10/25 DREAM 大阪城ホール興行(地上波) 簡易観戦記 Ver1.0

Mask_Takakura2009-10-25

今日の小見出しは「素朴な疑問」となっております。

本日は11月24日なワケだが、約一ヶ月前のDREAMの観戦記を書いてみた。


なんで今更、こんな観戦記を書いたのかというと…。観戦記を書かなくなってからの約一年半で、戦極やDREAMといった大手の興行の動向や参戦選手の事がスッカリ頭から消えたから。まあ一応、地上波でやっているモノに関しては、一応は録画とかして見ているんだけど…やっぱり何でもいいから文章とかにして残していかないと、記憶から消えてしまうんだようねぇ。これが俗に言う「老化」ってヤツか。まったくもって、歳はとりたくないねぇ。


さてさて。今回のDREAMは突然の実験興行となった。四角いリングを一新し、『ホワイトケージ』なる金網を持ち込んでの興行だ。確かに、世界の総合格闘技界は金網による試合がスタンダードになってきているけど、なんでこのタイミングで白い金網を使うのかはサッパリわからん。懐かしのスーパーJockyの白いギターへのオマージュか?まあ、それはただのオヤジギャグだとしても…これから先、DREAMはずっと金網でやっていくってワケではなさそうだしなぁ。でもわざわざ、金を掛けて作成した金網を今回限りでほったらかしにする程とは思えないし…。本当にどうするんだろ?


ってなワケで、今回はそんなDREAM12をプロレス観戦仲間のPON(id:pon-taro)さん、そして格闘技観戦仲間のzenさん(http://zenzen.jugem.jp/)と共に地上波で観戦。行けないよ、大阪になんて…。

第九試合 アリスターの兄貴のヴァレンタインは最近、何をしてるんだろ?

ヘビー級 5分3R
アリスター・オーフレイム(195cm/115.0kg/オランダ/ゴールデン・グローリー)
ジェームス・トンプソン(196cm/126.0kg/イギリス/ロンドン・シュートファイターズ)
[1R 33秒 フロントチョーク]

何だって、メインイベントを最初に放送するんやら…と思っていたら、アリスターが久々のフロントチョーク葬。豪快な秒殺劇は素晴らしかったけど、お陰で観戦会会場(チャット用mixi日記)が出来上がる前に試合が終わっちゃった。やれやれ。


まあアリスターもトンプソンもガス欠には定評があるから、お互いに馬脚を現す前に決着がついたのは良かったのだろうし、この試合自体こういう展開を望んでのマッチメイクだったのだろう。なにもかもがハマッた一戦だとは思うけど…。正直、これがメインだった生観戦組は物足りなさを感じたんだろうなぁ。

第五試合 青義軍は面白いよなぁ

ミドル級 5分3R
柴田勝頼(180cm/83.3kg/Laughter 7)
石澤常光(181cm/84.0kg/フリー)
[1R 4分52秒 TKO]
※左フック

ここからはPONさんが立てた観戦会会場でお互いに会話をしながらの観戦。


PONさん
うん、「敗者青義軍マッチ」に間に合ったから満足だ。


高倉仮面
柴田はプロレスに戻った方がいいと思うんだけどなぁ、マジで。


ちなみに青義軍とは、白目でお馴染み新日本プロレス所属の永田裕志が率いる超熱血プロレス軍団。その熱血ぶりはスクールウォーズに優るとも劣らない…のはいいんだが、いまだに石澤っていうかカシンは、新日本プロレスをイジるのか。そんな事より、自分自身の中途半端な立場を何とかすべきでしょ。背中のカッピングの跡に新日本プロレスへの愛を感じるだけに、今からでもプロレス界に復帰すればいいと思うんだけどね。


というワケで試合開始。序盤からテイクダウンを狙う両者、だが中途半端な攻めで相手に逃げられる…という展開が長く続く。う〜ん、こりゃあ退屈だな。


PONさん
えーい、プロレスラーならもっとがんばれ!中西さんに怒られるぞ!


高倉仮面
うわ、石澤は太ったなぁ。まあ、もう40だもんなぁ。
IGFでカート・アングルとやった時は「まだまだプロレスなら、いけそうじゃん!」
と思ったんだけどなぁ。


試合はグダグダのまま進行したが…9分を過ぎたあたりで、石澤の出した牽制の左ジャブに柴田の左フックがカウンターでヒット。倒れた石澤に対して柴田がグラウンドでパンチを連打してKO。う〜ん、パンチ自体は石澤の方が良いのを入れていたんだけどねぇ…。


高倉仮面
うん、柴田はここはKOしなきゃイカン試合だよな。


PONさん
当てれば倒せるんなら、もっと早く当てなさい!喝!


