4/21 UFC MENアリーナ興行(ネット動画) 一部のみの簡易観戦記

今更ながら、UFCを見ました

いよいよ、日本人が「最強の総合格闘技」を見るためには、自分からアクティブに動かなくてはならない時代が来ちゃったなぁ…という訳で、今更ながらUFC(UFC70)の動画を探してみました。で、見つけたのは以下の二試合。まあ、日本でも大きな話題となった、ミルコの失神KOについての動画をちゃんと最初から最後まで見れたのは不幸中の幸いかな。

第八試合 実は僕、シノシックですら全然、知りません。コツコツ勉強します。

ライトヘビー級 5分3R
マイケル・ビスピング(イギリス/ビスピング トータルファイティング)
エルビス・シノシック(オーストラリア/マチャド柔術)
[2R 1分40秒 TKO]
※グラウンドパンチ)

僕が見た動画の音声がたまたま大きかったダケかもしれんが、とにかく観客の歓声が凄まじかった。近年、日本のテレビで見る格闘技からは出てこないような熱気だったなぁ。羨ましい。んで、基本的に国内の格闘技しか見ない僕は、この試合で久しぶりに、「グラウンドでの顔面への肘打ち」を見たけど…絵としては派手でありながら、思ったよりも陰惨さは感じなかったなぁ。意外だった。


1Rは一方的な展開。シノシックをテイクダウンしたビスピングが、上から肘を入れたりパンチ入れたり。シノシックはまったく反撃できず。

2R、シノシックが前蹴りだかテンカオだかをビスピングに入れて倒して、上になってチキンウィング・アームロック。おっ、こりゃ逆転か?と思ったのも束の間。シノシックはアームロックが極まらずにバックを奪うも、これをリバースしたビスピングが上から半身を起こしたパンチをガツガツ。シノシックはグッタリ、レフェリーが試合を止めた。


正直、僕は勝ったビスピングの事はよくわかんないんだけど、調べてみると…彼はここまで無敗なのね。成程、選手を覚えるとっかかりはできたぞ。こうやって、少しづつ覚えていきますか。


第十試合 これは本当に意外だったよなぁ。まさか、あのミルコがハイで失神するとはねぇ。

ヘビー級 5分3R
○ガブリエル・ナパオン・ゴンザガ(ブラジル)
ミルコ・クロコップ(クロアチア/チーム クロコップ)
[1R 4分51秒 KO]
※右ハイキック

柔術王者の右ハイをようやく見れたよ。ありがたいねぇ、Webっていう道具は。


んで、ゴンザガってば、ミルコの打撃をまったく恐れずに前に出てくるのね。ここまで圧力を掛けられたミルコを観たのは初めてだなぁ。以前、巨漢のジョシュ・バーネットの圧力に苦戦した事があるミルコだけど、今回のゴンガザの圧力の掛け方はその比ではなかったなぁ。序盤のうちにミドルの一発でも叩き込んでゴンガザの勢いを止められれば、結果はまた違ったものになったかもね。

んで、打撃をまったく出せないミルコをあっさりとテイクダウンしたゴンザガは、クロスガードで防御するミルコに肘打ちとパンチを長い時間かけてドカドカと落とす。PRIDEルールに慣れていたミルコにとって、この肘打ちは予期していなかっただろう。かといって、相手は柔術王者の肩書きを持つ男。クロスガードを離したら「それはそれで危険」とか考えていたのかなぁ。

んで、何故だか膠着ブレイクが掛かり(全然膠着いなかったけどね)、再び両者スタンド。ミルコの動きを見る限り、大きなダメージがあるようには見えなかったが…、突然、放たれたゴンザガの右ハイにはまったく反応できなかった。頭を打ち抜かれた一発でミルコは失神。


う〜んミルコ、完敗だね。この試合だけを見る限り、万に一つも勝てそうな要素がなかったのが残念。やはり序盤のスタンド戦で打撃を出す事ができなかったのが痛い。っていうか、ミルコって自分より大きくて、プレッシャーを掛けてくる相手は本当に苦手にしているねぇ。今後の課題だな。

雑感

とまあ、初めて海外の試合の動画を集めながら観戦記を書いてみた。「世界最強の格闘技」としてのPRIDEが世を去りつつある今、最強の総合格闘技を観戦するには、もっとアクティブに動かなくてはならない…という事を勉強させてもらいました。明日また、生きるぞ!


以上、長文失礼。


ってなワケで、衝撃のKOシーンについて動画をば。リンク先で見てね。