9/10 PRIDE さいたまスーパーアリーナ興行(PPV) 簡易観戦記

Mask_Takakura2006-09-10

まず試合前に一言

何だか最近、それほど後楽園ホールに足を運んでいないのに、長文でブログを更新してばかりのような気がするなぁ…と思っていたが、成程K-1もPRIDEも夏休みが終わった頃にまとめて興行を連発しているのね。なんで夏休みを避けたんだろう?それとも、これって興行の常識なのかな?

試合観戦について

本日は龍頭亭にてPRIDE武士道のPPV観戦。観戦参加者は…家主・龍頭さん(http://blog.livedoor.jp/nhbnews/)、フリジットスターさん(id:frigidstar)、グリフォンさん(id:gryphon)、そして僕の計4名。


本日の「おみや」は烏龍茶と麦茶。いつもに比べて露骨に手抜きなわけだが、もちろんそれには理由がある。今日(9/10)は目黒でさんま祭りが開催されており、エセグルメな僕は「殿様が『旨い!』と唸るくらいのさんまなのだから、これを『おみや』に持っていかない手はない!」と考え、さんまをせしめるべく一路目黒へと向かったが…。

どうにも世の中の人は考える事が同じらしく、さんまの前には長蛇の列が。この列が本当に凄くて、正直一時間以上は待たされる勢い。ヘタレな僕は列を見た途端に速攻でさんまを諦め、別な「おみや」を求めるべく目黒の街を彷徨った。しかし…。

この日の東京は異様に残暑が厳しく、外を徘徊しているうちに頭にはどんどん熱が溜まっていく。あっという間にバテてしまった僕、「助けてくれ…、本当に死ぬぞコレ…」と弱っているところにコンビニを発見。、「天の助け」とばかりに早速、烏龍茶と麦茶を購入しガブ飲み、ついでにこれをお土産として龍頭亭へ…と、こういう次第だ。う〜ん、我ながら情けない。


さんま、食いたかったなぁ。旬な時期はもう少し後だと思うけど。

第一試合 人造人間

無差別級 10分1R + 5分2R
エヴァンゲリスタ・サイボーグ(178cm/92.5kg/ブラジル/シュートボクセ アカデミー)
西島洋介(180cm/91.0kg/高田道場)
[1R 3分42秒 スリーパーホールド]

試合前の予想

サイボーグが1R、グラウンドパンチで勝利。西島は好きな選手だけど、まだまだ経験不足だと思う。サイボーグが足を止めずに突進しながら打撃を出してきたら対処できないんじゃないかなぁ?まあ、西島には僕の予想を覆すファイトを期待したい。

試合の感想

西島の経験不足が露呈。首相撲からのヒザ蹴りは対処できず、グラウンドで下になるとグラウンドパンチをかわすのが精一杯。最後もあっさりとバックを奪われて、スリーパーでタップ。


う〜ん、西島は悪い選手ではないけど、寝技に大きな穴がある以上、PRIDEではよほど弱い相手でない限りは勝てないだろうなぁ。いっそDEEPとかで、みっちりと経験を積んでみるのも手じゃないかな?

予想の結果

勝者当たり、試合展開は「経験不足」の部分は当たり、「足を止めずに」の部分はハズレ。フィニッシュはハズレ。それにしても今日のサイボーグは、攻め方がやたらと丁寧だった。

第二試合 修羅議員

PRIDE無差別級GP 準決勝戦 10分1R + 5分1R
ミルコ・クロコップ(188cm/100.4kg/クロアチア/チーム クロコップ)
ヴァンダレイ・シウバ(182cm/102.3kg/ブラジル/シュートボクセ アカデミー/PRIDEミドル級 王者)
[1R 5分22秒 KO]
※左ハイキック

試合前の予想

ぬぬぬぬぬ、今回のトーナメントは予想が難しいなぁ。とりあえず最近のミルコップはモチベーションが低いように見えるので、シウバが勝つような気がするなぁ。「インファイトでのスタンドパンチがヒット!」とかだと面白いけど、ここは判定で勝利という事にしておこう。

