3/12 HERO’S 名古屋市総合体育館レインボーホール興行 簡易観戦記
ξ ゚∀゚)ξ < 今日はカオルとトコロクンがでるのね、キャーーーッ!
なんちゅうか、今回のHERO'Sは今までに比べて、かなり「影が薄い興行」っちゅーかねぇ。正直、開催当日までスッカリその存在を忘れておりましたよ、マジで。
山本”KID”徳郁、須藤元気といった人気メンバーを失ない、PRIDEの地上波放送中止、「桜庭和志 vs 秋山成勲」によるヌルヌル騒ぎによりネガティブ要素が満載となってしまったHERO'S。今回の視聴率とかってどの程度だったんだろうね。
オープニングファイト3 ξ ゚A゚)ξ < 塩コショー?そんな芸能人、知らないわ
90kg契約 5分2R + 延長5分1R
○ベルナール・アッカ(186ccm/89.6kg/コートジボワール/フリー)
●シン・ヒョンピョ(183cm/88.4kg/韓国/チーム ラジェンカ)
[1R 1分11秒 TKO]
※首相撲からの右パンチ連打
「塩コショー」っていうお笑いコンビは知らないけれど、アッカの写真を見た時に「とんでもない身体の持ち主が出てきたな!」と思ったのは良く覚えている。
んで、試合でもとんでもない身体能力を発揮。序盤に決めた右ハイキックはハッキリ言って素人が打てるシロモノではなかった。フィニッシュも相手を左腕で掴んでの右パンチ連打。本当にこの人、「本業はお笑い芸人なの?」って思うくらいに強かったなぁ。
いや、ホントに覚えておきますよ。ベルナール・アッカの名前も「塩コショー」の名前も。
見てみぃ、このスゲエ身体!(Bout Reviewへのリンク)
第一試合 ξ ゚A゚)ξ < 激しい煽りの割には、なんだか一方的だったわねぇ
90kg契約 1R10分 + 2R5分 + 延長R5分
○マルヴィン・マンホーフ(177cm/88.5kg/オランダ/ショータイム)
●高橋義生(180cm/89.6kg/日本/PANCRASE)
[1R 2分36秒 TKO]
※グラウンドでのパンチ
ここ最近、高橋が殴り合いに勝利するところを見た事がないのに、どうして彼は殴り合いを求めるんだろうか…。というか、胴タックルを切られた時点で高橋の負けは確定していたかな。
それにしても、勝負の明暗を分けた右ミドル〜右ストレートのコンビネーションは見事だった。ボカァ、マンホーフはシルエットがカッコいいから好きだ。
第二試合 ξ ゚−゚)ξ < HERO'Sって、どうしてこうHEROっぽくない人をリングに上げるのかしら?
無差別級 5分3R
○マイティ・モー(185cm/134.1kg/アメリカ/シャークタンクジム)
●キム・ミンス(186cm/118.3kg/韓国/フリー)
[1R 2分37秒 KO]
※右フック
モーの右のフルスイング一発を喰らい、更に一発、一発…とパンチをバコバコと喰らうキム。それでも立っているキムを見て「やっぱりキムチみたいな発酵食品を主食にしている国の人は粘り強いな」と思っていたが、その意識を断ち切る程に強烈な右フックが決まってキムはダウン。そういえばモーはサモア系、やはりパワーの源はタロイモなのかな?
あ〜あ、書いていて秋葉原の納豆(柴崎納豆)が食いたくなったよ(『発酵食品』繋がりね)。龍頭君、これを読んでいたら…今度行く時はお土産にするから米を炊いといてくれ。米代は出すからさ。ね。
柴崎納豆、臭いけど旨いらしいぞ
第三試合 ξ; ゚A゚)ξ < また、強いのが出てきたのね…
70kg契約 5分3R
○ビトー・“シャオリン”・ヒベイロ(173cm/70.0kg/ブラジル/ノバ ウニオン)
●上山龍紀(181cm/69.8kg/日本/U-FILE CAMP)
[1R 1分48秒 腕十字固め]
ん?上山の所属が U-FILE CAMP に戻っているね。TEAM Kingsって何だったんだろ?
