藤原紀香の観戦記&新日本キックよどこへ行く?
新日本キックよどこへ行く?
またまた、キックの話題ですわい。
【新日本キック】勇者達の挑戦 FINAL 〜Starting Point〜
http://gbring.com/sokuho/result/result2007_06/0624_shinkick.htm
これを最後に新日本キックからの離脱を発表した尚武会だが…この主催興行は、それ自体が「新日本キックの今のあり方に対する抗議」となっているのが面白い。こういう興行って、ありそうでないんだよなぁ。
タイトルの「〜Starting Point〜」つまり「原点」とは、新日本キックが掲げる永遠のテーマである「打倒ムエタイ」の事を指しており、今回の興行では新日本キックのルートのみならず、他団体の協力を仰いでまでタイ人の強豪を揃えたそうだ。う〜ん、興行に拘りがあっていいねぇ。
肝心の対抗戦の結果は1勝6敗。最後の興行で惨敗を喫した尚武会だが、それでもエースの建石は「これまで来た変なタイ人と試合してて、『新日本キックはそれでいいのかっ!!』っていうラストメッセージです」と言い放つ。試合では負けているのに「言うも言ったり」だな。
確かに、ここ数年の新日本キックは何かがおかしい。
伊原会長は試合中にレフェリーに向かってパンフレットを投げつけ、ヘビー級王者はバックドロップで投げられ、市原興行では頻繁に暴動騒ぎが発生(ま、これは本流とは関係ない気もするが…)。武田幸三は肘なしルールで守られ続け、強引に導入した3分2R制は新日本の内部でもブーイングの嵐。銀嶺の覇者達(新日本キックでは、王者達をこう呼ぶ)が何十戦と経験を積む反面、挑戦者がなかなか育たない状況が続く。
観る側が不在な展開が続く新日本キック、気がつけば僕の足もすっかり遠くなってしまった。だって面白くないんだもん。
そして、ついに発生した「内部分裂」。新日本キックは、この尚武会の「捨て身の抗議」をどう捉えるのだろうか?まあ、恐らくは何事もなかったかのように興行を続けるんだろうけど…。なんとなく今回の事は、後々になってから大きな波紋になる気がするなぁ。あらゆる意味で、これからの新日本キックの動向には注目していこうと思う。
尚、尚武会の最終興行には伊原信一氏も招かれていたが、伊原氏は多忙を理由に欠席した事を追記しておこう。
新日本キックの「銀嶺の覇者」の元ネタはこれなのかな?
RAINBOW 「Man On The Silver Moutain」
ああ、そのうちRAINBOWの動画も集めたいね。