試合の感想

ミルコップよりもシウバの方がモチベーションが低かったように見えた。なんですか?あの試合前の穏やか過ぎる表情は?対するミルコもそこまで厳しい表情ではなかったが、試合では圧倒的な差を見せつけた。


どんなにシウバがパンチを振り回しても、今日のミルコには勝てないように見えた。筋肉がつきすぎてフックしか放てないシウバに対して、しっかりとストレートが放てるミルコップ、打撃の技術の差は歴然。ましてや今のミルコップからテイクダウンを奪うのは至難の業。この時点で両者には大きな差があったのだろう。

だからといって、ここまで一方的な試合になるとは僕も思わなかった。前に出るシウバに放ったカウンターの右ストレート、倒れたシウバに放った鉄槌の連打、フィニッシュの伏線にもなった強烈な左ミドルキック、そして最後の強烈な左ハイキック。高田でなくても「完璧です、完璧!」と叫びたくなるってモンだ。


それにしても、あのシウバから失神KOを奪ったのもさる事ながら、ヒジではなくハイキックでカットまでしちゃうんだから…凄すぎです。以前出演していた髭剃りの会社からまたオファーが来そうだな(笑)。

予想の結果

なにもかもハズレ。もう「脱帽」の一言です。恐れ入りました。

第三試合 竜虎相打

PRIDE無差別級GP 準決勝戦 10分1R + 5分1R
ジョシュ・バーネット(191cm/116.0kg/アメリカ/AMCパンクレイション/PANCRASE無差別級 王者)
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(191cm/110.0kg/ブラジル/ブラジリアン トップチーム)
[判定 2−1]

試合前の予想

バーネットが判定で勝利。僕の周りにはバーネットのファンが多いし、僕自身もバーネットのファンだけどノゲイラのパンチにはかなり手こずると思う。で、心理的に焦ったところを、上からでも下からでもいいから腕十字に捕られてしまうと危険だと思うんだけど…バーネットのパワーは結構凄いので、ノゲイラがスタンドで主導権を握れなければバーネットが勝つんじゃないかなぁ、と。

試合の感想

「僕の強さの秘密はキャッチレスリングだ!」と公言するバーネット、今日も「愛をとりもどせ!!」で入場。新日本プロレスは、なんでこんな逸材を生かしきれなかったんだろうか?


僕の予想通り、ノゲイラのパンチには大苦戦したバーネット。グラウンドでも主導権を握られたりで「やはり総合力ではノゲイラが上なのかな?」と思わされた。1R中盤にラッキーパンチ気味に右フックでダウンを奪ったが、これがなければバーネットは負けていただろう。ただ、1Rに極めたスタンドでのフロントチョークは見事、あのノゲイラを相手にややスピニングチョーク気味に入っていたのが面白かった。2R終盤の膝十字はジャッジへのアピールにはなったとは思うけど、あのまま試合が続行しても極まる事はなかっただろうね。

対するノゲイラはスタンドでは主導権を握り、グラウンドでは1Rと2Rで二度もマウントを奪い、1R終盤には腕十字の体勢へ移行。2Rにはバックを奪ってパンチを入れる場面がある等、僕には常に主導権を握っているように見えた。確かに極められそうになる場面もあったし、バーネットの鉄槌を喰らってスタミナも切れていたが…それ以上にバーネットが消耗している様子だった事を含めて、試合全体を見れば僕はノゲイラが優勢だったように思う。そうなると、1Rに喫したダウンが痛い。

試合全体を通して積極的に攻めていたのはノゲイラかな?と思っていたが、判定は僅差でバーネットが勝利。1Rのダウン&チョーク、2Rの膝十字が評価されたのだろう。試合後、バーネットが声を掛けようとするが、ノゲイラは完全に無視。バーネットのパフォーマンスに対する怒りはまだまだ収まっていないようだ。


それにしても一進一退の攻防とはまさにこの事。マスト判定でなければ「誰が見ても納得のいく、正真正銘のドロー」である事は明白だ。負けたノゲイラも、勝ったバーネットも素直に「強い!」と言って問題ないだろう。二人共、お疲れ様でした。

