3/19 ガッツファイティング 後楽園ホール興行(地上波) 簡易観戦記

実は生観戦する予定でした。でも…。

一昨日から風邪をひいてしまった為に今回は観戦を断念したんだけど、体調が良ければこの試合は生観戦する予定でした。

でも結果として、生観戦しなかったのは大正解のようです。ま、以下の記事がすべてっつーかねぇ。

パーラ、2キロ増で王座はく奪=WBAフライ級タイトル戦(スポナビへのリンク)

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20070318-00000089-jij-spo.html


 世界ボクシング協会WBA)フライ級タイトルマッチ12回戦(19日、東京・後楽園ホール)で坂田健史(協栄)の挑戦を受ける王者のロレンソ・パーラベネズエラ)が18日、後楽園ホールで行われた計量にパスできず、王座をはく奪された。坂田はフライ級上限の50.8キロでパスした。
 19日の対戦は両陣営の話し合いで53.5キロ以下で実施し、同日午後5時に非公式の計量が行われる。この試合で坂田が勝てば王座を奪取し、パーラが勝つか引き分ければ王座は空位になる見込み。パーラは規定によりファイトマネーを35%減額される。
 パーラは1度目の計量で2.7キロオーバー。約1時間40分後に行われた2度目の計量でも2.1キロオーバーとパスできなかった。 

第七試合 お粗末、その一言に尽きる

WBA世界フライ級 タイトルマッチ 3分12R
坂田健史(162.8cm/前日計量50.8kg、当日計量53.2kg/協栄/WBA世界フライ級 三位)
ロレンソ・パーラ(162.8cm/前日計量52.9kg(フライ級のリミットをオーバー)、当日計量53.3kg/べネズエラ/前WBA世界フライ級 王者)
[3R 14秒 TKO]
※パーラが棄権/坂田が新王者に
※パーラは前日の計量にて体重のリミットをオーバー、失格となり王座を剥奪されている

とにかく、前日の計量で2.1kgもリミットをオーバーするという、なんともお粗末な事態が発生した世界戦。坂田のモチベーションの低下を懸念していたが…、それ以上にモチベーションが下がっていたのは無敗のまま王座を剥奪されたパーラの方だったようで。入場時にもブーイングで迎えられたパーラは3Rにアッサリと試合を放棄。なんだかなぁ。

ってなワケで、坂田は悲願の世界王者に。どんなに惨い結果でも勝てば官軍、坂田は涙を流してインタビューに答えていた。ま、形はどうあれ「世界王者」という肩書きを手に入れた事実は嬉しいか。


んで、惨かったのがTBSの実況。こんな目も当てられないような王座交代劇であったにも関わらず、坂田の勝利を「感動的な出来事」として放送していたからだ。この王座戦に向けて坂田が積み重ねてきた努力について否定する気はないけど…、それ以上にパーラの失態にはもっと触れるべきだろ。視聴者の心情を置き去りにしすぎ。

雑感

僕は2chの実況スレを見ながら観戦していたのだが…坂田の所属ジムは、鬼塚勝也や亀田兄弟の「疑惑」でお馴染み協栄ジム王座戦の結果が惨かった事も重なり、書き込み内容は惨々たるものだった。ま、せめてもの救いは、これがゴールデンでの放送ではなかった事かな。

ちなみに、下記の記事にあるような紙コップの乱舞は、テレビでは放送されておりませんでした。これはこれで残念っつーかねぇ。

絶対にパーラは許せない 戦意喪失に非難の嵐(スポナビへのリンク)

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20070319-00000073-kyodo_sp-spo.html


 19日、東京・水道橋の後楽園ホールで行われた世界ボクシング協会WBA)フライ級タイトルマッチは、試合前に体重オーバーでタイトルをはく奪されていたロレンソ・パーラ選手(ベネズエラ)が3回の開始ゴングに応じず、坂田健史選手(協栄)がTKO勝ちで新王者となった。戦意を失い、試合放棄したパーラ。前代未聞の結末に場内には非難の声が渦巻いた。
 試合は2回まで淡々と進んだ。ところが勝負はこれから、という3回、突然ハプニングが訪れた。ゴングが鳴ってもパーラはコーナーを立とうとはせず、そのままTKO負けを宣せられた。その瞬間、「お粗末のひとこと」「これでは頑張った坂田がかわいそう」「最悪の世界戦」という怒声が飛び交い、紙コップなども乱舞した。

 坂田の世界戦は欠かさず見ているという会社員の亀井広司さん(44)は「坂田の勝利はうれしいけど、それ以上にパーラの行為は絶対に許せない。情けない」と不満を口にした。日本ボクシングコミッションの安河内剛事務局長も「パーラは肩の痛みを訴えたが、体重オーバーがあるなどコンディションがよくなかった。ファンには唐突な終わり方だったかも」と複雑な表情だった。


以上、簡単すぎで失礼。