6/8 El Dorado 新宿FACE興行 観戦記

Mask_Takakura2007-06-08

旗揚げして半年以上が経過していながら、未だに団体が形になっておりません…

本日は新宿FACEにて、El Doradoを観戦。


今回は僕自身、実に半年ぶりとなるEl Doradoなのだが、暫く観戦しないうちに団体のアングルは大きく一転。まずは川畑憲昭代表が元悪冠一色をバラバラにすると、代表の権限を利用してメンバーである近藤修司大鷲透菅原拓也、辻本恭史("brother"YASSHI)の四人に新ユニットのリーダーになるよう命令。そして残った選手には「この4人が創る新ユニットのどれかに加入しないと、El Doradoを解雇する」とふてぶてしく宣言した。成程、ビンス・マクマホンの登場というワケね。

突如、暴走を開始した川畑代表の暴虐な振る舞いにファンは本気で激怒したが…、「これもEl Doradoの為」と思ったのか、元悪冠一色の四人は新ユニットの結成に乗り出した。そんな中、とりあえず辻本は日野本裕介、沖本摩幸とのユニット、南京 "FUCKIN" レスリング部を継続中。さて、他のリーダー三名は、どのようなユニットを結成するのか?というのが今日の興行の焦点である。ふむ、どうなる事やら。


チケットを購入。立見席は存在せず、A席を4000円で購入。これにドリンク代の500円がプラスされて4500円。パンフレットも購入、こちらは1000円。観客の入りは約八割。う〜ん正直、新宿FACEクラスの会場を満員にできないのは厳しいなぁ。選手は一流どころが揃っていると思うんだけどねぇ…。

第一試合 なにがどうなって、そんな名前になったんだっ!?

タッグマッチ 30分一本勝負
○辻本恭史(173cm/80kg/南京 "FUCKIN" レスリング部)
 日野本裕介(178cm/95kg/南京 "FUCKIN" レスリング部)
vs
●ミラニートコレクションa.t.(162cm/60kg/SUKIYAKI(近藤軍団))
 Ken45゚(172cm/80kg/SUKIYAKI(近藤軍団))
[18分00秒 ナイスジャマイカ(ジャーマンスープックスホールド)]

試合の模様(live doorへのリンク)

http://news.livedoor.com/article/detail/3179153/?p=7

この試合の最後より観戦したが…、僕が観始めたのは「辻本恭史がミラニートコレクションa.t.に、ナイスジャマイを決めてカウント3を奪った」ところからだった。し、試合が観れなかった…。

で、敗れたミラニートとKen45゚の元に近藤修司アントーニオ本多が駆け寄った。近藤は二人に「お前たちは、オレが育てるから」と励ますと、自身のユニット名を発表。観客に「絶対に『ええ〜っ?』っていうよ」と前置きした上で出てきた名前は「SUKIYAKI」。まったくピンと来ない名称を耳にした観客からは「ええ〜っ?」という声が飛んだが、これをフォローしたのは「SUKIYAKIのおしゃべりマシーン」となった本多だ。「成程、SUKIYAKI。様々な素材がいい味を出す、SUKIYAKI。いいじゃないですかっ!みんなで、素晴らしいSUKIYAKIを作り上げていきましょうっ!」。この好フォローで、近藤軍団のユニット名はSUKIYAKIに正式決定した。


ふ〜む、SUKIYAKIねぇ…。正直、まったくピンと来ないユニット名だなぁ。どこがどうなって、最終的にこんな名前になったんだろ?僕は正直、近藤に小一時間問い詰めたい

第二試合 今日の興行は溜息が多いなぁ

タッグマッチ 30分一本勝負
ヘラクレスオオ千賀(162cm/72kg/無所属→惑星(大鷲軍団)) ※バナナ千賀より改名
 ベアー福田(177cm/110kg/惑星(大鷲軍団))
vs
●青木洋介(180cm/80kg/無所属)
 清水基嗣(170cm/72kg/無所属)
[12分35秒 片エビ固め]
ヘラクレスシュート

