迷走しようが何しようが、S-CUPは明日開催


SBといえば緒形健一の入場曲、ヨーロッパの「ファイナル・カウントダウン」なワケだが、S-CUPを前にした僕の気分をファイナル・カウントダウンで表現するなら、以下の動画のような感じ。



まあ、気を取り直して。


決定したカードを観る限り、結局のところ「SB vs K-1 MAX」の構図は完全崩壊してしまったが…、逆にそれが純SBの対立概念を浮き彫りにしたともいえるような気がする。もしS-CUPの一回戦をSB勢が全員勝利したとしたなら、準決勝戦の対戦カードは宍戸大樹 vs 緒形健一、アンディ・サワー vs ダニエル・ドーソンとなる。これは「SB新旧エースの世代闘争」だ。このカードが実現すれば、純SBファンとしては満足度の高い興行になるだろう。ま、そう簡単にはいかないとは思うけど。


上記カード実現のキーパーソンは、昨日も書いたが一回戦で宍戸と対決するジョーダン・タイだね。一時期、SBの裏番長と化していたシェイン・チャップマンや、強豪ジャン・スカボロスキーを撃破した実力は本物だと思われる。宍戸はこの一戦をどうクリアするかによって、S-CUP2006の方向性は決まってくるだろう。

また、タイはSBへの継続参戦を希望しているという。元々、SBはオセアニア系の人脈に太いパイプを持っていた印象がある(ジョン・ウェイン・パー、ネイサン・コーベット、ダニエル・ドーソン)が、タイの定期参戦はオセアニア系人脈の再発掘の足掛かりになるものだと期待したいね。


そりゃそうと…結局、大野崇は欠場か。思えば"SHINOBU"ツグト・アマラとかもSBのジムに来たりしているんだし、彼らをもっと有用に活用する術はなかったのかなぁ。あと、前回のパンフレットに掲載されていた「アンディ・サワー vs ゲンナロン・ウィラサクレック」とかが実現していれば、かなり注目度は高かったんだけどなぁ…。困っているなら、イチかバチかでWSRに選手を借りれば良かったのに。