WBC世界Wタイトルマッチ 日本武道館興行(地上波) 簡易観戦記

タマには亀田以外のボクシングも見てみよう

普段はボクシングは見ない僕だけど、やっぱり何事も勉強というか。とりあえず長谷川穂積 vs ヘナロ・ガルシアについてはビデオに録画してみた。あんまり大した事は書けなさそうだけど、書いてみる。

ちなみに中継の番宣BGMにKING CREMSONの「21st Century Schizoid Man」を使っていたのがツボに入った。好きな曲なんだよね。

KING CREMSON「21st Century Schizoid Man」


※曲の出だしだけ。こっからがカッコいいのに…。

尚、上記音楽の続きがどうしても気になる人は、怖い顔を気にせず下記の動画からどうぞ

第五試合 覚えておきましょう

58kg契約 3分6R
粟生隆寛(帝拳)
●カブリエル・ペレス(メキシコ)
[6R 1分27秒 TKO]

ダイジェスト放送。粟生のいいところしか放送しなかった事もあるが、とりあえず強そうだった。「高校六冠王」ねぇ、こんな人もいるのね。覚えておこう。

第六試合 あれ?面白そうジャン!

WBC世界ミニマム級 タイトルマッチ 3分12R
イーグル京和(159cm/47.61kg契約/角海老宝石/WBC世界ミニマム級王者
●ロレンソ・トレホ(155cm/47.61kg契約/メキシコ)
[判定 3−0]
※京和は6Rにダウン2、トレホは3Rにダウン1/京和が防衛に成功

ボクシングはよくわからない僕だけど、このイーグル京和の事は良く知っている。この人、よくSBで選手に花束を渡しているんだよね。


んで、試合を見るの初めてだったが…ダイジェスト放送ながらも、なかなか面白い試合のように見えた。3Rに京和が奪った打ち降ろしのストレートは本当に見事だった。小さい体ながら素晴らしい一撃。

対するトレホ、よく言えば「派手なパンチ」、悪く言えば「大振りなパンチ」って感じだったけど、6Rにダウンを二度も奪う猛攻。

「ありゃりゃ、京和はもうダメかな?」と思ったら…ラウンドを増す毎に徐々に盛り返す京和。ハードヒットを連発する京和、要所で打ち合いに応じた為、試合終了時に大きな歓声が沸いていた。最終的には京和の判定勝ち。ヒヤヒヤものの防衛戦ながらお見事でした。


ちなみに京和、これが生涯初ダウンなんだそうな。危ない危ない。

第七試合 危なかったねぇ

WBC世界バンタム級 タイトルマッチ 3分12R
長谷川穂積(169cm/53.52kg契約/千里馬神戸/WBC世界バンタム級 王者)
ヘナロ・ガルシア(165cm/53.52kg契約/メキシコ/WBC世界バンタム級 一位)
[判定 3−0]
※ガルシアは4Rにダウン1、8Rにダウン1

そうだ、思い出したよ。長谷川といえば辰吉丈一郎が勝てなかったウィラポン・ナコンルワンプロモーションを2度破った選手だったねぇ。あの試合は確かTVで見てビックリした覚えがあるぞ!…とまあ、僕のボクシングの知識はこんなモンです。


 1R、ガルシアは積極的だなぁ。長谷川は大丈夫かな?
 2R、おっと、早くも長谷川の左が唸るねぇ!
 3R、いや〜っ、長谷川の左は強え〜なぁ!
 4R、おおっ、予期せぬカウンターのアッパーッ!(ガルシアにダウン1)
 5R、長谷川は打ち合うねぇ。左だけじゃなく右も強いね。
 6R、このラウンドはガルシアだな。攻めがしつこいなぁ。
 7R、何っ!? 長谷川が目尻を切っただって!? ボディも効かされてるし、苦しいねぇ。
 8R、長谷川はバッティングまで貰って苦しいが、カウンターの右が炸裂っ!(ガルシアにダウン1)
 9R、う〜ん、ここに来てガルシアが完全にペースを握ったな。ダウンのダメージはないのかね?
10R、中盤に打ち合い。あれだけバコバコとパンチが当たっても、ガルシアは倒れないんだねぇ。
11R、長谷川はすっかりバテバテ、逆にガルシアは元気。あと2Rだけど、まずいねぇ。
12R、どうにかこうにか、長谷川は上手く逃げたねぇ。中盤のスウェーは美しかった。


ま、最後は苦しかったけど、終わってみれば大差の判定勝ちかぁ。一発が強いっていうのは大きな武器だな。それにしてもチャンピオンなのに「ラスベガスでの防衛戦」という、さらなる高みを目指す姿勢は素晴らしいねぇ。

雑感

ラウンドの長い競技はドラマがあって面白いねぇ。大晦日の格闘技も、メインイベントはこれくらい長くて技術のある試合が見たいなぁ。


以上、簡単すぎで失礼。