4/28 K-1 ニールSブレイスデイルアリーナ興行(地上波) 簡易観戦記

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藤原紀香

常夏の島、ハワイが更にヒートアップ!新しく生まれ変わったK−1第二戦、ハワイ大会。会場は熱く燃え上がっていますっ!

えええぇぇぇ〜っ!? 今回の参加選手を見るにつけ、全然生まれ変わってないジャン! どう見ても、モンスター路線全盛期に逆戻りしているとしか思えないんだがなぁ。前回の横浜大会に続いて、今回もKOが連発された大会ではあったけど…地上波で見る限りでは、その緊張感は雲泥の差だったとしか言いようがないよなぁ…。

それとは別に、今回の紀香姉さんの衣装は凄かった。35歳・人妻にして、あれだけ胸元が見えるドレスを着てしまう根性が凄いというか、逞しい(たくましい)というか。以前、テレビでラテン音楽に合わせて踊っていた事があったが、この人の場合は俄然、ガテンの方が似合うよなぁ。

のり蔵、泥酔の様子(「藤原紀香の1ボトル」その1)

第一試合 さっそく、モンスター路線に逆戻り

2007 K-1 USA GP 一回戦 3分3R + 延長3分1R
マイティ・モー(185cm/127kg/米国/シャークタンジム)
キム・ギョンソック(200cm/180kg/韓国/チームラゼンカ)
[1R 1分37秒 KO]
※2ダウン

試合の感想

キムは数値の上では、ボブ・サップ以上の体格の持ち主。さしずめキム・サップといったところか。しかし実際の体格は、とても立ち技をやれる体型には見えなかった、というか。しかも彼は、これがK−1二戦目。チェ・ホンマンを一撃KOしたモーと闘うのは、ちょっと無謀な気もするが…。

なんて思っていたら、やっぱり試合が成立しなかった。パンチがテンプルをかすめる度にダウンするキム。試合はあっという間に終わってしまいましたとさ。う〜ん、あまりにも一方的で感想らしい感想も出てこないや。

藤原紀香

ダウンだ!ダウン、ダウン!

モーのKO勝ちが決まった瞬間、何故かキムのダウンを確認する紀香姉さん。目の前で起きている事が呑み込めていない感じが、逆に臨場感を出していた。いくつになっても、格闘技で興奮する気持ちは変わらない。藤原紀香35歳。人妻になろうとも「ボンドガール」の夢は諦めません

のり蔵、泥酔の様子(「藤原紀香の1ボトル」その2)

http://www.youtube.com/watch?v=5E_FYzY62ho

第二試合(未放送) モンスター路線の極み

2007 K-1 USA GP 一回戦 3分3R + 延長3分1R
○ヤン・”ザ・ジャイアント”・ノルキヤ(211cm/146kg/南アフリカ/フリー)
●ジュリアス・”タワーリング・インフェルノ”・ロング(216cm/113kg/米国/デトロイトスポーツ&ボクシングジム)
[2R 1分56秒 KO]
※2ダウン

この試合は未放送。両者共に2m10cmを超える長身同士の決戦は、ノルキアが左ローを連打してロングをKOしたらしい。あの巨体で必死に左ローを打つ姿はちょっと見たかった。

第三試合 この試合はちゃんと見たかった

2007 K-1 USA GP 一回戦 3分3R + 延長3分1R
パトリック・バリー(180cm/105kg/米国/チーム ミスターパーフェクト)
ゲーリー・グッドリッジ(191cm/108.9kg/トリニダード トバコ/フリー)
[1R 1分07秒 TKO]
※グッドリッジが右目を負傷/グッドリッジは1Rにダウン1

ダイジェスト放送だったけど、バリーは強そうだったなぁ。ホーストの秘蔵っ子って肩書きの持ち主なだけあって、ラッシュの激しさが半端ではなかった。この選手の試合はもっと見たかったなぁ。体格的にはアンダー100kg級だと思うので、まずはルスラン・カラエフとの速射砲対決なんてどうでしょ?

