追悼、広川太一郎

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20080308008.html

ショックだ、本当にショックだ。

ローマの休日」の理容師役、「モンティ・パイソン」のエリック・アイドル、「昭和ムーミン」のスノーク、「あしたのジョー」のカーロス・リベラ、「名探偵ホームズ」のホームズ…etc。独特で軽妙な「広川節」が、もう聞くことができないのは寂しいよ、本当に寂しいよ…。

これぞ広川仕事、ジャッキー映画「ドラゴンロード」での実況

10分間、ぶっ続けでいい加減なことばっかり言っています。下らないダジャレを矢繋ぎに連発するのが広川節というかね。「有名無名チャーハン旨え」「シュート!シューッと決まった鮮やかスプレー!」「一人かわして柏餅!二人かわして拍手(かしわで)うって!」「このトックリのオチョコ者!単細胞のスルメイカ!」「ついに延長戦に持ち込まれました、いつまでもやってろ!」「嫁さん元気か、それシュート!これはミス、いやシュート(舅)なだけに、こりゃミセス!」…出るわ出るわ、くだらないフレーズのオンパレード!こんな芸当をこなせるのは、後にも先にも広川さん一人だろうなぁ…。あ、フジの青嶋達也アナのくだらなさは、このノリにやや近いか。

これは懐かしい、1988年の助っ人ガイジン総決算(セ・リーグ編)

軽妙ながらも、こちらはちょっと抑え目のトーク。二枚目と三枚目でまるでキャラが違うのも、この人の特徴でした。それにしても、バースだのキーオだのポンセだのパチョレックだのランスだのクロマティだの呂だのガリクソンだの…、懐かしすぎるよ。巨人に鳴り物入りで入団した呂の年俸が840万円なのには驚いた。

そして広島には、あのランディ・ジョンソンがいたとは!…ええ、大丈夫。分かっていますよ、分かっていますとも。Wikipediaで調べましたから。

これは懐かしい、1988年の助っ人ガイジン総決算(パ・リーグ編)

こっちの場合は、なにはともあれブライアントですな。この翌年、彼は「神様!仏様!ブライアント様!」となるワケですな。…って事は、この年は伝説の「10.19」があった年か。ああ、この当時に熱心に野球を見ていれば、僕は間違いなく近鉄ファンになっていただろうなぁ…。

モンティ・パイソンの吹き替え

広川さんの仕事で避けて通れないのが、モンティ・パイソンでのエリック・アイドル役。いい加減なことばっかりチョンチョンなんてね、コンノヤローな〜んて言っちゃったりなんかしちゃったりして。しかしまあ、納谷悟朗さんに山田康雄さん。改めて見ると、モンティ・パイソンって本当に声優陣が豪華だなぁ。

携帯の人はニコニコから見てね


【追悼】広川太一郎の偉大なる吹き替え実況
空飛ぶモンティ・パイソン 招かれざる訪問者たち(吹替)
【追悼】このぉ、ちょんちょん!