試合の模様(live doorへのリンク)

http://news.livedoor.com/article/detail/3179153/?p=6

千賀は大鷲のチームに入る為に、大胆なイメチェンを行なった。リングネームを「バナナ千賀」から「ヘラクレスオオ千賀」に変更、カブトムシの角を頭に付けて入場した千賀は試合前、女性ダンサー二人を引き連れてダンスを披露。黄色いタオルを大きく振り回す千賀の姿を観た観客は、あまりの変わりように呆気に取られている様子。


試合では、まだどのユニットにも勧誘されていない青木洋介&清水基嗣を、福田のパワーと千賀のスピードが圧倒。

青木にターゲットを絞った千賀組が序盤から波状攻撃をけしかける。福田のパワー溢れるボディスラム、千賀の強烈な逆エビ固め、そして福田のラリアット。苦戦する青木だったが、千賀に豪快なダブルアームスープレックスを決めてピンチを脱出。

タッチを受けた清水はミサイルキックやギロチン式エースクラッシャーなどで反撃するも、ここでも福田のパワーが炸裂。64、ラリアット、アバランシュホールド、デスバレーボムで徹底的に攻撃すると、千賀は青木にフェースクラッシャー、DDTと畳み掛ける。個人の力では主導権を握れない青木&清水、ここまでは大苦戦といっていいだろう。

そこで二人は連携技を連発。青木は千賀をバックドロップで投げ捨てると、ダメージの大きい千賀にダブルのブレンバスター、ダブルのフェースクラッシャーを仕掛ける。更には清水の裏DDTも決まった。こうして青木&清水が徐々にペースを掴み始めたが…、千賀は青木のダイビングアタックをココナッツクラッシュで切り返すと、更には変形のニードロップで追撃。ダメージの大きい青木に対して、千賀はヘラクレスシュート(変形ネックブリーカー)を決めて3カウントを奪った。


試合後、リング上に突如、川畑代表が登場。観客からブーイングが飛ぶ中、川畑は「清水…、青木…、無様だな(観客ブーイング)。お前ら、どこのチームからも声が掛かってないんだろ?このままじゃリストラだな(観客ブーイング)。どうするんだ、お前ら。やめるのか?やめないのか?」と不敵に言い放つ。

これに対して、清水は「アンタが決めた期限まで、あと二ヶ月もあるだろ。八月までには結論を出すから、その時まで待ってろ!」と反論してリングを後にする。続いて青木がマイクを持ち、「僕、まだまだプロレスやりたいッス!川畑代表の付き人でも、何でもやりますから!選手だけは、続けさせてください!」と叫ぶ。だが川畑は、これを無視してリングを降りる。川畑の態度に観客からブーイングが飛ぶ。成程ねぇ、これからは川畑は率先して、バリバリのヒールを担当するのね。

んで、今度は千賀が「大鷲さんっ!大鷲さんっ! 僕の試合ぶり、どうでしたかっ!? 今、ここに来て下さいっ!」とアピールするも、大鷲は姿を現さず。今度は大鷲の態度に観客が失望する中、興行は第三試合へ突入。しかし、これで怯む千賀ではない。千賀は強引にセコンドにつく事で、大鷲の返答を待つことにした。


う〜ん、なんだか今日の興行は観客の溜息が多いねぇ。

第三試合 「大鷲劇場」が今日も炸裂っ!

シングルマッチ 30分一本勝負
大鷲透(180cm/120kg/惑星(大鷲軍団))
沖本摩幸(165cm/68kg/南京 "FUCKIN" レスリング部)
[10分56秒 エビ固め]
パワーボム

試合の模様(live doorへのリンク)

http://news.livedoor.com/article/detail/3179153/?p=5

それにしても、この唐突にしてアンバランスなマッチメイクは一体、誰の案なのだろうか。El Doradoの中でも体格が小さい部類の沖本摩幸が、二倍近い体重差のある大鷲透に勝てるワケがないのに…。

