GET SPORTSの真壁刀義特集で感じた違和感

Mask_Takakura2009-10-19

昨日(10/17)の深夜、TVを見ていたらGET SPORTS真壁刀義の特集をやっていた。


内容としては…学プロ出身のために蔑まれ、何かと藤田和之と比較され続け、しまいにはプエルトリコ島流しにあった真壁が、アキレス腱断裂の大怪我中に見舞いに来た人々によって「自分が必要とされている」ことを自覚して一念発起、そしてついに今年、G1 Climaxを初制覇!だが、真壁の野望はまだまだ続く…ってな感じ。


正直、僕はあんまり真壁が好きじゃない。別に華もなく、巧さもなく、ひたむきさも感じない真壁が支持されるのは、新日本プロレスの選手が大量離脱したことによる「繰り上がり当選」と、不器用な選手を応援したくなる「判官贔屓」の結晶だと思っている。厳しい見方だし、そういったチャンスを生かすのも才能だとは思うんだけど、今の真壁人気って、観客にコントロールされている感じがしてダメなんだよなぁ。昔でいうところの「ファミコンプロレス」ってヤツ。

まあ少なくともGET SPORTSは、四回転ジャンプをモノにすべく努力しているフィギュアの選手(小塚崇彦選手)や、ワールドシリーズ制覇を目指す松井秀喜と、真壁を並べて放送しちゃイカンと思う。番組を見てても、真壁がどう努力してG1を制覇したかがまるでわからんかったしねぇ。アスリートを扱う番組なんだから、どうせなら真壁の中にあるアスリート性を引き出して放送してよ。いや、真壁にアスリート性がないのは知ってるんだけどさ。

そして真壁は、とりあえずチェーン・ラリアットとフライング・ニードロップ(死んでもアレをキングコング・ニードロップとは言わねぇ)の説得力をもっと磨いてくれ。話はそれからだな。


まあ、同じテレビ朝日とはいえ、プロレスがこういう番組に取り上げられるのはいいことだと思うんだけど…、ねぇ。