…といいたいところだが、勝ったバーネットはこの後、ほぼ無傷のミルコップと対戦しなくてはならないのだ。正直、この試合を見終わった時点で僕は「こりゃ、優勝はミルコップだな」と確信した。消耗し過ぎにも程がある、というかね。

予想の結果

勝者は当たり、展開はノゲイラに関する部分は当たっているけど、ジョシュが見事に反撃したのでハズレ。フィニッシュは当たり。正直、グラウンドでバーネットがノゲイラを相手にあそこまでやれるとは思わなかった。キャッチレスリング、恐るべし。

第四試合 弟帝復活

PRIDE無差別級GP 準決勝戦 リザーブマッチ 10分1R + 5分1R
エメリヤーエンコ・アレキサンダー(198cm/118.0kg/ロシア/レッドデビル)
セルゲイ・ハリトーノフ(194cm/111.0kg/ロシア/ロシアン トップチーム)
[1R 6分45秒 KO]
※グラウンドでのパンチ

試合前の予想

ハリトーノフが判定勝利。これまた予想が難しいんだけど、アレキサンダージョシュ・バーネット戦で後半失速したので、あの闘い方はリスクが大きいのかなぁ、と。ただハリトーノフも、失速したアレキサンダーを攻める手段がなく、ずるずると試合が続いて、なんとなくハリトーノフが勝利…って感じで。

試合の感想

お互いにパンチでダウンを奪い合う展開となったが、パンチに鋭さがあったのはアレキサンダーだった。フリッカースタイルから左で牽制しつつ、右ストレート二連発でダウンを奪い、うつ伏せになるハリトーノフにパンチやらヒザやらをボコボコ入れる。グッタリするハリトーノフを見たレフリーが試合をストップ。試合後、ハリトーノフがレフリーに何かを訴えていたが、あのグッタリ加減じゃあ試合を止められて当然だろう。


ハリトーノフは本調子には程遠いように見えた。かつての怖いオーラがまるで出ていなかったのが気になるところ。対するアレキサンダー、今日は勝利を手にしたが「四強と闘えるレベルか?」と言われると疑問が残る。とりあえず次戦の相手はファブリシオ・ベウドゥムあたりでどうでしょう?

予想の結果

大ハズレ。ハリトーノフが病みあがりだった事をもっと考えれば良かったなぁ。序盤のうちに決着がつく可能性を考慮しなかったのも敗因だな。

第五試合 疲労困憊

無差別級 10分1R + 5分2R
ヒカルド・モラエス(205cm/126.0kg/ブラジル/ボクセタイ)
イ・テヒョン(198cm/134.0kg/韓国/Team Aegis)
[1R 8分08秒 TKO]
※タオル投入

試合前の予想

イが1R、グラウンドパンチで勝利。韓国相撲横綱 vs デカいパン屋さん。

試合の感想

韓国相撲横綱、パン屋さんに敗れる!

やはりスタミナ不足は、相撲と呼ばれる競技に携わる選手に共通する問題なのだろうか。もっとも、モラエスもスタミナを切らしていたわけだが。


ちなみに僕は、この手の「バテバテ!パンチ!大合戦!」は嫌いではないです。本当です。

予想の結果

これまた全部ハズレ。今日は大ハズレが多いな。

第六試合 観客憤怒

無差別級 10分1R + 5分2R
中村和裕(178cm/101.5kg/吉田道場)
●中尾“KISS”芳広(180cm/102.0kg/フリー)
[判定 3−0]

試合前の予想

中村が判定勝利。僕は中尾を応援するけど…勝敗だけを見れば、実績のある中村が勝利するだろうなぁ、と。試合はグズグズでグダグダな大膠着試合になると思う。ゴングが鳴った瞬間に大ブーイングが飛ぶ…ってな具合でね。

試合の感想

この試合の事は語りたくありません。

「ほぼ睨み合いだけで20分」、この試合を語るにはこれで充分でしょ。ただ、中村のティーカオは有効だと思いました。おしまい。

予想の結果

なにもかも大当たり過ぎて腹が立つ!特に中村だな。これしかできない選手に近藤有己が負けた事になっている事実が本当にムカつく。ちなみに龍頭君曰く「中村の一本勝ちを予想した自分を殺したい」そうだ。ガハハハハ。