第四試合 極真対決は現役に軍配

2007 K-1 USA GP 一回戦 3分3R + 延長3分1R
○アレクサンダー・ピチュクノフ(194cm/95kg/ロシア/極真会館)
富平辰文(185cm/93kg/日本/スクウェア)
[3R 1分00秒 KO]
※2ダウン/富平は1Rにダウン1

この試合もダイジェスト放送。っていうか、富平がダウンするところが映っただけなので、書く事がないっちゅーかねぇ。ちなみに富平は元極真なんだけど、相手は現在の極真の猛者。まあ、肩書きの差だけ見ても、この結果は予想できたよなぁ。

第五試合 勝ち負けよりも、引退の危機が気になるところ

スーパーファイト 3分3R + 延長3分2R
澤屋敷純一(184cm/100kg/日本/チームドラゴン)
ランディ・キム(195cm/110kg/韓国/フリー)
[2R 2分52秒 KO]
※左フック

試合の感想

前回、ジェロム・レ・バンナを倒すという大金星を得た澤屋敷だが、何故かこの試合は引退を掛けた一戦に。なんでも、今でも親が格闘技を職業にする事に猛反対しているんだとか。負けると引退するハメになってしまった澤屋敷だが…理由が理由なだけに、この試合に勝とうが負けようが明日には引退しちゃうかもね。

んで、試合では澤屋敷がリングを右に回りつつヒット&アウェイでキムを翻弄。パンチや蹴りがよくヒットするも、打ち合わない場面も長かった為に観客からはブーイングが。それでもマイペースに攻め続けた澤屋敷、右ローキックを効かせつつ、ワンツーでキムを追い込んでラッシュを仕掛けてスタンディング・ダウンを奪う。キムはあっさり戦意喪失、澤屋敷はとりあえず引退の危機を免れた。

今日の澤屋敷は、要所で入れていたカウンターが巧かった。もう少し積極性が欲しいところだけど、まだ若い選手だし、長い目で見ていきたいね。ま、引退しなければの話だけど。

藤原紀香

チャンスと見た時の爆発力、すごいですねぇ!

KO勝利を飾った澤屋敷を手放しに褒める紀香姉さん。コッチは今日の姉さんの胸元の爆発力も凄いと思うけどねぇ。色気を忘れたら女は終わり。藤原紀香35歳。人妻になろうとも「ボンドガール」の夢は諦めません

のり蔵、泥酔の様子(「藤原紀香の1ボトル」その3)

http://www.youtube.com/watch?v=kjjd95DwioQ

第六試合 モンスター路線の真骨頂

2007 K-1 USA GP 準決勝戦 3分3R + 延長3分1R
マイティ・モー(185cm/127kg/米国/シャークタンジム)
●ヤン・”ザ・ジャイアント”・ノルキヤ(211cm/146kg/南アフリカ/フリー)
[2R 1分50秒 KO]
※左フック/ノルキヤは1Rにダウン1

試合の感想

サウスポーから右ジャブを連発して距離を取り、左ローを連発するノルキア。「へ〜っ、こんな器用な戦法、どこで覚えたのかねぇ」なんて思っていたのも束の間、自らのローで足を負傷してしまう。アナウンサー曰く、前の試合で既に足はボロボロだったらしい。まあ、ノルキアは巨体の割には足が細いし、こうなっちゃうのはしょうがないのかなぁ。僕としてはもう少し、ノルキアの戦い方が見たかったなぁ。

対するモー、この試合での右ローはなかなか強烈だったが…後の魔裟斗の指摘通り、ローを放つ際にノーガードになってたね。全身を使って放つからガードなんかできないわな。ま、その分、前に出る圧力でカバーしてるけどね。

ま、試合については…、一回戦で左足がボロボロになったノルキアを、一回戦はノーダメージのモーがアッサリと倒した、という事以上の感想はないかな。

藤原紀香

あぁっ!