で、試合については…別に書くことがないっつーかねぇ。
「シャオリンは強い」、その一言で充分。
第四試合 ξ; ゚A゚)ξ< あ、あれ…。鼻、折れてるよねぇ…
70kg契約 5分3R
○アンドレ・ジダ(172cm/69.6kg/ブラジル/シュートボクセ アカデミー)
●高谷裕之(167cm/69.9kg/日本/フリー)
[1R 3分29秒 TKO]
※ドクターストップ
う〜む。高谷はリアルに「ストリートファイター」なワケで、関東地方に住んでいれば色々と生々しい噂が聞こえてくるのが事実。故にあの煽り映像も、妙に真に迫っているというかねぇ…。対するジダ、紹介映像の中で宍戸大樹と対戦した時の画像が使われていた。「あれ?SBに来た事なんてあったっけ?」と思って調べてみたら、その試合では宍戸が圧勝していた。この実力をK-1 MAXでも発揮できればねぇ。
試合は正面からの殴り合いが中心となったが、ペースを握ったのはジダ。右アッパーで高谷の鼻を折り、マウントを奪ってパンチを落とし、再びスタンドで高谷のテンプルにフックを叩き込む。高谷の体力はまだまだ残っているようではあったが、この状態で試合を止めたのは正解だと思う。
それにしても、ここまで一方的な展開になるとは…。っていうか、HERO'Sでの高谷は今一つ、良い戦績を残せていないね。その強烈なキャラクターを含めて、もっと活躍して欲しい選手なんだがなぁ。
第五試合 ξ ゚〜゚)ξ < 最初はいい男だと思ったけど…、この人、私は暑苦しくてダメだわ
無差別級 5分3R
○柴田勝頼(183cm/85.4kg/日本/ARMS)
●山本宜久(190cm/96.3kg/日本/フリー)
[1R 9秒 KO]
※右フック
いつの間にか、柴田の扱いが「狂犬」って事になっているけど、プロレス界ではそんなキャラクターだったっけ?BIG MOUTH LOUDは、まったく見ていなかったのでわからんのぉ。 ついでに船木誠勝の弟子、という事にもなっていたけど、これまたまったくピンと来ない、というかねぇ。
で、試合は右フック一発という、あっという間の秒殺劇。「船木の弟子 vs 前田の弟子」なんて単語もスッカリ忘れちゃう程、あっさりとしたモノだったというか。っていうか、ヤマヨシを倒したあの右フック、後頭部に入ってなかったか?アレ、反則じゃないの?
それにしても、コーナーに登って裏声になりながら吼えまくる柴田って…。多分、試合前にかなりナーバスになっていたから、ああいう声になったんだろうなぁ。プロレスラーなら、もっと腹から度胸の良い声を出して欲しかった。
第六試合 ξ ゚−゚)ξ < またあんまりHEROっぽくない人がリングに上がっているわ
無差別級 5分3R
○ゲーリー・グッドリッジ(191cm/108kg/トリニダード トバコ/フリー)
●ヤン・“ザ ジャイアント”・ノルキヤ (211cm/146kg/南アフリカ/スティーブスジム)
[1R 3分00秒 TKO]
※グラウンドでのパンチ
グッドリッジのお腹の肉を見るにつけ、今回は調整不足だったんだろうな。で、案の定、ノルキアのパンチに捕まっちゃった。ガードをガチガチに構えて防御するも、ノルキアの打ち下ろしのパンチは結構効いてたんじゃないかなぁ?