この厳しい感想は、そのままこの試合の意義に対する我々視聴者の感想といえるんじゃないかなぁ。石澤は負けた。柴田は勝った。そして、二人ともその先にあるものがまるで見えない試合だった。格闘技界の中を彷徨うプロレスラー達よ何処へ行く?

第六試合 中村吉右衛門主演のNHKドラマ「武蔵坊弁慶」が好きだった

85kg契約 5分3R
桜庭和志(180cm/84.0kg/Laughter 7)
●ゼルグ "弁慶" ガレシック(181cm/85.0kg/クロアチア/ロンドン・シュートファイターズ)
[1R 1分40秒 膝十字固め]

そうかぁ、なんだかんだで桜庭も、もう40歳かぁ。プロレスラーなら、最後の一華を咲かせる年齢なんだけど、新陳代謝の激しい総合格闘技だと、それを望むは厳しいよなぁ。実際、煽り映像もそんな桜庭の凋落を強調する内容。英雄も歳をとるのだ。歳をとっても綺麗なのは吉永小百合さんだけなのだ(by 吾妻光良)。


そして、その事実を実証するかのように…。打撃に定評のある弁慶を相手にしても、桜庭は「自分が進んできた道」である足関節にこだわる。そしてこだわるあまり、上から弁慶にボコボコに殴られまくる。物凄いパンチが何発も顔面に入り、桜庭は青息吐息。それでも桜庭は「自分が進んできた道」である足関節にこだわる。そして尚も殴られまくる。


高倉仮面
うわ〜、PRIDEで何度も見てきた光景が…


zenさん
これとめないとやばくない…


だが、英雄は死なず。この日の桜庭は狙っていた膝十字がそのままガッチリ極まったのだ。まさに会心の勝利!桜庭は顔面を腫らしながらも、破顔一笑で観客の歓声に応える。


PONさん
うぉぉおおおっ!!


高倉仮面
おおおおお、これは見事だ!
桜庭、すごく久しぶりにリングの中で笑ってるよ。


zenさん
でも、今成みたいに瞬間的に極めれるスピードが無いと足関はやっぱ危険すぎる。
凄いとは思うが、やっぱノレない


PONさん
「ストップ遅いだろ」って言われるのはやむを得ないでしょうね。
でも、それとこの結果は別なわけで。うわー、桜庭さんスゲェや。


…このように、TVで観戦していた時ですらこの試合の結末には賛否両論が起きていた。そしてこの後、K-1 MAXにおける武田幸三引退試合で、日本格闘技界のレフェリングは大きな問題となっていくワケだ。

んで、閑話休題で申し訳ないが脱線話を。これはPONさんが提唱している事で、僕自身も大いに賛同しているんだけど…選手が危険な状態にあるのに試合を続行し、それを玄人の視点からキッチリと説明できないのであれば、少なくともK-1甲子園は即刻廃止すべきだと思うなぁ。彼らに若人の未来なんか託せるワケがない、というかね。


高倉仮面
でもまあ、関節技の流れが止められないケージは、なんとなく桜庭向きな気がする。


zenさん
逆に押し付けられてボコられるって展開もありうる。


高倉仮面
ケージの端の話というよりは、リングが広いのが有利かなぁ…ってね。


PONさん
ああ、確かに広いですよね。すげー広い。


zenさん
確かにリング広いね。
ケージフォースのケージよりふた回りくらいでかそう。
てか、ケージなのにまだケージらしい展開が全然無いね。


後から考えたんだけど、広いケージだから勝てたかどうかは微妙なところだなぁ。勝った桜庭が、弁慶の強さを素直に認めていた辺り、ストップが遅いという事実は、桜庭も自覚していたように見えるしね。まあ、レフェリングがどうあれ、今日は「桜庭が勝った」という事実を素直に喜ぼうと思う。

第八試合 ♪猫とアヒルが力を合わせてみんなの幸せを〜、覇王翔吼拳っ!(最近、吉田ナゴヤ氏が思いついた空手ネタ)

ライト級 5分3R
エディ・アルバレス(177cm/69.8kg/米国/ファイトファクトリー)
菊野克紀(170cm/70.0kg/ALLIANCE/DEEPライト級王者)
[2R 3分42秒 肩固め]

極真空手出身で、空手の構えのまま試合を行なう菊野。DEEPでは知られた存在だったが、DREAMデビュー戦でアンドレイ・ジダを撃破したことで、その名前はさらに知れ渡ることに。なんと言っても、最近はプロレスしか観戦していないPONさんが、その名前を知っているくらいだからね。


PONさん
空手家はケージマッチの夢を見るか。がんばれ菊野!