んで、誰よりもその事を自覚しているのは、他ならぬ沖本。巨漢の大鷲がリングに上がれば、沖本は動揺しながら「何で、こんな試合が組まれてるんだぁ!」と絶叫。観客席は爆笑に包まれたが、沖本はこの一戦に対して無策ではなかった。「だがなぁ!あんたが持っていないものを、俺は持っているっ!それは『信頼できる仲間』だっ!」と叫び、南京 "FUCKIN" レスリング部を呼びこむ…が、待てど暮らせど仲間が現われる気配はなし。沖本の傷心、観客の大爆笑と共に試合開始した。う〜ん、この辺はベタベタのお約束って感じだなぁ。


で、試合では、予想通り大鷲が沖本を圧倒。沖本の決死のボディアタックをキャッチして投げ飛ばし、全体重を掛けて両足で踏みつけて、WARスペシャル・ボディアタック・ボディプレスで畳み掛ける大鷲。試合中盤、ブレンバスターやミサイルキックで一矢報いる沖本だったが…、所詮は焼け石に水。大鷲はチョークスラムとランニング・チョークスラムで沖本に大ダメージを与えると、トドメに必殺フライング・ボディプレスを浴びせる。これをカウント2でクリアする沖本に歓声が集まったが…、大鷲は沖本を高々と抱えてパワーボム。沖本は力なく3カウントを聞く事に。


試合終了後、さり気なく南京 "FUCKIN" レスリング部の辻本が現われ、沖本を抱えて会場を後にする。これを見たセコンドの千賀は、試合を終えた大鷲に向かって「大鷲さん、ああいう仲間っていいですよね(観客は辻本に向かって拍手)。そして、大鷲さんに『仲間』は必要ないんですか? 僕はこの前、大鷲さんの言った通りに、めちゃめちゃイカしたナウいナイスなヘラクレスに生まれ変わりましたっ! 大鷲さんっ!僕を正式にチームに入れてくださいっ!」と懇願。大鷲の返答に観客の注目が集まる。

少し間を置いて、大鷲から出た回答は「千賀、お前、スゲェ良かったよっ!何だよっ、あのタオルはっ!? すげえカッコいいじゃねぇかっ!」という、間を溜めた割にはこの上なく判りやすいモノ。満面の笑みで千賀を褒めまくる大鷲の姿に観客は爆笑、こうして千賀の大鷲軍団入りはアッサリと決定。う〜ん、大鷲は自分のポジションをよくわかっているなぁ。

返す刀で、大鷲は自らのユニット名を観客に向かって発表。大鷲、千賀、そしてベアー福田KAGETORAによる四名のユニットは、大鷲曰く「『惑星』と書いて『アニマル・プラネッツ』と読むんだっ!いいかぁ、『プラネット』じゃねえぞ『プラネッツ』だっ!」。細かいディテールに拘るあたりが、非常に大鷲らしい、というかねぇ。


ま、試合については特に感想はないかな。こんなモンでしょ。それよりも試合後のやりとりが、いかにも「大鷲劇場」って感じで面白かったね。

特別試合 ボーナストラックですが、所詮は休憩時間に行なわれる試合です

○大柳錦也(170cm/73kg/無所属)
●キング・ポコダ(170cm/70kg/無所属)
[2分49秒 レフェリーストップ]
万世橋(マジックハンドを使用した変形バックブリーカー)

試合の模様(live doorへのリンク)

http://news.livedoor.com/article/detail/3179153/?p=4

この時間は休憩時間のハズだったが…。ここで突如、試合の予定のないキング・ポコダがリングに登場、「今日の興行に、俺の試合がないというのはどういう事だっ!」とゴネまくる。んで、散々ゴネた挙句に対戦相手として名乗り出たのは、秋葉原系レスラーの大柳錦也。

こうして全身を黄金で固めたポゴタと、宅八郎よろしくマジックハンドを巧みに操る大柳による試合が始まったが…、まあ箸休めのような試合なので詳細は省略。最後は大柳がマジックハンドを使用した変形バックブリーカー、その名も「万世橋」を披露。悶絶するポコダの様子を観たレフェリーが「もう、止めてあげてっ!」と叫びながらゴングを要請した。

試合後、大柳はEl Doradoへの定期参戦をアピールするが、この敗北が気に食わないポゴタは八月の後楽園ホール大会で、かつて大柳のライバルだったというXを投入する事を予告。この試合が、大柳の査定試合になるそうだ。