第七試合 将軍踏蛇

無差別級 10分1R + 5分2R
マウリシオ・ショーグン(182cm/92.7kg/ブラジル/シュート ボクセ アカデミー)
●ザ・スネーク(198cm/91.7kg/フランス/Team BOON!)
[1R 5分29秒 KO]
サッカーボールキック

試合前の予想

ショーグンが1R、グラウンドパンチで勝利。スネーク(シリル・ディアバデ)は突然のPRIDE出場だけど、穴のある選手だと思うので。ショーグンに上になられたら、ズブズブと負けてしまうだろうなぁ、と予想。

試合の感想

昔から指摘されているし、初めて見た人でもすぐに気がついたと思うが…どうにもスネークは腰が軽い。グラウンドでは蛇というよりは鰻のような脱出術も見せたけど、その後すぐにテイクダウンを奪われちゃう。「それでもあまり致命的な打撃を喰らってないから、スタンドに戻ればまだまだイケるかなぁ?」と思ってたら、将軍様に「踏まれて蹴られてジャジャジャジャーン(?)」。


スネークはスタンドの打撃は相変わらず鋭いから、PRIDEレベルでも相性の良い相手と当たれば、もっと強さを発揮できるとは思うんだけどね。

予想の結果

勝者当たり、展開も当たり、フィニッシュはハズレ。概ね予想通りだけど、ショーグンが「踏みつけ大将軍」と呼ばれていた事をスッカリ忘れていたのは、予想の爪の甘さだな。

第八試合 王子砕槌

無差別級 10分1R + 5分2R
ヒカルド・アローナ(180cm/92.9kg/ブラジル/ブラジリアン トップチーム)
アリスター・オーフレイム(195cm/94.9kg/オランダ/ゴールデン グローリー)
[1R 4分28秒 KO]
※グラウンドでのパンチ

試合前の予想

1R、アローナが腕十字で勝利。オーフレイムはまたしてもガス欠を起こすと思うので、そこをアローナがガンガン攻めて、チャンスがあれば腕十字…って感じかなぁ。まあガス欠がなくてもアローナが勝つような気もするけどね。

試合の感想

アリスターがストレートでアローナを崩した時は「こりゃ、行けるかな?」と思ったが、アローナのローキックでヘナヘナと崩れてからはどうにもならなかった。ま、柔術王子に乗られてグラウンドで自由が利く選手の方が少ないんだけどね。鉄槌落として、バックからパンチを入れた途端にオーフレイムがタップ。


う〜ん、いつもにも増してタップするタイミングが早いな。どこか怪我でもしたのかねぇ。まあ「無事これ名馬」という位だから、大怪我を負わないうちにタップするのはいい事だとは思うけどね。

予想の結果

勝者当たり、展開はハズレ、フィニッシュもハズレ。スタミナがどうのこうの以前の問題。オーフレイムはそれくらいはできる選手だと思うんだけどねぇ…誤算だった。

第九試合 羅刹議員

PRIDE無差別級GP 準決勝戦 10分1R + 5分2R
ミルコ・クロコップ(188cm/100.4kg/クロアチア/チーム クロコップ)
ジョシュ・バーネット(191cm/116.0kg/アメリカ/AMCパンクレイション/PANCRASE 無差別級王者)
[1R 7分32秒 KO]
※グラウンドでのパンチ

試合前の予想

僕の予想だとバーネット vs シウバか…。全然予想がつかないんだけどバーネットが勝つんじゃないかなぁ。どういうフィニッシュになるかは想像もつかないけど、バーネットの圧力にシウバが大苦戦するって展開になるんじゃないかな。フィニッシュは判定勝利という事にしておこう。

試合の感想

顔を大きく腫らしているバーネット。見るからに痛々しい姿だが、それでもグリフォンさんはバーネットの勝利を信じて疑わない。なかなかに一途な姿ではあるのだが、実はこの人、前の試合では「ノゲイラ相手にここまでやってくれれば、もう負けても大丈夫」とやたらと弱気な発言を繰り返していたのだ。そんな後ろ向きな応援じゃ負けちゃうよ?


