吉田ナゴヤ堂presents 秋の『GJ仏』collection

今、時代の最先端は『GJ仏』!

みなさん、秋の夜長をいかがお過ごしですか?雑誌やインターネットで、この秋の流行をチェックしてしている方も多いと思いますが、色々なものを見ているうちに「どれが流行なんだろう?」と迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

そんなあなたにこっそり教える、今年のトレンドの決定版!それはズバリ『GJ仏(グッジョブツ)』(ライブ・パフォーマーの中野氏(http://www.argas.net/~nakano/)による素敵な造語)です!散歩は好きだけど、今まで大仏になど興味のなかった吉田ナゴヤ氏と高倉仮面の間で、局地的に流行した『GJ仏』。このページでは、その良い所だけをギュギュっと絞ってご紹介!

あなたも、この秋にピッタリの『GJ仏』を見つけて、ライバルに差をつけましょう!

東京大仏(乗蓮寺)




東京23区内にある大仏様では最大で、青銅製の鋳造大仏では奈良・鎌倉に次ぐ日本で三番目の大きさを誇る漆黒の大仏様(全高12.0m)。立派なモノなのに有名じゃないのは、この大仏様が昭和四十八年(1973年)に製造された新しいものであることと、23区内といっても板橋区の奥の赤塚山にあり、交通手段に難があるからなのだろう(東武東上線 成増駅よりバスで20分)。

ちなみに。もし東京近郊在住の方で「旅がしたいけど、忙しい!」という方は、是非この大仏様がいらっしゃる乗蓮寺に行かれることをお薦めしたい。赤塚山付近はとても東京23区の中とは思えない程、辺りの景色が「山の光景」となっている上、大仏様が置かれている乗蓮寺そのものも、非常に奇麗な建物なのでね。

日本寺大仏(日本寺)




房総半島の山々の一つ、鋸山(のこぎりやま)。その中にあるのは、国号を冠する寺、日本寺。神亀二年(725年)に行基によって開かれた関東最古の勅願所で、慈覚大師、弘法大師などの名僧も修行していたという。こんなに凄い歴史があるのにあまり有名じゃないのは、アクセスがもの凄く悪いのと(JR内房線 浜金谷駅より歩いて5分で鋸山ロープウェイに乗り(乗車時間5分)、頂上に着いたらそこから約40分山の中を歩く)、肝心な日本寺の本院が失火によって消失しているからだろう。

そして、ここにある日本寺大仏様は天明三年(1783年)に建立された、日本最大の磨崖仏(全高31.0m)である。といっても、その大きさがよく判らない人もいるだろうから、吉田ナゴヤ堂本舗の店主にして、吉田ナゴヤ堂本舗の専属モデルでもある、吉田ナゴヤ氏(http://www.yoshida758do.com/)と大仏様の大きさを比較していただきたい。う〜ん、江戸時代にこれだけの大きさの大仏を造るのは大変だったんだろうなぁ。

上野大仏(寛永寺)




上野公園(JR上野駅より徒歩5分)内にある大仏様なのだが、今は顔だけが残るのみである。なんでこんな姿になったのかと言うと…。

寛永八年(1631年)
戦死者慰霊のために建立。
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正保四年(1647年)
地震により、頭部が崩れ落ちる(一回目)。
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万治年間(1658年〜1661年)
金銅像として再興。
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天保十二年(1841年)
火災により損傷、頭部が落ちて砕け散る(二回目)。
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天保十四年(1843年)
新鋳再建。
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安政二年(1855年)
安政大地震により頭部が落ちて破損(三回目)。 でもその年のうちに修復。
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大正十二年(1923年)
関東大震災により頭部が落下(四回目)。ついに解体撤去。
その後資金の目処が立たず、再建計画は放棄(!)。
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昭和十五年(1940年)
撤去後は寛永寺が保管していたが、
顔面部を除く頭部と、胴部以下が軍需金属資源として供出される(!!)。
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昭和四十七年(1972年)
顔面部をレリーフとして旧跡に安置。 ← イマココ

頭部の落下と修復の歴史を繰り返した末に、もはや存在自体が「『大仏』とは何か?」という謎かけのような姿になってしまった上野大仏様だが、今では『合格大仏』として親しまれている。何で『合格大仏』なのかというと「首は四度も落ちたけど、顔だけならもう落ちないっ!」ってことらしい。う〜ん、逞しい。何かが、もの凄く逞しい。