う〜ん、色々なところ「大柳は、本当は素晴らしい選手だ」という噂を聞くんだけど、この試合からはその片鱗すら感じなかった、というかねぇ。ひょっとして、El Doradoに定期参戦するようになれば、その実力の真価を発揮したりするのかねぇ。

第四試合 ヒールユニットがメンバー増殖に成功

六人タックマッチ 45分一本勝負
近藤修司(173cm/103kg/SUKIYAKI(近藤軍団))
アントーニオ本多(168cm/73kg/SUKIYAKI(近藤軍団))
−佐藤豪(178cm/84kg/SUKIYAKI(近藤軍団)→Hell Demons(菅原軍団))
vs
菅原拓也(178cm/93kg/Hell Demons(菅原軍団))
バラモンシュウ(169cm/73kg/Hell Demons(菅原軍団))
バラモンケイ(168cm/70kg/Hell Demons(菅原軍団))
[18分48秒 ノーコンテスト]
※佐藤豪とKen45゚が裏切り、Hell Demons(菅原軍団)に加入

試合の模様(live doorへのリンク)

http://news.livedoor.com/article/detail/3179153/?p=3

本日のセミファイナルでは、因縁の深い近藤修司菅原拓也が、お互いの軍団を引き連れて激突する。昨年十月に近藤を裏切りバラモン兄弟とタッグを結成した菅原に対して、近藤はどのような制裁を加えるのか?また、DDTではお笑い担当のアントーニオ本多が、El Doradoではどのようなファイトをするのかにも注目しよう。


試合は場外乱闘から始まり、あっさりと菅原軍団がペースを握った。体の小さい本多にターゲットを絞ると、まずは菅原が毒霧攻撃で本多の視界を奪う。菅原は悶絶する本多の顔面を踏みつけ、バラモン兄弟はミドルキックを容赦なく叩き込む。三人の息があったドロップキックが炸裂した後、ケイは首を絞めまくり、シュウは頭から水をかける。屈辱的な攻撃の連続に捕まり続ける本多、SUKIYAKIの絶体絶命のピンチに観客から本多コールが起こる中、本多はパンチの連打でケイにダメージを与え、ようやく近藤にタッチ。

SUKIYAKIの猛反撃が始まった。フェースバスターやキングコングラリアットで菅原軍団を蹴散らすと、新人の佐藤も豪快なフライング・ショルダータックルやブレンバスターでこれに続く。息を吹き返した本多もニードロップ、腕極め式DDT、フライング・ボディシザース〜マウントパンチで菅原に猛反撃。う〜ん、佐藤は一つ一つの技が豪快で見栄えがいいねぇ。

そして、SUKIYAKIの合体攻撃が飛び出す。佐藤と近藤によるサンドイッチ・ラリアット、佐藤のバックドロップ+近藤のキングコングラリアット、更には本多と近藤によるバビロンまでも炸裂。難易度の高い合体技を観た観客が驚きの声を上げる。バラモン兄弟は合体キックを連発し、菅原もサモアン・ドロップで反撃するも、勢いは完全にSUKIYAKIのもの。試合はこのまま、SUKIYAKIが勝利するもの…と思われた。


だが、フィニッシュのキングコングラリアットを決めるべくロープに飛んだ近藤を待っていたのは、菅原のイス攻撃。そして…、突如、味方のハズの佐藤が、近藤にラリアットを喰らわせて追い討ちをかけたのだ。観客が佐藤の裏切り行為に「えええぇぇぇ〜っ!?」という落胆の声を上げる中、この光景を見ていたKen45゚がギターを持ってリングに乱入、佐藤に「どういう事だっ!?」と詰め寄る。

観客の歓声の中、Ken45゚はギターを振りかぶったが…、その一撃は近藤の脳天へ加えられた。突然の展開に観客が動揺する中、菅原はグロッキーの近藤に必殺・十三不塔でトドメを刺すと、収拾のつかない状況を終わらせるべくレフェリーがゴングを要請。裁定はノーコンテストのようだ。