前回の対戦では、巨体のバーネットが前に出続ける事でミルコップにプレッシャーを与え続けたが、今回は手負いも手負いで前回のような勢いがない。ミルコップはバーネットの前進を両腕で簡単に捌き続けた。組み付く事ができないバーネットは得意のヒザ蹴りも不発、ミルコップは強烈なミドルキックでダメージを与える。その蹴り足を捕ったバーネットだが、自ら引き込んでしまう弱気なファイトぶり。顔を見るとかなり苦しそう。スタミナはもう限界なのだろう。

再びスタンド、接近したミルコップが強烈な左ボディブローを放つ。喰らったバーネットが力なく崩れると、ミルコップは鉄槌を猛連打し、最後はバーネットの足関節を崩したミルコップが強烈な顔面へのパンチ。バーネットは目元を押さえながらタップ。ん?怪我したのかな?目元なだけに危ないねぇ。

こうして、ついに「無冠の帝王」の看板を下ろしたミルコップは思わず涙。対するバーネットも、怪我から回復後には笑顔でミルコップと握手。爽やかだな、なんでノゲイラとだけは仲良くできないんだろうねぇ?


今日のミルコップは文句なく強かった。最近はモチベーションの低下を指摘されていたが、この日の左ミドルキックを見る限りでは「完全復活」としか言いようがない。このコンディションであれば、たとえ誰が相手であろうともミルコップが勝っていただろう、そう思わせるくらいに強かった。その強さには手放しに賞賛を贈りたい。おめでとう!

対するバーネットは、このトーナメント全体を通してその存在を充分にアピールできただろう。思えばDynamiteでのノゲイラ vs サップから四年、格闘技マニアの間でブレイクを期待されながらチャンスに恵まれなかったバーネット。今こうして大観衆の歓声を浴びる姿は感慨深いが、バーネットを来日させる切欠を作ったグリフォンさんや龍頭君は、僕以上にその想いが強いだろう。

”青い目のケンシロウジョシュ・バーネット 新世紀最強オタク伝説

http://www20.tok2.com/home/gryphon/JAPANESE/UG/joshUG.htm


そして、アメリカ人であるバーネットの活躍は、アメリカ進出を狙うPRIDEにとっても大きな武器になるのだ。その相手は、かつては完全に下部団体と化していたUFCだ。立場が逆転した今、バーネットはPRIDEの救世主となれるのか?

予想の結果

そもそも、対戦カードそのものが外れている(苦笑)。んで、それでは勝敗予想が成立しないので、龍頭亭では第三試合の終了後に予想し直し。僕はミルコップが1R、ハイキックで勝利と予想。その結果は…勝者当たり、展開は予想なし、フィニッシュはハズレ。今日のミルコップの強さは、K-1 MAXでのブアカーオばりに神々しかった。

雑感

無差別級GPに関してはまったくと言って良い程に文句がない。どの試合も本当にレベルが高く、観る側にとってPRIDEがこれからも「夢舞台」であり続ける事を証明したように思う。まあ、いつまで続くかはわからないが…。


それ故に、第六試合の罪はあまりにも重い。今日はこの試合のせいで、観戦への集中力がで完全に途切れてしまった。観戦の途中にあれだけブーブー言いながら観戦したのって本当に久しぶりだ。中村は試合前に「中尾にPRIDEの厳しさを教える」と言っていたが、結局は中尾だけではなく観客にも「PRIDEで中村の試合を見る厳しさ」を教えてしまい、自身も「PRIDEにおける『中村人気』の厳しさ」を教わっていた、というか。花道を下がる時、誰からも握手を求められない日本人の姿を初めて見たよ。


いい試合が続いたのに、あの試合が一試合でスッカリ気持ちが切れてしまった。PRIDEも中村も猛省して欲しい。

最後に

なにげなく龍頭亭に行くと、テーブルの上にはバースデーケーキが!





正直、アリガトー。


以上、涙で前が見えない…。