3/22 若武者〜プロレスサミットへの道〜 新宿FACE興行 簡易観戦記

Mask_Takakura2007-03-22

今日は気楽に観戦記を書きます

夕方にPON君(id:pon-taro)から電話が。曰く「久々にやったパチンコで勝ちました!そこで今日は、特別にプロレスに招待させていただきます!」との事。「へ〜っ、珍しい事もあるもんだ!」と思った僕は、言われるがままに新宿FACEへと向かい、この『若武者 〜プロレスサミットへの道〜』を観戦。

ちなみに奢ってもらったチケットは5000円の席。う〜ん、出場した選手のレベルを考えると、このチケット代は明らかに高いなぁ。観客の入りが悪かった(新宿FACEで八割の入り=250名前後)のは、この辺のことが要因だと思うねぇ。

一通り観戦した後は、沖縄料理屋「新宿やんばる」でメシ。う〜ん、相変わらずこの店のイカ墨ソーメンは旨い。豆腐チャンプルーも旨い。ポーク玉子も旨い。全部旨い。

以下、やんばるでPON君とグダグダと語り合った各試合の感想をダラダラと記述。いつもと違って、細かい試合内容には触れませんのであしからず。

第一試合 若手同士の対戦

六人タッグマッチ
○カツオ(DRAGON GATE)
 ランディ田口(KAIENTAI-DOJO)
 ロベルト田中(大阪プロレス)
vs
 内藤哲也(新日本プロレス)
 西山秀紘(IWAジャパン)
●今井計(大日本プロレス)
[7分58秒 逆エビ固め]

いわゆる若手同士による試合。フィニッシュは新日本所属の内藤が「老舗の看板」でフォールを取るのかな?と思っていたんだけどねぇ。これも時代の流れなのかなぁ。

で、それとは別に…この試合って、本当に必要だったの?若手は他団体に上がる前に、まずは自分の団体で実力を研鑽するべきじゃないのかねぇ?

第二試合 キャラ対戦

タッグマッチ
メカマミー(ユニオン)
 メカマミーLite(ユニオン)
vs
 菊タロー(フリー)
松山勘十郎(闘龍門)
[10分25秒 スリーパーホールド]

メカマミーメカマミーLiteは初観戦だったが、それ以上に目立ったのは菊タローによる松山勘十郎の「だっふんだ!」ネタ。「松山の顔が志村けんに似ている」というダケで試合が成立するのが平成のプロレスなのだ。昭和は遠くなりにけり。

試合途中、松井レフェリーがメカマミーのドリルカンチョーを喰らうシーンがあったが、松井レフェリーはすぐに回復。PON君と「あれはきっと『入れられる事に、慣れているから』なのだろう」と、あらぬ疑惑を被せてみたり。我ながらひどい与太話だな。

第三試合 インディー vs メジャー

シングルマッチ
田口隆祐(新日本プロレス)
石川修司(ユニオン)
[9分56秒 横入り式回転十字固め]

石川が意外に力強くて驚いた。新日本所属の田口は最後の最後まで大苦戦。「老舗の看板」で最後くらいは一方的な展開で勝利すると思っていたのだが、これも時代の流れなのかなぁ。

噂のタグダンスは、思っていたよりノリが悪くてガッカリ。

第四試合 バトラーツルールマッチ

タッグマッチ バトラーツルール(ダウン、ギブアップでのみ決着)
○フジタ“Jr”ハヤト(みちのくプロレス)
 原学(ビッグマウスラウド)
vs
 佐々木貴(アパッチプロレス軍)
●吉川祐太(バトラーツ)
[9分56秒 K.I.D.(監獄固め + フロントスリーパー)]

今日、一番印象に残った試合かな。

久々に観た原が精悍さを増していたのには驚いた。初見となるフジタJr、動きはそれほど悪くはなかったけど…耳にピアスをしていたのは悪印象。佐々木は全身の傷が痛々しかったが、以前にも増して堂々としていてカッコ良かった。吉川も小さい体ながらも頑張ったと思う。

そしてバトラーツルールは、若手同士の意地の張り合いを表現するにはいいルールだね。バチバチファイトよ永遠なれ。

第五試合 各団体の成長株同士による試合

八人タッグマッチ
 ソルジャー(WMF)
 KAGETORA(El Dorado)
 柿本大地(DDT)
○KAZMA(KAIENTAI-DOJO)
vs
 雷陣明(全日本プロレス)
 スーパードルフィン(大阪プロレス)
 澤宗紀(バトラーツ)
南野たけし(闘龍門)
[12分27秒 体固め]
※アックスボンバー

なにはともあれ…人が多すぎるよ。第一試合をカットして、この試合のメンバーを二分割した方が良かったんじゃないの?

試合では、脇に回ってもキッチリと仕事をこなすKAGETORAのソツのなさに感動したり、初見だった柿本の意外な力強さに驚いたり。でも全体的には食い足りなさを感じた。東京ではなかなか観れない南野たけしの仕事っぷりをもっと堪能したかった。

フィニッシュを取ったKAZMAについては、デカい事以外は特に印象に残らず。

第六試合 因縁の再戦

シングルマッチ
関本大介(大日本プロレス)
真霜拳號(KAIENTAI-DOJO)
[17分55秒 ジャーマンスープレックスホールド]

真霜は過去に、ZSTSKアブソリュート総帥の松本天心と試合をした経験の持ち主。知ってた?

んで、この両者…過去のシングル戦は真霜が勝利している。でも、この試合を見た限りではどう見ても、関本の方が一枚も二枚も上手だったかな。

合気拳法の経験者である真霜の蹴りは鋭かったが…逆に言えば「それだけ」なんだよねぇ。関節技の入り方がもっとスムースなら充分に乗れるんだけどなぁ…。正直、関本のパワフルさばかりが際立ったと思う。

それにしても関本は会場人気が高いね。

雑感

「プロレスサミットへの道」という銘を打って開催された今大会。各試合ともソツがなく、それなりに面白かった…とは思うのだが。

正直、「道」となるような展開はなかったかな。僕の目には「色々な団体の若い選手達が集まって、無難に試合をこなした」以上の何かは見えなかったなぁ。若者はもっともっと、真正面からぶつかりあって「若さ」を全身で表現するべきじゃないのかな。

「今日はオレが主役!」って気概が見える選手がいなかったのは本当に残念だったけど、ひょっとしたらこれも時代の流れなのかもね。


以上、長文失礼。