZE/オープン・ザ・ツインゲート 王者)
[44分45秒 片エビ固め]
※十三不塔

ここは二本まとめてだね。古巣復帰で存在感を示す菅原拓也が、この大詰めでまさかの二タテ。まあ体重差のある吉野は兎も角として、「若手の旗頭」である鷹木からピンフォールを奪ったのが意外だった。

それにしても、菅原への声援は多かったなぁ。黄色い声で「ガッちゃん!」という声が何度飛んだことか。「ファンは悪冠一色を忘れていない!」って事なんだろうけど、菅原が生粋のヒール志向であることはファンには有名な話のハズ。本人はこの声援をどう感じているんだろ?っていうか…ぶっちゃけ、いつヒールターンするのかなぁ?団体自体が「ユニット再編の季節」を迎えているだけに、その瞬間が非常に楽しみなんだよね。

八本目 まさかまさかのベテラン軍の完勝!

マグニチュード岸和田(175cm/105.0kg/フリー/無所属)
土井成樹(173cm/80.0kg/WORLD-1)/オープン・ザ・ドリームゲート 王者)
[47分27秒 エビ固め]
ラストライド/3人残りでベテラン軍の勝利

菅原拓也の思わぬ大活躍で、リング上は三対一の状況に。望月、菅原、そしてマグニチュード岸和田という強敵三人を相手に現ドリームゲート王者の土井は奮戦するが…。やはり多勢に無勢、必殺技のマスキュラーボムも出せないまま菅原の十三不塔、望月のツイスター、そして岸和田のラストライドという豪華必殺技三点セットを喰らった土井はリング上に大の字に。




う〜ん、まさかのベテラン軍の完勝かぁ。まあ観客の声援は、どちらかというとベテラン軍に集まっていたし、今日はこの試合以外がBad Endが多かったから、ここで帳尻を合わせたって事なのかな?

試合後のDRAGON GATE劇場

試合後はベテラン軍vs新世代軍のマイク合戦。菅原は「あれあれあれぇ〜?今のドリームゲートの王者って、こんなに弱かったのぉ〜?」とヒール色全開で土井を罵倒。フォールを獲った岸和田が「おまえがチャンピオンなんて、100万年早いんじゃ!」と続けば、これを受けて望月が、12月13日の名古屋国際会議場大会で岸和田をドリームゲート王座に挑戦させることを表明。




対する新世代軍は、ベテラン勢の言葉に踊らされるがままで、挙句には土井とYAMATOがその負け様について言い争いを始めてしまう。成程、これじゃ勝てんわな。

更にベテラン軍からはCIMA&Gammaが、12月28日の福岡国際センター大会で鷹木&YAMATOの持つツインゲート王座への挑戦をアピール。CIMAは「俺たちは実績を残しているからな!夏のタッグリーグでの俺たちの順位、どうやったっ!?(注:ブッチギリの最下位)」と叫んで観客を笑わせると、「年末の福岡で、Gammaちゃんと一緒にツインゲートが取れればすべては『チャラ』や!」と続ける。コレに呼応したGammaは「終わりよければすべてヨシや!ヨッシャ、CIMAちゃん!オレは年末まで全敗するぞ!」と宣言、観客の爆笑を誘う。う〜ん、ベテラン軍のマイクは抜群だな。
最後はフジイがマイク。「え〜、高いところから、失礼致します」というお決まりの台詞で観客の爆笑を誘い、最後は三本締めでシメ。CIMA曰く「いや〜っ、フジイさんらしい渋いシメや!」。



雑感

興行全体で言うと…今日はイマイチ。正直、REAL HAZARDが中心になった試合が全部ダメだった。団体内唯一のヒールユニットなのに、嬉々として悪役をやっているのが新井くらいしかいないのが致命的というかね。REAL HAZARDにはユニットを明確に引っ張っていくリーダーが必要だ。

それでも、闘龍門時代からの生え抜き選手などががベテラン軍として集結し、WORLD-1)やKAMIKAZEといった新世代の選手が中心のユニットが新世代軍として結託する中で、さり気なく間に挟まれた世代の選手がREAL HAZARDに集結しているのには用意周到さを感じる。ぶっちゃけ今回の横須賀のREAL HAZARD入りの本当の理由は、この流れを受けてのモノなのだろう。

そうなると気になるのが、ベテラン軍にいる菅原だ。彼はデビューの年代で言えば新世代軍の選手のはず。どのタイミングでベテラン勢を裏切る気なんだろう、楽しみだ。あとキッド大丈夫かな?吉野&ハルクは新世代軍なのに対して、キッドは生え抜きだからベテラン軍だからね。この事実から考えると、キッドは裏切られる事が確定しているように見えるけどねぇ(笑)。




以上、長文失礼。