火星の話

火星旅行の話

8/17付けgryphonさんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060817)で、

と言ってるそばで、中規模興行の新規参入が挫折?

井田英登「時に放浪、日々朦朧」 」より
http://www.boutreview.com/blog/ida.php?itemid=74

・・どんな団体であれ、選手が上がれるリングが一つでもダメになってしまうのは忍びないという、ちょっと青臭い理想論を抱えていたのが失敗のもと。

当然、書き手の僕が一つのイベントに入れ込んで手伝う事には、賛否両論あるだろう。(略)

ただ、二大メジャーに選手が支配されて、選手が自分の意志のままに自由に動けない格闘技界の現状は、僕は決していいとは思っていなかったし、もっと沢山のプロモーターがこの業界に参入して、“自由通商”が確立するほうが絶対いいとも考えて来た。

・・資金的には業界でも中規模クラスのイベントを打つ事が出来る。ただ、残念ながら彼は格闘技界の現状には全く疎いご老人。したがって色々、現状にあわない決定などを下して、現場を混乱に陥れたりもする。例えば、見栄っ張りだけで、新進団体の身の丈には全くそぐわない一万人クラスの会場を借りてしまい、そのサイズに苦しむといったトンチンカンなことを平気でやる・・・

なかなかこういうのもでも、まあずまあずの成功というのは難しいですね。


稼いでも火星でも、おっつかない。

とある。


火星と聞くと黙っていられない。僕は火星に『二度』旅行した事があるからだ。

正直、一度だけ火星に旅行しに行った人は多いだろうけど、あそこは何にもない星だから「一度見れば充分!」って人が多い。実際、ツアー客も一度目より二度目の方が圧倒的に少なかった。千葉県あたりではツアー券がタダで出回っていたらしいが、それでも圧倒的に少なかった。「火星に行くのがタダ!」と聞けば飛びつく人も多そうだが、世の中の人は何にもない星に行く程にはヒマではないらしい。


あ、携帯電話で撮ったから写真は小さいけど、二度目の火星旅行の写真があったっけ。




火星旅行が売れない程に財布の紐が堅い世の中。「何もない星」に行きたがる人はいないとはいえ、まあずまあずの成功というのは難しいですね(引用)。

どうなのよ?

井田英登「時に放浪、日々朦朧」 」より
http://www.boutreview.com/blog/ida.php?itemid=74

当然、書き手の僕が一つのイベントに入れ込んで手伝う事には、賛否両論あるだろう。

というより、「やる側」の人が実際の開催を前に内情を暴露するのって反則じゃないの?しかも、それをやった人の本業は格闘技ライター。文章の内容には同情する部分もあるけど…「ライター」という立場でこんなやり方が平気でできる人の言う事に説得力はないなぁ。

だいたい、もともと上記写真のような状況(ちなみに写真は「幕張メッセ」、一万人規模の会場)はわかった上で手伝っているのに。中小の興行を毎週のように見ている人であれば、総合格闘技ブームも下火になってきた事は百も承知のはず。そんな中でこんなステキな興行が打てる人々なんだから、「それなりの理由」があるのは、僕みたいな素人でもわかるっちゅーの。


それでもあなたは手伝ったんでしょ?そして必要以上に内部まで関わったんでしょ?


じゃあ、最後までやりなさいよ。よしんば最後までやらなかったとしても、関わった興行についてはホトボリが醒めるまで「貝」になるのがスジってもんでしょ?同じ事を書くけど…いくら具体的な団体名を伏せているとはいえ、ライターって立場の人が、何かを伝える事を生業にしている人が、開催を目前に「関わった興行の内情を暴露する」というのは単純に気分が悪いね。


以下、おまけ。

ただ、この会社には格闘界の事情にも詳しいSさんという社員が一人居て、この人にほだされてしまったのである。


〜(略)〜


ただ、そうするうちにSさんは、一連のストレスが原因となったか、病気でダウンしてしいまい、すっかり会社に姿を見せないようになってしまった。今回の頓挫騒動の最大の敗因は、彼が現場から消えてしまった事だったかもしれない。


〜(略)〜


ある程度理想主義は横に置かねばならないだろうなと、覚悟を決めて飛び込んだ状況とはいえ、ホントに泣きたいような四面楚歌だった。僕にこの苦境を押し付けて、とっとと姿をくらましてしまったSさんを何度恨んだか判らない。

どれだけ綺麗に書こうとしても「Sさん」を恨まずにはいられない。筆者の動揺っぷりが伺える。