高倉仮面
う〜ん、菊野は強いと思うけど、いきなりアルバレスというのは…ちょっとなぁ。


という僕自身の心配を他所に、いざ試合が始まれば菊野は空手独特の低い構えとベタ足のまま、運動神経は抜群のアルバレスと互角に渡りあう。タックルに来たアルバレスをガッチリと捕まえると…。


高倉仮面
菊野、フロントからのネックロックかいな?意外だなぁ。


リバースフルネルソンの態勢からガッチリとフロントネックロックを極める菊野。これは外されたものの、アルバレスはダメージが大きい様子。そして次の瞬間。


高倉仮面
おお、三日月蹴りが決まったなぁ。
あ〜っ、でもアルバレス回復した。菊野はガードが低いから心配だ。


アルバレスはさすがに強く、徐々にスタンドでペースを戻していく。打ち合いと差し合いが交互に続く展開の中、アルバレスのワンツー、そして菊野の三日月蹴りが次々にヒット。


PONさん
うん、これはいい試合だ!


zenさん
結構菊野のいいの入ってるよね。


PONさん
緊張感あっていいですね。どっちの「いちばんいいの」が先に入るか、って感じで。
菊野、組まれても落ち着いてるなー。


zenさん
あれ?よく考えたら1R5分なんだ。


1R終了。う〜ん、菊野が強いことは判っていたが、アルバレスと互角に渡りあうとは思わなかった。


しかし2R、序盤に右ストレートを喰らった菊野が腰を落とす。そして三日月蹴りを見切ったアルバレスは蹴り足をキャッチ、ついに菊野からテイクダウンを奪う。


高倉仮面
やばいな。寝かされると菊野はダメなんだよ…


菊野は何とか立ち上がろうとするも、待っていたのはアルバレスの引き込みからのフロントチョーク。


PONさん
うわー、これはヤバい!


zenさん
フロントチョーク深いな…おおー抜いた!


PONさん
うわー!あれブッこ抜くか!


ピンチを脱出した菊野だが、フロントチョークは極まっていたらしくフラフラしている。だがアルバレスもスタミナを消耗しているようだ。やっぱりフロントチョークって力任せに極める技なのかねぇ。


zenさん
二人ともバテバテだな


しかし、よりスタミナを失っていたのは菊野の方だった。バテバテの中で勝負に出たアルバレスのワンツーのラッシュが、次々に菊野の顔面や胴体へ叩き込まれる。


高倉仮面
ああ、かなり効いてる…


そしてタックルを決めるアルバレス。菊野は下から首を捕まえて抵抗するも、首を抜いたアルバレスはそのまま肩固めの体勢へ。


zenさん
ああー、肩固めはいった…極まったか…


PONさん
うー…残念…


高倉仮面
でも良い試合だった。


zenさん
いい試合だった。(でも菊野は)やっぱ寝かされると厳しい。


確かに、最初はもっとアッサリと菊野が敗れると思っていたから、その予想から比べると『大健闘!』と言える内容だったとは思う。でも…、あそこまで夢を見せてくれるのなら「勝利」の二文字が欲しかった、というのは高望みなのかな?いや、あえて言おう。「何やってるんだ!菊野なら勝てたのに!」と。

第三試合 今年に入って稲垣組の試合を生観戦する機会がメッキリ減ったなぁ

フェザー級 5分3R
前田吉朗(170cm/62.8kg/PANCRASE 稲垣組)
チェイス・ビービ(170cm/63.0kg/米国/HITスクワッド)
[1R 3分36秒 チョークスリーパー]

ここは、DDTを中心にプロレス観戦に軸を置いているPONさんと、PANCRASEを中心に格闘技観戦を軸に置いているzenさんの会話から。


PONさん
およ?ビービって聞いたことあるな…あ、KIDさん絡みかな?


zenさん
ビービはWECのチャンピオン。ハニ・ヤヒーラをやぶってWECのチャンピオンになった(うろ覚え)


PONさん
ふむふむ。でも、ヤヒーラがわからないのでやはり…(苦笑)>ビービ


そんなPONさんと、鳥頭な僕のためにWikipediaより引用。

ハニ・ヤヒーラ(Wikipediaより)

ハニ・ヤヒーラ(Rani Yahya、男性、1984年9月12日 - )は、ブラジル出身のブラジリアン柔術家(黒帯)、総合格闘家。アタイジジュニア柔術。名前の正しい表記はハニ・ヤヒヤ。