観客のブーイングの中、マイクを握った菅原は「ヘイ、近ちゃんっ!こういう事だっ!」と絶叫。続いてKen45がマイクを握り、「オイ、近藤っ!『お前たちは、オレが育てるから』だってぇ?バカじゃねぇのぉ?」と吐き捨てる。観客のブーイングが更に大きくなる中、菅原は自らの軍団名がHell Demonsに決定した事を発表した。


ほほぅ、意外といえば意外な展開だったなぁ。でもまあ、El Doradoにはヒールの素養が強い選手が集結しているし、ヒールユニットってモノは、駒が多いほうがヒールとしての役割を果たせるしねぇ。ただ、ベビーフェイスとしての素養がありそうな佐藤までもがヒールターンを果たしちゃったのは、どうなのかなぁ。ちょっと判断を誤っている気がするのだが…。

第五試合 ユニット問題が解決しても、まだまだEl Doradoの混乱は続く

シングルマッチ 60分一本勝負
○KAGETORA(170cm/90kg/無所属→惑星(大鷲軍団))
谷嵜なおき(172cm/75kg/無所属→SUKIYAKI(近藤軍団))
[21分32秒 片エビ固め]
一騎当千

試合の模様(live doorへのリンク)

http://news.livedoor.com/article/detail/3179153/?p=2

本日のメインイベントは、KAGETORA谷嵜なおきによる一騎打ちだ。この試合は、前回の興行で谷嵜が「KAGETORA、お前の力を借りたいっ!」というラブコールに対して、KAGETORAが「俺は、お前と闘いたいっ!」と返答した事で実現した一戦なんだそうな。う〜ん、こんなストーリーなんてあったっけ?


試合では、体は小さいながもパワーに優るKAGETORAが左足を攻めて試合を優位に進めた。レッグブリーカー、レッグスプリット、アキレス腱固め、ニークラッシャー、膝十字固め、裏アキレス腱固め、蟹挟み〜レッグロック。次々に飛び出すKAGETORAの足攻めに、谷嵜は大苦戦。う〜ん、KAGETORAは若いのに引き出しが多いなぁ。

やがて谷嵜が反撃を開始。コンプリートショットやブレンバスターで投げ捨てると、ドラゴンスクリューや4の字固めで左足を攻めてくるKAGETORAを急角度のバックドロップで投げ捨てる。そして左ミドルキックを連発してKAGETORAを追い込む谷嵜だが、KAGETORAは低空ドロップキックで流れを変えると、ラ・ケブラーダで華麗に宙を舞う。おおっと、KAGETORAは空中技も持っているのか。知らなかった。

そして試合は終盤戦へと突入。谷嵜は足をクロスさせた変形フィッシャーマンズ・スープレックスで投げ捨てると、必殺・インプラント(変形アックスギロチンドライバー)を決めるも…カウントは2。ならばと、今度はカサノヴァ(座っている相手への膝蹴り)を決めるも…これもカウント2。今度はKAGETORAが反撃。垂直落下式ブレンバスター、ジョン・ウーと得意技を連発すると、必殺技の一騎当千を決める。観客は谷嵜が返す事を期待したが…、意外にもこれがカウント3となった。う〜ん、もう少し谷嵜が粘ると思っていたんだけどなぁ。


試合終了後、両者はマイクでお互いの健闘を讃えあっていたが…。ここで突如、Hell Demonsが乱入。二人をボコボコにして試合の余韻を破壊する。観客からブーイングが沸き起こる中、今度は惑星SUKIYAKIの面々が登場してHell Demonsを蹴散らした。

観客の大歓声の中、マイクの握ったKAGETORAは菅原に向かって「テメェ、いい加減にしろっ!俺は決めたぞっ!大鷲達と一緒に、オメエをぶっ潰してやるっ!」と、惑星への参入を表明。

すると今度は近藤が「谷嵜っ!俺達には、お前の力が必要なんだっ!」とSUKIYAKIに勧誘。谷嵜は「俺は闘いたいのは近藤さんだが、今はそんな事は言ってられないっ!俺は、近藤さんのそばで成長していくっ!」とSUKIYAKI入りを表明。