ちなみに大仏様の横、在りし日のお姿がそっと飾られている。「なんか、顔が違うぞ!」とかいうツッコミはなしの方向で。



鎌ヶ谷大仏




新京成電鉄の駅名にもなっている大仏様(新京成電鉄 鎌ヶ谷大仏駅より徒歩5分)。

…イヤ、画像を見れば分かる通り実際はまったく大きくないし(全高2.3m)、地元の人々も「鎌ヶ谷ミニ仏」と揶揄している上、新京成電鉄が行楽客の呼び込みのポスターを張り出したところ、実物を見た行楽客に非難を浴びせられたらしい(Wikipediaより)。オイオイ散々だな、可愛らしくて良い大仏様だと思うんだけどねぇ。

建立は安永五年(1776年)。福田文右エ門という人が、先祖の霊の冥福を祈る為に江戸神田の鋳物職人に作らせたもの。つまりこれは、他の大仏様とは違って個人の所有物なのである。ちなみに、この大仏様にちなんだ「鎌ヶ谷大仏 〜DIVE TO LOVE(だいぶ・つ・ラブ)〜」なる楽曲もあるそうな(Wikipediaより)。へ〜。

牛久大仏(牛久浄苑)




平成五年(1993年)に建立された、世界で二番目の大きさを誇る大仏様(JR常磐線 牛久駅よりバスで30分)。その大きさたるや、比較用の吉田ナゴヤ氏の姿が見えなくなるくらいに引かないと、写真で全身像を写せないくらいだ。「手のひらには、奈良の大仏が乗っかる」という牛久大仏の全高は120.0m。イデオンよりもデカいが、ダイターン3よりは小さい。っていうか、どんだけでかいのよダイターン3!

尚、上記写真だけでピンとこない方は、以下の写真も見てみて欲しい。大分、そのデカさが伝わると思う。




よく晴れた日であれば、六本木ヒルズの展望台からその姿を遠目に見ることも可能だというこの大仏様は、中に入ることも可能だ。その模様を吉田ナゴヤ氏が動画にしてくれたのでご紹介。

「牛久リベンジ3」潜入!大仏胎内24時!

■URL■http://www.youtube.com/watch?v=fIfdybFEmq4

鎌倉大仏(高徳院)




言わずと知れた『二大メジャー大仏様』の一つなのだが、建立年がハッキリとせず(「嘉禎四年(1238年)、最初は木像として造られた」という説がある)、誰が(源頼朝北条泰時など諸説あり)、何を目的として創らせたものなのかも分かっていないという、実は謎の多い大仏様。言われてみると、学校の教科書で大仏様の写真は見たけど、その具体的な歴史については何も習わなかったような気がするな。

大仏の前で吉田ナゴヤ氏と一緒にポーズをとっているのは、ライブ・パフォーマー集団「全員メガネ」のリーダーである中野氏。実はちょこちょこ世間を騒がせている御仁で、過去には2008年の奈良ゆかりフォーラムに、完成度の高い「せんとくん」のコスプレで参加して話題になったりしている人なのだ。彼の率いる「全員メガネ」のパフォーマンスは、Youtubeで視聴が可能ですぜ。

中野の鼻「せんとくんに会ってきたよ」

http://www.argas.net/~nakano/item/1354

中野の鼻「全員メガネまとめ」

http://www.argas.net/~nakano/item/1343


ちなみに牛久大仏様と同じように、鎌倉大仏様の中にも入れたりする。料金は20円と超格安。中から上を覗いた様子はこんな感じ。奥の方のボツボツは大仏様の頭の螺髪(らほつ)でっせ。



空也上人立像(中野氏) ※実物は六波羅蜜寺




先にご紹介した中野氏が、今年のコミケで披露した渾身のコスプレ姿がこちら。自ら『GJ仏』と化した中野氏なワケだが…マジですげえ再現度だ!

国の重要文化財に指定されている空也上人立像は、疫病が蔓延する京の街を歩く空也上人を像にしたもの。鉦(かね)を鳴らしながら、念仏を唱えて悪霊退散を祈る空也上人の口から出ている阿弥陀仏の小仏は、「南無阿弥陀仏」の六字を象徴したもの。教科書にも載っている仏様だから、名前は知らなくとも姿を知っている人は多いはず。それを踏まえた上でもう一度、この写真を見て欲しい。そしてもう一度言おう…マジですげえ再現度だ!

いや〜っ、こういう人と一緒に大仏を見ることができたのは、非常に有難い話だなぁ(しみじみ)。

中野の鼻「コミケお疲れ様でした」

http://www.argas.net/~nakano/item/1583

最後はやっぱり宣伝

というワケで吉田ナゴヤ氏の新作Tシャツ、今日なら秋葉原三月兎で直接、買えまっせ。それがダメでも、ネットならいつでも購入可能です。年中無休。ええ、正月でも可能です。多分…。



◆◆◆吉田ナゴヤ堂本舗◆◆◆
http://www.yoshida758do.com/