ブラジルの新世代を代表する柔術家。流れる様にスムーズなグラウンドテクニックで対戦相手をしとめる、非常に美しいテクニックの持ち主である。グラップリングの大会を中心に数多くの優勝・準優勝を重ね、アブダビコンバット世界大会で優勝した実績を持つ。


HERO'Sでは「ヒクソンの愛弟子」というニックネームで呼ばれたが、実はアメリカのヒクソン道場で練習したのはほんの一時期で、それ以前からブラジルを代表する実力者だった。ヤヒーラ自身はヒクソンを尊敬している。

MARSで矢野卓見に一本勝ち(三角絞め)。HERO'Sで上山龍紀に判定勝ち、安廣一哉に一本勝ち(変型チョークスリーパー)、J.Z.カルバンに一本負け(チョークスリーパー)、2007年のDynamite!!山本KID徳郁に逆転KO負け(左フック)。WECで前田吉朗に一本勝ち(フロントチョーク)。

チェイス・ビービ(Wikipediaより)

チェイス・ビービー(Chase Beebe、男性、1985年3月29日 - )は、アメリカ合衆国総合格闘家イリノイ州出身。HITスクワッド所属。元WEC世界バンタム級王者。


WECではエディ・ワインランドを判定で降し、初参戦でWEC世界バンタム級王者となる。初防衛戦ではハニ・ヤヒーラに判定勝ちして防衛。次の防衛戦でミゲール・トーレスと闘い一本負け(フロントチョーク)で王座陥落。今年3月にDREAMに参戦、ジョー・ウォーレンと対戦してTKO負け(跳び膝蹴りで額をカット)。

やっぱり来日経験が多い分だけ、ヤヒーラの方が内容が充実してるね。


さてさて試合。序盤から飛ばし気味にワンツーや左ミドルを連打する前田。何度もビービを金網際へ追い込むも、打撃に拘る前田は自ら距離を離してしまう。


高倉仮面
おお、前田キレキレじゃん!


zenさん
そこまで持ってきてるんなら金網おしこめや!


前田への愛、そしてPANCRASEへの愛に溢れるzenさんの厳しい激が飛ぶ中、逆にビービが胴タックルでテイクダウンに成功。下になった前田を金網に押し込みつつパスガードを狙うも、前田は金網を使って立ち上がる。今度はリング中央で組み合う両者。首を捕らえたビービが前田を押し潰すも、前田は下からビービを抱えあげて反転、強引に上のポジションを奪う。


高倉仮面
前田、地味にかなり強引な技を使ったな、今。


だがビービは下から前田をコントロール、前田にパスガードを許さずに鉄槌を浴びせていく。


PONさん
あー、ビービちゃん巧い。しかししかししかし!
なんだよ前田!うおー、これもすげー!


先に立ち上がった前田は、金網を蹴って立ち上がろうとするビービのバックを素早く奪うと、チョークスリーパーをガッチリと極めて一本勝ちっ!いや〜っ、フィニッシュの動きは本当に素晴らしかったっ!


高倉仮面
おお、前田スゲーじゃん!


zenさん
なにこの展開!吉郎別人のようだな。


高倉仮面
なんか今日の前田、全体的に動きが良かったなぁ。
いや〜、近藤がドローだった後だから、かなり溜飲が下がったよ。


この日、PANCRASEで久松勇二と引き分ける近藤有己の姿を生観戦していた僕にとって、この一戦は一服の清涼剤となった。妙に癒された、というかね。まあ、僕以上にPANCRASEを愛しているzenさんにしてみれば、前田が勝ったのと、近藤がドローだったのはまったくの別問題なんだろうけどなぁ…(苦笑)。

第七試合 MARSはキレイサッパリ、格闘技界から消えてしまったなぁ

ウェルター級 5分3R
マリウス・ザロムスキー(175cm/76.0kg/リトアニア/ロンドン・シュートファイターズ/DREAMウェルター級 王者)
●ペ・ミョンホ(180cm/75.8kg/韓国/CMA KOREA)
[1R 19秒 KO]
※左ハイキック

DREAMウェルター級王者は、このザロムスキーなんだけど…。正直今回のDREAMを見るまで、その存在はおろかトーナメントの存在すらスッカリ忘れていたよ(苦笑)。まあ、こうして観戦記を書いているのは、そういった僕の鳥頭ぶりを何とかするためなんだけどね。