1R、モーの右ローでノルキアが崩れた瞬間、誰よりも早く反応する紀香姉さん。さすが「デキる女は仕事も早い!」っていうかねぇ。どんな時でも、すぐに反応できるアンテナを張るのがいい女の条件。藤原紀香35歳。人妻になろうとも「ボンドガール」の夢は諦めません

のり蔵、泥酔の様子(「藤原紀香の1ボトル」その4)

http://www.youtube.com/watch?v=FtHIu9eB8SY

第七試合 地味に好勝負だったように思うんだが…

2007 K-1 USA GP 準決勝戦 3分3R + 延長3分1R
○アレクサンダー・ピチュクノフ(194cm/95kg/ロシア/極真会館)
パトリック・バリー(180cm/105kg/米国/チーム ミスターパーフェクト)
[判定 3−0]
※パトリックは2Rにダウン1、3Rにダウン1

ダイジェスト放送だったけど、この二人の試合はちゃんと見たかったなぁ。映像を見る限りでは、身長に勝るピチュクノフが膝蹴りを巧く使ってバリーを圧倒したようだけど、バリーには鬼のようなコンビネーションもあるワケで。どういう風にしてあの膝蹴りに繋いでいったのか、その過程が見たかった。

第八試合 チェ・ホンマンが小さい選手と闘うと、身も蓋もない結果になってしまう

スーパーファイト 3分3R + 延長3分2R
チェ・ホンマン(218cm/160kg/韓国/フリー)
●マイク・マローン(183cm/97.5kg/米国/イーストサイダーズ)
[2R 2分48秒 KO]
※マローンは1Rにダウン2、2Rにダウン2(二度目のダウンでKO)

試合の感想

なにはともあれ体格差がムゴすぎる。30cm以上の身長差、60kg以上の体重差。いかにアナウンサーがホンマンがアウェーで闘う事を強調しようとも、闘う前から既に決着はついてるっちゅうかねぇ…。

というワケで、試合内容については書くまでもなし。ひどかった…。

藤原紀香

「ダウンは恥」とまで言っていたチェ・ホンマンがですねぇ、倒れたワケですから、この二ヶ月、いろんな事を考えたと思うんですよ。今日の気迫は並々ならぬものがありますねぇ!

たとえ試合は一方的だとしても、マイペースに自分の仕事をこなす紀香姉さん。つまらない試合でも前向きでいる事が、大ベテランになっても輝きを失わない秘訣。藤原紀香35歳。人妻になろうとも「ボンドガール」の夢は諦めません

のり蔵、泥酔の様子(「藤原紀香の1ボトル」その5)

http://www.youtube.com/watch?v=am9NDrVd-II

第九試合 実力拮抗だったけど、そんなに面白い試合ではなかったような

スーパーファイト 3分3R + 延長3分2R
レミー・ボンヤスキー(192cm/107.7kg/オランダ/チームボンヤスキー)
グラウベ・フェイトーザ(193cm/103.0kg/ブラジル/極真会館)
[判定 2−0]

試合の感想

さすがにこの試合は、まっとうな内容になったか。ま、ズバリ言って5R向きの内容だったけどね。

1R中盤に放ったフェイトーザの巻きつくような左ミドルは、結構効いていたように見えたんだが…。あ、1R〜2Rにボンヤスキーがあまり動かなかったのは、そのせいかね。3Rになると俄然、動きが良くなるボンヤスキー。右アウトロー&左インローの連打でフェイトーザの左足を破壊しようとする。フェイトーザが前に出れなくなると、試合終了直前にもラッシュを仕掛けた。勝負処でラッシュを仕掛けれられるかどうかが、そのまま勝敗に繋がったって感じだなぁ。

それにしても、今日のボンヤスキーの顔面ガードは異様に固かったなぁ。フェイトーザってあんまり顔面パンチが巧い印象はないんだけど、なんだってあんなにガードを固めていたんだろ。フェイトーザの左右ミドルや右ローを喰らい続けたが、作戦としてはアレで良かったのかね?ガードが甘くなってでも、もっと早いうちから細かく打撃を当てていけば良かったのに。

藤原紀香

そうですねぇ。本当に実力が拮抗している二人なんで、楽しみですねぇ。

2R中盤、なかなか試合が動かない様子を見て、状況をフォローする紀香姉さん。KOだけが視聴率に繋がる事を知っているからでこそ、こういうフォローをするんだな。藤原紀香35歳。人妻になろうとも「ボンドガール」の夢は諦めません

のり蔵、泥酔の様子(「藤原紀香の1ボトル」その6)

http://www.youtube.com/watch?v=nqb4t1gvBfE

第十試合 ハリには新時代到来を感じさせるスター性があるね

初代K−1ヘビー級王者 決定戦 3分3R + 延長3分2R
バダ・ハリ(197cm/95.0kg/モロッコ/ショータイム)
藤本祐介(178cm/97.8kg/モンスターファクトリー)
[1R 56秒 KO]
※ハリが初代王者に/藤本は1Rにダウン2(二度目のダウンでKO)

