追悼・石立鉄男＆小泉今日子はピッカピカの処女 - 高倉仮面、いまだ木鶏たりえず

世代的には全然直撃じゃないんだけど、その大芝居ぶりは幼少の頃の僕の脳裏にハッキリと焼きついております。今のＴＶでは、こういう役者さんは出てこないんだろうなぁ。

全盛期の頃の鉄王は、その我侭ぶりも全盛期だったようで。彼の撮影中は、すべてが彼を中心に回ってしまうような感じだったらしいですな。たとえ鉄王が台本を無視しても、彼が右を向けばカメラもそれに合わせなきゃいけない…ってな感じで。故に、最終的には干されちゃったんだけどね…。

幻のデュオ、鉄王＆杉浦による名曲。メロディが前半は「ホテル・カルフォルニア」だとか、現在では作詞できないような歌詞だとか、そもそも音程が…だとか、そんな事はどうでもいいんです。これを録音する時のスタッフの苦労が偲ばれます。二人とも我侭そうだしなぁ…。♪おんなぎらいのおぉ〜、バラあぁドおぉ〜ッ！

僕が唯一、鉄王直撃だったのはコレ。いかにも大映ドラマな演技がたまらない。この後、鉄王は散々小泉今日子を脅しておきながら、最後は全部オイシイところを持っていくんだけど…これも鉄王の我侭でシナリオを変えたのかなぁ？

ちなみにキョンキョン、この頃は「ピッカピカの処女」だそうです。誰だよ、こんな台詞を台本に書いた奴はぁ！

これは僕、知らないんだけど…カッコいいなぁ鉄王。あとでジックリと見ます。ちなみにこれも大映ドラマ。やっぱり申し子だったんだねぇ。

本当は「パパと呼ばないで」「噂の刑事トミーとマツ」も外せないんだけど…いい映像が見つからなかった…。あ、「わかめラーメン」はわざとハズしました。イージーすぎるので。

ま、アニメ部分は気にせずに見てくれい。

「女嫌いのバラード」で思い出したのがこの曲。世の中にある歌の中でもダントツに歌詞が暗いこの曲も好きなんだよねぇ。そりゃそうと、川谷拓三みたいな役者さんも、もうテレビには出てこないのかなぁ…。

ちなみにこの曲、二番は「♪浮気女と知りながら、溺れた事もある。今じゃアイツも負け犬よ、銭のせいさ」という歌詞になる。底抜けに景気が悪い。