5/3 HERO’S 代々木第一体育館興行(地上波) 簡易観戦記
HERO'Sには、いい男がいっぱいよ！ キャッ！ ξ(ﾟ∀ﾟ ≡ ﾟ∀ﾟ)ξ
本日は家でHERO'Sを観戦。HERO'Sは「一度は生で観なけりゃいかんなぁ」と思っているんだけど、それは今回ではない…というか。
今回の興行の目玉は、「ミドル級 世界最強王者決定トーナメント」と、今年初となる山本 "KID" 徳郁の試合。トーナメントは美形揃い。HERO'Sファンにはお馴染みの「ZSTのエース」所秀男と「元修斗ウェルター級王者」宇野薫が参戦。他にも慧舟會の中原太陽と門馬秀貴も登場、ビジュアルのいい選手ばかり揃え、磐石の布陣で視聴率に挑む。
えっ？「じゃあ、上山龍紀はどうなんだっ!?」って？ま、上山だって悪い顔ではないよね、周りがもっといい男なだけでさ。それよりも…この路線だと高谷裕之の参戦は難しそうだなぁ、強いのに(ちなみに最近参戦してないのは、怪我のせい…という事を今知った)。
オープニングファイト 二人とも知らな〜い。片方デブだし。 ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ
無差別級 ５分２Ｒ + 延長５分１Ｒ
○浜中和宏(172cm/98.9kg/フリー)
●WAKASHOYO(180cm/147.2kg/チーム パオン)
[１Ｒ １分２２秒 アームロック]
第一試合 「白鯨」と「ハイパーゴリラ」？ 興味な〜い。 ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ
無差別級 ５分２Ｒ + 延長５分１Ｒ
○アントニオ・シウバ(195cm/140.5kg/ブラジル/FIGHT CO.)
●トム・エリクソン(193cm/126.8kg/アメリカ/フリー)
[１Ｒ ２分４９秒 ＴＫＯ]
※マウントパンチ
感想
僕らのアンクルトムよりデカいシウバ。僕らのアンクルトムより全然若いシウバ。圧勝は必然である。アンクルトムも自分より大きい選手との対戦なんて、そんなに経験してないだろうし。…とはいえ、アンクルトムを完封して勝つんだから、シウバの実力はニセモノではないだろうさ。
そういう事とは別に、地上波ＴＶのような一般メディアが率先して、その容姿を挙げて「ゴリラ」を連呼するのはちょっと不快だったなぁ。「未知の外国人」につけるミドルネームとして、何とかならんのか？ま、本人は結構ノリノリだったようにも見えるけどね。
第二試合 曙さんまた負けちゃった。ま、あんな体じゃダメよね。 ξ ´,_ゝ｀)ξ
無差別級 ５分２Ｒ + 延長５分１Ｒ
○ドン・フライ(185cm/103.7kg/アメリカ/フリー)
●曙(203cm/210.0kg/チーム ヨコヅナ)
[２Ｒ ３分５０秒 フロントスリーパー]
感想
まず、フライが体を絞っていて一安心。もう40歳だし、減量はムリかなぁ…なんて思ってたんだけどね。
2005/10/2 時点でのドン・フライの勇姿。立派なビール腹を堪能せよ！
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/photo/200510/im00023210.html
で、ボーノさんにしては稼働率の高い試合だったなぁ。相撲は余程の事がない限りは１分以内に決着がつくから、長ければ長いほどボーノさんには不利なんだろうけど。２月にプロレスでブロック・レスナー相手にスタミナ不足を露呈したばかりのボーノさん、やっぱり最後はスタミナ切れ、というか。
これじゃフライも勝った気がしないだろう…って、今の彼は試合の後のビールが旨けりゃいいのかな？
第三試合 中原って若いしいい男だけど、負けちゃったし…。 ξ ﾟＡﾟ)ξ
HERO'Sミドル級 世界最強王者決定トーナメント 一回戦 ５分２Ｒ + 延長５分１Ｒ
○イヴァン・メンジヴァー(168cm/66.0kg/カナダ/トリスタージム)
●中原太陽(174cm/67.0kg/和術慧舟會GODS)
[判定 ３−０]
感想
この試合は放送なし。中原もメンジヴァーも見るのを楽しみにしてたが…。とはいえ、１時間５０分の放送時間の中で、全十試合中七試合をちゃんと放送したHERO'Sを責めれないか…。でもやっぱり見たいよなぁ。
んで、スポナビを読む限りでは試合は膠着気味だったけどメンジヴァーが押していたようだ。PANCRASEでの志田戦のような派手な展開はなかったみたいだけどね。ま、二回戦で試合ぶりを見れればいいか。またあの美しい人間橋(ジャーマン スープレックス)が見てみたい。
第四試合 上山…って、あの人もうオジサンじゃん！ ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ
HERO'Sミドル級 世界最強王者決定トーナメント 一回戦 ５分２Ｒ + 延長５分１Ｒ
○ハニ・ヤヒーラ(169cm/66.0kg/ブラジル/アタイジ ジュニア柔術)
●上山龍紀(181cm/70.0kg/チーム キングス)
[判定 ２−０]
感想
ダイジェストで見た限りでは上山の完敗。そりゃそうと、ＴＶでは門馬の減量ばかり取り上げられてたけど、上山だって減量してるんだよねぇ…。格闘技は「減量を争う競技じゃないんだから！」(by 小野寺力)。
