5/23 亀田の帰る場所 大阪市中央体育館興行(地上波) 簡易観戦記・改

最初に上げた観戦記はあまりにも内容を見ていない文章でした。酔った勢いで書いていたモンで…。今、しらふの状態でビデオを見返しました。書き直しております。ホント、スイマセン。



そういえば…TVで亀田のオヤジを見る回数も随分と減ったなぁ

「あ、そうか。今日は亀田興毅の試合があるのか。またしても当日までスッカリ忘れていたなぁ。ま、とりあえず見てみるか」。

と、まあ僕と同じような感覚で亀田の試合を見ていた人は多いんじゃないのかなぁ。あれだけ世間を騒がせた亀田三兄弟も、今ではすっかり影が薄くなっちゃったねぇ。それとも…単に僕がTVを見てないから、煽り番組等を見逃しているダケなのかな?

イヤ、そんな事はないなぁ。やっぱり、TVへの露出そのものが少なくなっているよね。


今日流れたTV映像の中では、亀田家の三男・亀田和毅の海外修行ぶりがなかなかの好印象。意外に爽やか君なのね、ボクシングに対する姿勢も真摯だし。悪い噂にへこまずに、伸び伸びと成長して欲しいね。


ちなみに、観客の入りは満員だそうで。世間様は見てなくても、地元の人々は亀田の凱旋を待っていた!といったところか。

第四試合 「浪花の弁慶」より大きい「江戸の牛若丸」が登場

ウェルター級 3分10R
○牛若丸あきべぇ(協栄/東洋太平洋ウェルター級 九位 & 日本ウェルター級 一位)
●ジャック・マカン(インドネシア)
[2R 1分50秒 KO]
※右フック

あきべぇの入場曲は「嗚呼、人生に涙あり」。牛若丸なのに水戸黄門源義経なのに水戸光圀


今日は終始、余裕を持ってインファイトを挑んだあきべぇ。主武器として使っていたノーモーションの左ストレートはなかなか凄いね。なんの前触れもなく重そうなパンチが飛んでくるっていうか。対戦相手にしてみりゃ、たまったものじゃないだろうな。最後は至近距離での右フックであっさりとKO


んで、試合の感想については…あまりにも一方的で特に書く事がないや。相手もいわゆるノーランカーだし。正直「連勝記録を伸ばす為の消化試合」だね。日本記録達成の日までは、この調子なのかな。微妙やね…。

第七試合 「浪花の闘拳」、今日はデモンストレーションマッチ

フライ級 3分10R
亀田興毅(166cm/50.5kg/協栄/WBA世界フライ級 一位 & WBCフライ級三位 & 前WBA世界ライトフライ級 王者)
イルファン・オガー(162cm/50.8kg/インドネシア/東洋太平洋ライトフライ級 二位 & インドネシアライトフライ級 王者)
[8R 2分23秒 TKO(レフェリーストップ)]
※オガーは6Rにダウン1、8Rにダウン1

花道に作られた『龍の口』だが…、なんだかマヌケな顔だったなぁ。龍のあくびの中から亀田が出てきたように見えちゃったよ。


今日の亀田は久々のインファイト。積極的に前に出ては、近距離からボディ打ちとワンツーを連打。対戦相手のオガーは亀田の圧力を捌けず、早い段階で手が出なくなったが…クリンチしたり逃げたりしていないところを見ると、亀田のパンチはそこまで効いていないのだろう。

こうして「一方的な展開ながらもダウンが奪えない」という、亀田ファンにしてみればイライラする展開が続いたが、6Rはオガーがボディ打ちを嫌がり始める。勝機と見た亀田はロープ際で左ストレートを叩き込むと、オガーを押し込んで場外へと突き出す。すると、これを見たレフェリーがオガーにダウンを宣告。う〜ん、どう見てもダウンのようには見えないけどなぁ…。

その後、オガーはしゃがみながらガードを固める場面は増えたものの、動き等を見ていてもダメージがあるようには見えなかった。う〜ん、こりゃ疑惑のダウンだな。ま、亀田が悪いワケじゃないと思うけど。


んで、8R。開始早々、ローブローからワンツーを放った亀田に注意が与えられる。このローブローは意図的に放ったようにも見えたが…。試合は続行し、亀田は左フックでようやく二度目のダウンを奪った。これもオガーが押し込まれてバランスを崩したダケにも見えなくはなかったが…まあ多少は効いていたのかな。

最後は亀田のラッシュに対して、これまで通りに闘おうとするオガーをレフェリーがムリヤリ止めた赤井秀和が「レフェリー、早く止めすぎですねっ!」と言っていたのはよくわかる。どう見ても、オガーはまだ体力は残っていたでしょ。ま、手も足も出ない事は変わりないとは思うけどね。

試合後、亀田は珍しく対戦相手を褒めていたけど、あれは「相手を仕留めるのに、時間が掛かってしまった事への言い訳」のように見えたなぁ。…っていうか、世間の風評に合わせて強気な発言は自粛したのかねぇ。


まあねぇ。世間では色々は言われてはいるものの…なんだかんだで元世界チャンピオンの肩書きを持つ亀田に、オガーの実力はまったく見合っていなかったのは事実だね。だからでこそ、レフェリーは止めるタイミングを間違えずに、亀田にキッチリと相手を倒させるべきだったんじゃないかな。なんだか消化不良だよ。

雑感

多少の疑惑を残しつつもKO勝ちを修めた亀田。確実に一歩一歩、ポンサクレック・ウォンジョンカム戦が近づいているねぇ。恐らく次の試合は世界戦の前哨戦、秋から年末の間に待望のポンサクレック戦…みたいな流れになるのかな。

さ、次は7月1日の坂田健史vsロベルト・バスケスですな。大一番の連続、協栄ジムも大変やね。


以上、簡単すぎで失礼。