それでもグッドリッジは、組み付いてノルキアを崩し、上から豪腕を落とし続ければ、あっという間にノルキアはグッタリ。なんていうか、グッドリッジの勝ち方が鮮やかっていうよりは、ノルキアがまるでダメって感じだったねぇ。
っていうか、HERO'Sの舞台に野獣は似合わない気がする。
第七試合 ξ ゚ー゚)ξ < あ、このオジサン、今日は勝ったのね
85kg契約 1R10分 + 2R5分 + 延長R5分
○桜庭和志(180cm/84.5kg/日本/フリー)
●ユーリー・“PLAY BOY”・キセリオ(178cm/85.9kg/ウクライナ/ファイトスタージム)
[1R 1分26秒 腕十字固め]
桜庭の入場時のマスクは、かつての名レスラーのマスクド・スーパースター…って、さすがに格闘技ファンでこの人の現役ファイトで知っている人は少ないだろうねぇ。僕もどういうレスラーは忘れちゃった…と思って調べたら、この人は後のアックス・デモリッションらしい。デモリッションは知ってるなぁ、ロード・ウォリアーズの模造品でしょ?対するキセリオ、いくら“PLAY BOY”だからって、ウサギマークの胴着って…。
で、試合については…別に書くことがないっつーかねぇ。キセリオは露骨に総合素人でしょ。そりゃ、桜庭が圧勝するわい。ま、桜庭が下からの三角絞めを披露するシーンは珍しい感じがしたけどね。
第八試合 ξ ゚ー゚)ξ < 私のKIDに4秒で負けた人、どんどん強くなっているのね
70kg契約 5分3R
○宮田和幸(172cm/69.9kg/日本/フリー)
●ブラックマンバ(183cm/69.9kg/インド/フリー)
[1R 3分38秒 スピニングチョーク]
HERO'Sという舞台で唯一「あ、どんどん強くなっているなぁ」と感じるのが、この宮田。もともとレスルングの素養があるのだから弱いって事はないんだけどね。
…とはいえ、所英男が完敗し、宇野薫も苦戦したブラックマンバに完勝するのだから大したモンだよ。フィニッシュのスピニングチョークも鮮やか。この先、強豪との対戦が楽しみだなぁ。年齢が結構高い事を除けば、マジで次のHERO'Sのエース候補じゃないのかな、この人。
第九試合 ξ ゚∀゚)ξ < ワタシのカオル、キャーーーッ!
70kg契約 5分3R
○宇野薫(172cm/70.0kg/日本/和術慧舟會東京本部)
●アリ・イブラヒム(178cm/70.0kg/エジプト/フリー)
[1R 1分59秒 腕十字固め]
井上和香をして「メダル…じゃなくて、ベルトがあっておかしくない人」と評された宇野薫。イヤ、宇野君は昔、今をときめく五味隆典や川尻達也も巻いていた修斗世界ウェルター級の王者だった男でしょ。ま、おめえにはそんな事を言っても右から左だろうけどな(ボカァ井上和香が嫌いなんだよね、但し乳は好きだけど)。
で、試合については…別に書くことがないっつーかねぇ。イブラヒムは露骨に総合素人でしょ。そりゃ、宇野が圧勝するわい。グラウンドで下になってからも宇野には余裕があったみたいだしねぇ。ま、宇野ファンにとっては良い結果が出てよかったんじゃないの?
第十試合 ξ ゚∀゚)ξ < ワタシのトコロクン、やっぱりキャーーーッ!
70kg契約 5分3R
○所英男(170cm/68.9kg/日本/Team ZST)
●安廣一哉(172cm/69.8kg/日本/正道会館)
[1R 3分00秒 腕十字固め]
そうかそうか、所は名古屋が地元だったのか。人気だけでメインに行くのはオカシイなぁ…と思っていたけど、そういう事だったのね。
で、試合については…別に書くことがないっつーかねぇ。安廣は総合素人でしょ。そりゃ、所が圧勝するわい。グラウンドで上になってからは所のワンサイドゲームだったし。ま、所ファンにとっては良い結果が出てよかったんじゃないの?
ξ ゚∀゚)ξ < 雑感だけど…ワタシ、興奮しちゃった!だってカオルとトコロクンが勝ったんだものっ!
う〜ん、TVで見る限りは「オール一本勝ち」なんだけど、なんだか緊張感のない試合ばかりが続いちゃったなぁ、と。記憶に残りにくい大会っていうかねぇ。やっぱり一試合くらいは「実力拮抗の好勝負」がないと、コンテンツとしても締まらないんじゃないの?少なくとも僕は全然楽しめなかったなぁ。
唯一、宮田の快勝が良かったくらいかな?
ξ ゚∀゚)ξ < 以上、長文失礼。カオル、トコロクン、キャーーーッ!