こうして、一時は大混乱していたユニット問題に決着がつくと、今度は南京 "FUCKIN" レスリング部の面々も乱入。マイクを持った辻本は大鷲に悪態を突き、メンバーに裏切られた近藤には厳しい言葉を投げかけていたが…。


全ユニットが揃ったところで川畑代表が登場。まずは「まさか、この六月にチームが出来上がると思っていなかったよ。さすがは私の団体のレスラー達だな」と弁を振るう。その傲慢な態度に観客がブーイングを贈る中、川畑代表は「では、課題を超えたお前達に、新たな課題を与えよう」とコメント。


その内容は以下の通り。

まず七月の新木場 1st RINGでの興行で、ユニットのリーダー四人による4WAYマッチを行なう。この4WAYマッチで勝者二名を決める。その二名が率いるユニットは、八月の後楽園ホール興行にてUWA六人タッグのベルトを賭けてタイトルマッチを行なう事になった。観客はこの発表に大いに驚いたが…。

それ以上に観客が動揺したのが、次の川畑代表の言葉だ。新木場での4WAYマッチで敗者となった二名が率いるユニットは八月の後楽園興行で…、なんとユニットの解散を賭けて闘う事になったのだ。ふ〜む、El Doradoのユニットは、殆どが今日結成したばかりだというのにねぇ。

…ってなワケで、この発表に観客も選手も大いに驚く中、今回の興行は終了となった。


う〜ん、大胆な発表もあったモンだなぁ。まあ、観客の目を惹くためには「想定外のプロレス」ってモンも必要なんだろうけど…、あんまり意表ばっかり突いていても、観客の信用をなくすダケだと思うんだけどなぁ。ま、それはそれとして…、なくなるユニットはどれなんだろ?僕は勝手に、名前にやる気のないSUKIYAKIか、ダラダラと続いてしまっている南京 "FUCKIN" レスリング部だと思っているんだけどね。

あ、そうだ。このユニット騒動のドサクサに紛れて、キング・ポコダが黄金の吊りパンを着用して、南京 "FUCKIN" レスリング部に混ざっていた事を追記しておこう。

雑感

現在、El Doradoでは大胆なユニット再編が行なわれているが、これにより観客の声援を集められずに苦戦している闘龍門X系の選手に大きなスポットが当たるようになった。恐らく、川畑代表の真意はココにあると思うね。よく考えてるよ、実際。

ただ、アングル等はまだまだ固まりきっていないせいか、観客の反応はまだまだ鈍い感じ。選手はいい人材を使っているんだけどねぇ…。ま、El Doradoは今が辛抱の時。ユニット問題が安定すれば、人気も次第について来るんじゃないかなぁ。まずは八月の後楽園ホール興行に向けて、頑張ってもらいましょ。


以上、長文失礼。



そして一ヵ月後

【エルドラド】ユニット消滅4WAY戦の結末は!? 7.8新木場大会全結果

http://news.livedoor.com/article/detail/3226033/?p=1
http://news.livedoor.com/article/detail/3226033/?p=2


ふ〜む、やっぱり負けたのは近藤と辻本だったかぁ。ま、予想通りやね。


んで、ここに来て清水基嗣がSUKIYAKI入りですかい。う〜ん、解散が掛かっているというのに、このタイミングでユニット入りとはねぇ。なんとなく先の展開が読めちゃうなぁ。あと、ギジェルモ "チャンゴ" 秋葉が惑星入りしたそうで。成程、キャラ的にはまったく違和感がないな。


そりゃそうと、辻本は八月の後楽園にディック東郷の投入を宣言したようで。おっと、八月には近藤vs東郷が観れるのかな?それは楽しみ、なんだけど…東郷ってあくまで助っ人なんだよねぇ。他のユニットが正式メンバーを増やしていく中、南京 "FUCKIN" レスリング部だけが助っ人を呼ぶ、という。ハッキリ言って、解散フラグが立ちまくりな気がするのだが…。


ま、今回は観戦を見送ったけど、八月は生観戦するよう努力すっか。