SB 「日本SB vs 北米MMA対抗戦」前座

第一試合 今日はハナから延長戦

60kg契約 スターティングクラスルール 2分3R + 延長2分1R
○松本忠(173cm/59.0kg/立志會館)
●崎村暁人(166cm/58.6kg/グラップリング シュートボクサーズ)
[延長判定 2−1]
本戦判定 0−1

SBの選手でありながら、ZSTやDEEPなどの舞台で闘っていた坪井淳浩が主催する「グラップリング シュートボクサーズ」から崎村暁人が出場。デビュー以来、三連勝と好調をキープしている選手だ。対するのは松本忠、この試合がデビュー戦だそうな。


試合は、ややクリンチが多い展開となった。「殴っては組み付き、蹴っては組み付き」が繰り返される中、若干ではあるが崎村が投げやワンツー〜膝蹴り、右ローなどで優位に立つ。んで、試合はあっという間に終了、判定の結果、崎村の攻めはジャッジ一名の支持しか得られずにドローとなった…のだが。

SBは、たとえ闘っている選手がデビュー戦であっても、ドローの場合は延長戦へと突入するのだった。んで、延長Rでは、松本がワンツーを連打して崎村を追い込む場面を作ることに成功。これが決定打となり、松本が判定2−1で勝利を得た。


う〜ん、僕は本戦の内容だけで崎村の勝利になると思っていたんだけどねぇ。

第二試合 「マッハ道場の豆タンク」が今日も秒殺勝利

57kg契約 スターティングクラスルール 2分3R + 延長2分1R
○山本秀峰(165cm/56.9kg/マッハ道場)
●脇田誠(167cm/57.0kg/風吹ジム)
[1R 1分38秒 TKO]

マッハ道場に所属しつつも、シーザージムへ出稽古に来ている山本秀峰、今日はセコンドに桜井 "マッハ" 速人をつけて入場。そういえばマッハは、修斗と間違ってSBの道場で汗を流していた時期があったんだよね。


さてさて。小さい体ながらも序盤の爆発力は凄まじい山本。今日も試合で、その底力を発揮。

試合開始直後からワンツーのラッシュで、対戦相手の脇田誠をガンガン攻め込む。対する脇田もワンツーを返した為、試合は一旦は落ち着くのだが…。この時、脇田の顔面から流血が。ドクターチェックが入り、やがてレフェリーの手が振られた。


うむ、山本は今日も短期決着による勝利。ラッシュの後でちょっと疲れた様子を見せたのは気になるが…、正直、もうスターティングクラスルールで闘う選手ではないだろう。もう一ランク上での活躍を期待したいね。

第三試合 ヘビー級はやっぱりデカい

ヘビー級 スターティングクラスルール 2分3R + 延長2分1R
○岩下雅大(188cm/体重未発表/龍生塾)
●レオナルド・イトウ(身長未発表/体重未発表/ムエタイ ドリームチーム)
[2R 終了時 TKO]
※イトウが右膝を負傷

アンデウソン・シウバアスエリオ・シウバが結成したムエタイ・ドリームチームから、レオナルド・イトウなる選手がSBに出場。どんな選手かはサッパリわからないが…、とりあえず胸毛が凄いことだけは確かだな。対するは龍生塾の岩下雅大、23歳で戦績は6戦5勝1敗と上々の選手だ。


試合では、ワンツーや右ロー、右ハイで積極的に攻める岩下雅大に対して、イトウもワンツーやローキックを返す。お互いにヘビー級という事もあり、スピードこそないものの破壊力のある打撃が交差する。

さすがに体が大きいだけあって迫力のある攻防が続いたが、2R終盤に二人がもつれて倒れた際、不幸にもイトウが右膝を負傷。2R終了後にドクターチェックが入り、やがてレフェリーが手を振った。


ふ〜む、岩下は地味に勝ち星が伸びてるね。まだまだ荒さもあるけど、彼が強くなればSBにも新しい展開があるかもね。若くて貴重なヘビー級選手の今後に期待しよう。