それにしてもヤヒーラは強い、実に攻め達磨というか。MARSでのヤノタク戦を思い出すね。
P.S.：今見たら、「小野寺力」がキーワード登録されてるみたいだけど…野球選手の方かい！俺が言ってるのは天才キックボクサーの方なんだけどなぁ…。
第五試合 門馬って、痩せる前の顔の方がイケメンじゃん！ ξ ﾟＡﾟ)ξ
HERO'Sミドル級 世界最強王者決定トーナメント 一回戦 ５分２Ｒ + 延長５分１Ｒ
○Ｊ．Ｚ．カルバン(173cm/70.0kg/ブラジル/アメリカン トップチーム)
●門馬秀貴(182cm/69.1kg/和術慧舟會A-3)
[１Ｒ ２分８秒 ＴＫＯ]
※グラウンドパンチ
感想
カルバンは全く知らない選手だったが…メチャメチャ強かったなぁ、本当に門馬に何もさせなかった。最後のグラウンドパンチはやたらと強烈だし。こりゃあ、間違いなく優勝候補だねぇ。対する門馬、さすがに14kgの減量はムリがあった、というか。普段の姿を知っているだけに、減量した…というよりは「痩せこけてしまった」と言った方がいい姿、早く栄養のあるものを食ってくれ。
それとは別に。門馬についての解説の中で谷川氏が「MARSでホドリコ グレイシーと引き分けた選手」として説明してたっけ。お互いに自ら膠着を誘発していたあの試合を指して「引き分けた」という言葉を使って欲しくないねぇ。
第六試合 私の所さん…、負けちゃた…。 ξ´・ω・｀)ξ
HERO'Sミドル級 世界最強王者決定トーナメント 一回戦 ５分２Ｒ + 延長５分１Ｒ
○ブラックマンバ(183cm/69.9kg/インド/フリー)
●所英男(170cm/67.7kg/リバーサルジム)
[１Ｒ ４３秒 ＫＯ]
※膝蹴り
感想
所がタックルにいき、そこへマンバの猛毒炸裂、カウンターのヒザが入って戦慄の秒殺劇。
観客も井上和香もみのもんたも言葉を失い、ただただシーンとする会場。困った困ったHERO'S、「所、トーナメント一回戦敗退！」というドラマをどう使うのかは見物。
ま、僕としては…「ミドル級 世界最強トーナメント」の開催中は、所はZSTのリングに上がってもらえればいいです、ハイ。あんまり悲しくない、というか。
第七試合 私の宇野さん、勝ったわぁ！ ξ ﾟ∀ﾟ)ξ
HERO'Sミドル級 世界最強王者決定トーナメント 一回戦 ５分２Ｒ + 延長５分１Ｒ
○宇野薫(172cm/69.8kg/和術慧舟會東京本部)
●オーレ・ローセン(177cm/69.8kg/デンマーク/アンテイムド)
[１Ｒ ４分３６秒 チョークスリーパー]
感想
宇野は慎重に試合してたねぇ。じっくり攻めて、しっかり一本勝ちを収めるあたりはさすが、というか。
対するローセンなんだけど、かなり便利に使われているなぁ。試合間隔が短すぎるっつーの。確かに身体能力は高いけど、逆に言えばそれだけでしょ？「餅は餅屋」、やっぱりローセンはキックに専念して欲しい。
第八試合 「柔道最高」？ そんなものなのかなぁ？ ξ ´_ゝ｀)ξ
８５ｋｇ契約 ５分２Ｒ + 延長５分１Ｒ
○秋山成勲(177cm/85kg/フリー)
●永田克彦(170cm/80.2kg/チーム キングス 新日本プロレス)
[１Ｒ ２分２５秒 ＫＯ]
※左ソバット
感想
試合中に使っていた打撃も力が抜けていていい感じ。最後のソバットはグサリと刺さったし。こりゃ本格的に総合格闘家になってきたかな？そろそろ秋山に強豪を当ててくれよ、FEG。
そりゃそうと…「柔道最高！」って、柔道技使ってないじゃん(苦笑)。
第九試合 私のKID、キャーーーーッ！ *:.。..。.:*・゜ξ ﾟ∀ﾟ)ξ゜・*:.。. .。.:*
７０ｋｇ契約 ５分２Ｒ + 延長５分１Ｒ
○山本"KID"徳郁(163cm/64.4kg/KILLER BEE)
●宮田和幸(172cm/69.6kg/フリー)
[１Ｒ ４秒 ＫＯ]
※飛び膝蹴り
感想
シャイニング・ウィザードは最初から狙ってたんだろうね。「レスリングでは宮田に勝てない」と見たのかな？いずれにせよ４秒って凄いなぁ、本当に見事。井上和香がまったく事態を飲み込めずに「えっ!? えっ!?」と言うばかりなのが印象に残った。普段は「格闘王」でエラそうに講釈たれてるくせに(勿論、台本読んでるだけだけど)、いざとなったら言葉もでない…っていうのは情けない。
そりゃそうとKIDの変な入場曲、よく聞くと「ダースベーダーのテーマ」なのね。
雑感、ところであのマスクマン、誰？ ξ ﾟ△ﾟ)ξ
とにかく今日はメインイベントのインパクトが、所の敗北を始めとした日本人選手の敗北劇で得た喪失感を全てひっくり返してしまった。イヤイヤ、いいものを見たなぁ。
あと、この日のビックサプライズである「桜庭和志、HERO'Sに参戦決定！」についてだけど…、格闘技界としては「ビック・サプライズ！」でありながら、観客があまり沸いていない様子を見るにつけ、「HERO'Sは客層については、本当に何もない畑を耕していったんだなぁ」という事を痛感した次第。今日の地上波放送でも、新たな客層の獲得の為か、みのもんたという名の飛び道具を使ってたし。お茶の間を相手にすると谷川氏は圧倒的に強いね。
ξ ﾟ∀ﾟ)ξ ＜ 以上、長文失礼。