とりあえずザロムスキーのことは、煽り映像の中で出た右ストレート〜右ハイのコンビネーションで完全に思い出したよ。あんな変なコンビネーションは、なかなか頭から離れない、というか(苦笑)。

対するペだが「MARSで負け続けた選手」ということよりも、竹内出を相手にマウントパンチで一本負けしている選手だというのがインパクト大だなぁ。一本勝ちの少なさには定評のある竹内に一本負けって…。


というワケで「DREAMウェルター級王者のお披露目試合」となったこの試合。試合開始早々に放ったザロムスキーの左ハイがズバリ決まって、ペは一撃で失神。あらららら、いくらなんでもこんなに決着が早いとは、お釈迦様でも気づくめぇ。


高倉仮面
これまたスゲー!ザロムスキー、カッケェなぁ!


PONさん
あともう全部名勝負になればいい…って言ってるそばから(笑)


zenさん
これだけいい試合続けば、どんな編集でも面白くなんだろ。


いや〜っ、なんだか今日のDREAMは本当に面白いな。これなら90分放送でも全然問題ないよ(笑)。まあ、今回の面白さがケージによる影響なのかどうなのかは、正直サッパリわからないけど、今日の興行が面白いのはわかるぞ。

第二試合 公武堂TVは毎週月曜日、23:00からStickam JAPAN!にて好評放送中

ライト級 5分3R
弘中邦佳(176cm/70.0kg/マスタージャパン/CAGE FORCEライト級 王者)
●パーキー(180cm/70.0kg/韓国/CMA KOREA)
[1R終了時 TKO]
※タオル投入

この試合は以前、公武堂TVで流れるかどうかが話題になっていた試合。二人ともあんまり地上波には馴染みのない選手だしねぇ。僕自身、まさか放送されるとは思わなかった。まあ今回は、放送した試合が悉く早期決着だったから、放送時間が余ったのかな?


高倉仮面
あ、パーキーだ。
公武堂(TV)でPUSHしている選手だから注目してみよう。


PONさん
お、弘中って前にCFのTV版で見た気が。
どんな選手かはよく覚えてないけど。


zenさん
基本寝技師。特に下からの攻めはすげえ。
星野が戦極行く代わりにバーターでDREAMに来た説あり(笑)。


PONさん
それってバーターって言うんですか?


zenさん
がはは、細かいことは言わない。


ってなワケで試合、なのだが…。間合いが開く中でお互いに淡々とパンチとローが交差するばかりの展開で、正直イマイチな内容に。観戦会の書き込みもピタリと止まってしまったよ。


PONさん
うーん、どらちゃんが飽きて転がり回りそうな試合だ。


観戦会の参加者全員が退屈うううぅぅぅ〜っ! o(>w<o)))(((o>w<)oと叫びながら転がり回るどらちゃん(http://dorastruggle.blog82.fc2.com/)を想像する中、1R終盤に、ようやく動きが。前に出て右ストレートを放つ弘中に対して、パーキーのカウンターの右ストレートがヒット、怯む弘中にパーキーがプレッシャーを掛けていく。弘中はダメージが残っている様子。さあ、ここから噂に聞いたパーキーのアグレッシブ・ファイトが見られるのかっ!?


…と思ったら、ここで1Rは終了。その上、弘中の右ストレートを被弾したパーキーの左目が見えない状態になったらしく、セコンドがアッサリとタオルを投入。試合は殆ど動かないまま、弘中の勝利になってしまった。


zenさん
結末もつまらんな…。


う〜む、パーキーの本領も見れなかったし、弘中の寝業師ぶりも見られず、か。勝負ごとだから仕方がないとは言え…今日のDREAMの地上波放送は、最後の最後に水を差されちゃったなぁ。

雑感

それが金網による効果なのかどうかは判らないけど、最後の試合以外は面白い試合が続いて、TVで見る分には飽きずに観戦ができたと思う。ふ〜む、DREAMを「面白い!」と感じたのは久しぶりかも。


だが反面、この興行から「次に繋がるもの」を感じなかったのも事実だなぁ。DREAM曰く「今回の金網は『お祭り』のような位置付け」らしいけど、この興行を踏まえた上で、次の興行が楽しみになるのかどうかと言われるとなぁ…。


まあ、今は日本の格闘技界全体が苦しい時期だから、興行が成功した事実に対して素直に満足するべきなのかもしれないけど…。やっぱり「次も面白いものが見たい」と思うのは、格闘技ファンとしては自然な事だしなぁ。とりあえず、今日の興行の成果が金網によるものであるかどうかを判断するには、もう一回くらい金網による興行を観戦しないと判らないだろうね。


以上、長文失礼。