試合の感想

う〜ん、密かに藤本の事を応援していたんだがなぁ。正直、ハリが最初に放ったローで両者の差を思い知らされちゃった。

っていうか、ハリは本当に変わったなぁ。昔は荒さも目立ったのに、今回はガードも固かったし攻撃のスピードも早かった。これじゃ藤本は勝ちようがないね。魔裟斗が「スター誕生ですね」というのもわかるわ。カッコ良かったなぁ。と同時に、この人には日本人じゃ勝てなさそうだな(嘆)。

藤原紀香

そうなんですよねぇ。インタビューしていても、本当に落ち着いて物静かに一個一個、答えてくれる。「本当は、礼儀正しいんだなぁ」って思いましたねぇ。

生まれ変わったハリを絶賛する紀香姉さん。そういえば、試合前の紀香姉さんのコメントも「見事な逆転劇で、この初代王者決定戦にねぇ、勝ち進んできたバダハリ選手の、一撃KOシーンも見たいんですけれども、やっぱり日本のねぇ、藤本選手にも大和魂、見せてもらいたいですねぇ」ってな具合に、ハリの紹介の方に力が入っていたなぁ。やっぱり若い男が好みなのかねぇ。バダ・ハリ22歳、今宵K−1ヘビー級の初代王者になりました。だから…。藤原紀香35歳。人妻になろうとも「ボンドガール」の夢は諦めません

のり蔵、泥酔の様子(「藤原紀香の1ボトル」その7)

http://www.youtube.com/watch?v=KD3B1B_EOX4

第十一試合 結局、デカくてパンチを打てる選手が勝ってしまったというかねぇ

2007 K-1 USA GP 決勝戦 3分3R + 延長3分2R
マイティ・モー(185cm/127kg/米国/シャークタンジム)
●アレクサンダー・ピチュクノフ(194cm/95kg/ロシア/極真会館)
[3R 46秒 KO]
※3ダウン/ピチュクノフは1Rにダウン2、モーは1Rにダウン1

試合の感想

圧力に任せて前に出るモーを相手に、鮮やかな後ろ回し蹴りでダウンを奪うピチュクノフ。これぞ空手の真骨頂…という感じだったが、これ以降は一方的な展開に。ダウンを奪われた後も、自らの戦術を変えずに前に出続けたのがモーの勝因だね。逆に言えば、ピチュクノフは自分の距離で闘えるようになれば、もっと強くなれると思う。あ、この人もアンダー100kgなのか。ヘビー級戦線に来てくれい。

それにしても、モーのパンチは急所を掠めただけでダウンを奪えるのだから凄いね。これもタロイモ・パワーって事なのかねぇ。

藤原紀香

ホントそうですね。放送席の真後ろにねぇ、ご家族・ご親戚一同いらっしゃるんですけど、お父さん頑張りましたよっ!

魔裟斗の「トレーナーの喜びよう、見ましたか?あれが一生懸命、頑張った証拠なんですよ」という名コメントに負けないよう、谷川貞治Pの「家族一丸となってねぇ」というコメントに合わせて一気に捲くし立てる紀香姉さん。正直、今日の魔裟斗のコメントは要所で冴えていたのだが、K−1コメンテイター・No.1の座は譲れない。そして…。藤原紀香35歳。人妻になろうとも「ボンドガール」の夢は諦めません

のり蔵、泥酔の様子(「藤原紀香の1ボトル」その8)

http://www.youtube.com/watch?v=V_ucnHd4-u4

雑感

のり蔵、泥酔の様子(「藤原紀香の1ボトル」その9)


それにしても…、
紀香姉さん、泥酔しすぎっ!

いや〜、ぶっちゃけ…紀香姉さん、可愛いなぁ。そして藤本もしっかりしてるよ。見直した。


いや…まあ…、興行の方は特にコメントする事はないかなぁ…と。面白くもなく、つまんなくもなくって感じで。ボチボチじゃないですかねぇ。あ、魔裟斗の解説の的確さが良かったなぁ。これからも解説を続けて欲しいねぇ。


以上、長文失礼。